2008.03.20

ANA、MRJを購入する見込みでおJAL。

A00a MRJ速報。ボムバル機を抱え込み過ぎて不安を与え続けているくせに冷ややかだった全日空が、ようやく賢明な判断をし始めた模様。

当然、小型機に切り替えたい日航も追随。その他、地方路線専門の航空各社もMRJを必要としているはず。

いよいよ、現代版プロジェクトXが完成に近づく。

三菱重工のMRJ 日航、全日空が30機前後、事業化に弾み

2008.3.20 00:53

 全日本空輸と日本航空は、平成24年以降導入する短距離用次期小型ジェット旅客機に、三菱重工業が開発中の国産ジェット「MRJ」を購入する方向で最終調整に入った。全日空グループは30機前後、日航も同程度以上の機数を購入する見込み。三菱重工は100機の事前受注をMRJ事業化の目安としており、初の“日の丸ジェット旅客機”実現に弾みが付きそうだ。

 MRJは、70〜90席の小型ジェット機。燃費性能に優れた最新の次世代省エネ機として、燃料費の高騰に苦しむ航空各社の導入需要が期待されている。

 全日空は、グループ会社で運航中のボンバルディアDHC−8(56〜74席)と、共同運航や予約システム代行で親密な関係にある地方路線専業のアイベックスエアラインズ(東京)のボンバルディアCRJ(50席)の次期代替機購入に向け、今年1月に社内に「機種選定委員会」を設置した。カナダのボンバルディア機とブラジルのエンブラエル機にMRJを加えた小型ジェット機3候補から、絞り込み作業を進めている。

全日空は正式決定に至っていないが、「国を挙げたプロジェクトを応援しないわけにいかない」(関係者)と、MRJ購入の意向を固めたもよう。日航も全日空に追随する方向だ。

 ただ、両社は国産のプロペラ旅客機「YS11」が昭和48年に生産中止となり、機種計画変更を迫られた苦い経験がある。購入に厳しい注文をつける見通しで、契約内容は流動的だ。

◆MRJ(ミツビシ・リージョナル・ジェット)経済産業省が旗振り役で、三菱重工業が事業化を進める国産初のジェット旅客機。東京−香港間など短・中距離路線で平成24年就航を目指す。座席数は70席超と90席前後の2種類。開発費1500億円を見込む。

早く乗りてえ。

見て、これ美しい! 三菱重工のホームページからMRJのCGをご覧あれ。

規格的にボムバルディアと同等だが、高級感が全然違うね。この美しい国産ジェットMRJが、全日空ペイント日航ペイントで日本の空を飛び回る日を心待ちにしています。

あと、忘れちゃならんのが横田空域の返還な。日本列島のど真ん中で邪魔しとる。これが全面返還されたら、かなり安全かつ快適な運航が可能。

 

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Posted by 奥田健次 環境, 経済・政治・国際 |

2008.03.18

「クジラの肉は牛肉より環境に優しい」

そりゃ、えんどう豆は「絶対に違う!」と主張するでしょうな。

今回は「クジラを食べた方が環境に優しい」という、さらなる根拠の提出ですから。敵視している捕鯨国から「環境に優しい」などと言われたら、えんどう豆こそ「鳩が豆鉄砲を食ったような」状態でしょ(笑)。

クジラの肉は牛肉より環境に優しい=ノルウェー活動家

2008年 03月 4日 10:26 JST

 [オスロ 3日 ロイター] ノルウェーの捕鯨推進活動家は3日、捕鯨が畜産よりも環境に優しいことが調査を通じて分かったとし、クジラを食べることが地球を救うことにつながるとの見解を示した。

 捕鯨船の燃料消費に焦点を当てた同調査では、鯨肉1キロ当たりの温室効果ガス排出量は1.9キロであり、牛肉の同15.8キロ、豚肉の6.4キロ、鳥肉の4.6キロに比べて少ないと指摘。「牛肉の食事1回分による温室効果ガスの排出量は、鯨肉の食事8回分に相当する」としている。

 北極圏沿岸地域を代表する捕鯨推進団体ハイ・ノース・アライアンスの関係者は「他の種類の肉との比較では、地球のためにできる最善策がクジラの肉を食べることであることが分かった」と述べた。

 一方、環境保護団体グリーンピースは、肉に比べればほぼすべての食べ物が環境に優しいとし、この主張を否定している。

地と海と空の獣のうち、何か特別なものだけ食べないようにしようという考えが、そもそもの間違い。人間には、それらを屠ることが許されとります。

この原理原則を無視するやつらは左翼としか言いようがありません。

えんどう豆って何って? Greenpeaceのことですわ。Greenpeace → Green peas。
ピンと来いよ(笑)。えんどう豆にしておかないと、「鳩が豆鉄砲」使えんかったんやもん。

鯨の数をかぞえつつ、感謝していただきましょう。

韓国は無茶なことをしないように(『クジラ密漁で大量摘発 韓国、90頭分の鯨肉発見』)。

 

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Posted by 奥田健次 環境, 経済・政治・国際 |

2008.03.14

カンガルーを駆除する豪州の二枚舌

牛肉を売りつけたいオーストラリア。

日本の科学的な調査捕鯨を非難しておきながら、オーストラリアでは繁殖したカンガルーを駆除するんだって。日本の調査捕鯨には長期データがあるんですけど、オーストラリアにはそんなもん無いでしょ。

さあ、豪州の「二枚舌」を見てみましょう(笑)。

カンガルー400頭駆除、豪政府「過剰繁殖で」と弁解

 【シドニー=新居益】オーストラリアのギャレット環境相(54)は12日、首都キャンベラで野生のカンガルー約400頭を駆除する計画を承認した。

 カンガルーが過剰繁殖し、環境に悪影響を与える恐れが出てきたためで、薬物注射で安楽死させる。

 これに対し、豪州の動物愛護団体などは「カンガルーを他の地域に移送するべきだ」と反発し、「人間の盾」などで実力阻止する構え。ロイター通信によると、元ビートルズのポール・マッカートニー氏も、英国の動物愛護団体のホームページに「カンガルーを守るため行動を起こす時だ」と、豪政府を批判するメッセージを寄せた。

 環境相は政界入りする前、ロック歌手として活躍、国内の環境保護団体会長を務めたほか、1993〜94年には「グリーンピース」の役員も務めた。同団体は今年1月、日本の調査捕鯨船に妨害行為を働いている。環境相は捕鯨問題も担当し、「捕鯨は野蛮だ」と日本批判の急先鋒(せんぽう)となっている。クジラとカンガルーの取り扱いの違いについて問われた環境相は、「バランスが取られ、科学的に実行される計画は良い政策だ」と苦しい弁解を強いられている。

(2008年3月13日23時10分  読売新聞)

「科学的」と言うのであれば、完全に日本の調査捕鯨のが正当ですがな。豪州のカンガルー問題なんか、悪いけど降って湧いてきたような事態でしょ。オージーのあわてっぷりは噴飯物やね(爆)。

詳しく知らない人は、以前のエントリーを読んでもらって、そこで紹介している文献を読んでみて下さい。日本の科学的に精度の高い調査捕鯨こそが、海洋資源のバランスと自然保護につながることが分かるよ。

クジラを放っておいたら逆に自然破壊が進んでしまうし、すでにクジラのエサになる魚が激減したり、エサを失ったクジラの大群が大量に狂い死にしたりしていますね。

オーストラリアの畜産農家とオージー票に依存している政治家、一部の環境右翼なんかがギャーギャー騒いどるだけでね。騒ぎヨロシ。この際、日豪FTA交渉を完全に頓挫させてしまえばええんやからね。

あ、ちなみにカンガルーは美味しいよ。オーストラリアで食べたさ。ジャーキーでした。やわらかくて美味しカッタ。クジラはもっと美味しいよぉ。クジラなら刺身でも美味しくいただけますね。感謝していただくべきです。

 

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Posted by 奥田健次 環境, 経済・政治・国際 |

2008.03.08

深夜放送やら24hコンビニの自粛へ

いいね、マチマチムラムラ官房長官もたまには(笑)。

神山潤先生の主張されていたことが、実現に向かって前進しそうな気配。

市場経済原理主義だの新自由主義だのの流れに逆らう部分で、「自分が損をする」という損得勘定型人間の猛反対が予想されるけども、古き良き社会を再構築するためには必要なことですわ。

深夜放送自粛「議論の対象」=地球温暖化対策で−官房長官

3月7日13時2分配信 時事通信

 町村信孝官房長官は7日午前の記者会見で、地球温暖化対策として深夜のテレビ放送を自粛することについて「幅広い見直しの一環として、議論の対象になってくることはあり得る」と述べ、前向きな姿勢を示した。深夜放送をめぐっては、4日の自民党総務会で自粛を求める意見が相次いでおり、政府としてもこれに同調した形だ。
 町村長官は「基本的には各マスコミの自主的なご判断による」としつつも、「低炭素社会をつくるために、一人一人の国民が何ができるかを見直していくことが今求められている」と強調。政府の「地球温暖化問題に関する懇談会」で、深夜放送のほか、24時間営業のコンビニエンスストアなどの見直しについて議論していく考えを示した。

なんか地球温暖化のことばっかり書かれているけども。それもあるが「子どもの生活習慣を崩さないために」という、もっと大きな理屈に触れてほしいですね。世界一睡眠時間の少ない国、日本。小学生が「疲れた」と言って、朝っぱらからウトウトするなんて、欧米では考えられませんからね。欧米では、子どもが「疲れた」と言おうものなら、「こら! ティーンエージャーは疲れない!」と一喝されて終わり。戦後の日本くらいじゃない? 子どもが「疲れた」と言ったら親が荷物を持ってあげたり、布団をひいてあげたりするのは。

不眠、不登校、ひきこもり、運動不足、肥満。

日本の子どもの生活習慣の乱れたるや、国家的な危機ですよ。子どもの生活習慣まで子ども任せにしていた、アホ大人たちだらけの戦後日本ですからね。子どもの生活習慣は大人の責任です。

週末、小児科医の研修会で不登校の講義をしてきます。

 

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Posted by 奥田健次 健康・美容, 教育, 環境, 社会, 経済・政治・国際 |

2008.02.25

スギ花粉を飛ばさない薬剤に期待します

先週末。風がビュービュー吹き荒れたのがいかんね。何が「春一番」だ、コノヤロー!

途端に2年ぶりに花粉アレルギーの症状が出始めて、くしゃみが止まりませんよ。昨年初めて何の症状も無かったから、体質改善に成功したのかなあと思っていたんですが。とてもつらいです。このアレルギー症状があるとないとで、仕事や生活ぶりが全然違うんです。アレルギーが出ると寿命が1年ずつ縮まるんじゃないかというほど、体力が落ちてしまいます。

そんな自分にグッドニュース。

スギ花粉、飛散防ぐ薬剤・日油と東農大が開発

 中堅化学メーカーの日油と東京農業大学の小塩海平准教授は共同で、花粉症の原因となるスギ花粉の飛散を防ぐ薬剤を開発した。夏ごろに薬剤をスギに散布すれば雄花だけが枯れて花粉を作らなくなる。主成分は天然物由来で環境や人体への影響はないという。両者は「4—5年後に実用化し、スギ花粉症の抜本対策につなげたい」としている。

 2005年から林木育種場などで実施してきた実験によると、スギが雄花を形成する夏から秋にかけて開発した液体の薬剤を空中散布すると、散布部分は約1カ月後に雄花だけがすべて枯れた。年に1回の散布で効果が得られるという。

こういうのを待っていたんですよ。花粉が飛ばないスギを品種改良で作ってしまえと思っていたんですがね。それに近い発想が実現しそうな気配。

しかし、まだ4、5年もかかるの?

お願い、助成金を出してあげてけろ! んで、1年以内に短縮してちょ。

喉がガラガラです。くしゃみが続くと熱っぽくなるし。寝不足がもっとひどくなる。眠りが浅くなる。

おのれ、花粉め! 花粉を憎んでスギを憎まず!

ワケわからん。

 

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CTスキャン、その後。
つくし飴(追記付き)

Posted by 奥田健次 健康・美容, 環境 |

2008.01.30

ああ 絶滅のメダカよ どこへ

「杉並のメダカは絶滅しました」と区の掲示板。

それを読んだお爺さん、「んにゃ、わしのところにおるよ」。

ああ しあわせの めだかが ほら 舌を出して 笑ってらあ♪

絶滅したはずの杉並メダカを発見 元中学校教諭宅

2008年01月29日06時34分

 東京都杉並区は25日、区内では絶滅したと思われていた野生のメダカが、同区南荻窪4丁目の元中学校教諭須田孫七さん(76)宅に生息していたと発表した。須田さんは「日本の宝として守っていきたい」と話している。

須田さんが中学生のころ、自宅周辺は川が流れ、水田が広がっていた。そこから第2次大戦中、防火用水のボウフラ退治にとメダカをとっていた。自宅にはトンボを育てるための小さな池があり、そこにメダカを入れていた。

 その後、周辺の川は地下水路となり、水田も住宅地に変わった。「昔の杉並にいたメダカは絶滅した」。須田さんの自宅近くの区立公園の解説板に、区はそう記した。

 昨年末、須田さんが自宅から持ち込んだメダカを都野生生物保全センターでDNA鑑定してもらったところ、純粋種の野生であることが分かったという。

なんか最初に思い浮かんだのは、とりあえず長渕剛の「とんぼ」。実際、メダカの記事なのにトンボの話も出てきているし。

それにしてもすごいなあ。76歳のお爺さんが中学生の頃にメダカを防火用水の中に入れていたってことは、60年以上ずっと防火用水の中だけで繁殖・生息していたんかあ。「井の中の蛙」ならぬ、「井の中のメダカ」。世間知らずのメダカワールド。一曲、書けそうやなあ。

とりあえず、

めーだーかーのがっこうの 担任・元教師♪

「学校の担任が元教師」って、まんまやん!

あまりに嬉しくて、ここまでは興奮して書いてしまいましたけどね。絶滅したと思っていた種が生きていた。こんな嬉しい話はないよ。須田さんの言うとおり。日本の宝として守ってほしい。

杉並区は、この小さな防火用水の中で脈々と生き続けたメダカたちが棲めるような水辺を整備するべき。

 

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関連記事:
がんばれ、タニシ。

Posted by 奥田健次 教育, 環境, 社会, 音楽 |

2007.12.01

コンビニ営業は7時11時で良い気分。

コンビニが24時間営業でなくなるかも。

「温暖化対策」の一環のようだが、青少年のためにも良いこと。

先日の国立成育医療センターで神山潤先生が主張されたことが少しでも聞き入れられてきたのかしら。当然のごとくコンビニ業界の反発は激しい。

コンビニ深夜閉店、CO2削減効果3〜4% 業界試算

2007年11月30日22時07分

 24時間営業のコンビニエンスストアが夜間に店を閉めて16時間営業にしても、二酸化炭素(CO2)の削減効果は3〜4%にとどまるとの試算結果を日本フランチャイズチェーン協会が30日、環境、経済産業両省の合同審議会で報告した。

 協会に加盟するコンビニ約4万2000店のうち24時間営業は94%を占める。店では、冷蔵・冷凍など営業時間が影響しにくいエネルギー消費が大きいうえ、午前7時から午後11時までの営業にしても前後1時間ずつは業務があり、店の省エネ効果は看板・照明を中心に5〜6%という。一方、深夜でなく渋滞しやすい昼間の商品配送で物流分の排出量は6%程度増えるとしている。

 協会は「24時間営業をやめれば売り上げが2割程度落ち、雇用も減る」とも主張。委員からは「年中無休24時間営業は外国ではあまりない」「温暖化は非常事態。16時間でも商売はできる」との声も相次ぎ、協会の担当者は「真摯(しんし)に検討したい」と話した。

「(経済)成長、成長」と言うけどさあ。んなもん、日本人の人口が減る以上、成長なんて言うほうがどうかしているでしょ。

どっちかというと、「縮小」やね。縮小は仕方がない。

しかし、「戦略的な縮小」ってあるでしょうに。

経済縮小しても、海外に簡単に買われない日本にするための戦略を。

コンビニについて少しだけ話を戻しましょ。

こんな風にしたらいい。

営業時間は23時まで。年中無休にはしない。お盆と正月は紳士協定でお店を全部閉めてしまうこと。大晦日から元日の23時までは深夜営業あり。そして、1月3日までは完全に閉店ね。

こうすることで、戦後日本の弱体化した共同体を再生する第一歩になるでしょ。

ひたすら金儲けの昨今。日本の政財界の中に、金に目がくらまず、子どもの健康や地球環境のために「経済成長至上主義の見直し」ができる人はいるの?

 

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関連記事:
成育医療センターでプレゼンしてきました

Posted by 奥田健次 健康・美容, 教育, 環境, 社会, 経済・政治・国際 |

2007.11.25

成育医療センターでプレゼンしてきました

いやあ、面白かった。

ちょっとビックリ。行ってよかった成育医療。あの舞台で爆風ブチかましても、オーディエンスはニコニコ頷いてくださるんだもん。

シンポジウムでの話題提供。自分のお題は『携帯電話を子どもに持たせることに関する諸問題−心理学者からみた批判的考察−』でした。

自分の専門は社会学ではない。自分はあくまでも臨床家。だから、調査研究とかはやらないので、そういったデータは公的な機関のものを提示するだけ。

しかし、自分らしさは具体的な事例の紹介にある。いくつか、トンデモナイと思われるような事例を紹介した。それはそれで、調査研究では分からない生々しさが伝わるので好評だったみたい。

そのうち本を書くつもりです(といいつつ、捗らないけどね)。だって、プーチn...、じゃなかった(それは前の記事!)。忙しいんだもん。

自分のプレゼンの話はさておき。

いや、特に感動したのは自分の次の話題提供者。神山潤先生。事前に読んだレジメだけでも期待感バツグンでした。子どもと睡眠についての第一人者。

プレゼンテーションはもう最高。リサーチベースドで、スライドに次々とデータが現れては消え、現れては消え。猛スピードでしたが、朝の光の大切さ、夜の光の問題について、多くのデータに基づいて提言されました。

現代日本の夜の明るさ、子どもの睡眠時間の短さ。これが、どれほどひどいか国際比較されるところも、説得力抜群のスライド類。「ひどい」のは知っていたが、どれほどひどいのか、参加した人は視覚的に良く理解できたと思う。

某テレビ局の「愛は地球を救う」だの言いながら、24時間テレビの前の子どもを眠らせないという大人の詭弁。まったくご指摘通りです。

子どものことを守らなければならない大人が、目先の金儲けを選択してしまい、そのために子どもが犠牲になっている。うちのブログでもずっと主張していること。うちのブログ、政治家や大人の詭弁が大嫌いやからねえ。ホント、楽しかった。

神山潤先生のご著書、ぜひお読み下さい。真面目に、ホントに大切なことが書かれています。睡眠時間の短い自分には耳の痛い話でした(いつか、改善したいと思っています)。この下のスライドで紹介しています。

 

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関連記事:
隠されていたいじめ、激増するいじめ。
子どものケータイを制限する応援団
     など多数。

Posted by 奥田健次 健康・美容, 学ぶこと, 教育, 環境, 社会, 経済・政治・国際 |

2007.07.04

アトピー性皮膚炎

Ohya2007_2 アトピー性皮膚炎、小児アレルギーに関する、エビデンスに基づいた図書が出版された。

効果的な治療やケアの方法が、科学的な検証法を用いて紹介されている。豊富なデータと事例、写真に溢れており、医療関係者で幅広く活用されることだろう。

編集者の大矢幸弘先生の前書きだけ引用します。

アトピー性皮膚炎
編集の序

アトピー性皮膚炎は、日本の小児が罹患する慢性疾患のなかでは最も有病率が高い疾患である。それと同時に、医療への患者の満足度が低いという意味からも社会的な問題として取り上げられることの多い疾患でもある。戦後の急速な文明化に伴い急増し、また軽症から重症に至るまで様々なバリエーションがあり、季節による変動や寛解・増悪を繰り返す病像は、時間をかけた個別の対策や指導を要するにもかかわらず、急性疾患の対策と薬の処方を中心として発展してきたわが国の従来の外来診療体制では御しにくいという点が災いしたと思われる。本疾患は、そうした意味でも、このような疾病構造の変化と旧来の医療体制の歪を映し出す鏡の役割を演じているようでもある。虫刺症や急性の接触皮膚炎などに対するのと同様の姿勢で、ステロイド外用薬が処方されれば、慢性疾患であるアトピー性皮膚炎のコントロールが不十分になるのは至極当然のことであり、同じ薬を処方しても、服薬指導をどのように行うかで、この疾患のコントロールが全く違ったものになることは周知のとおりである。結果として起こったステロイド禍や忌避は起こるべくして起こったといえるかもしれない。
 現場の医師不足・看護師不足が深刻であるにもかかわらず政府の医療費削減の姿勢が強まるなか、ガイドラインの存在とそれへの準拠だけでは、日本の医療体制が必ずしも望ましい方向へと本質的変換がなされるとは期待薄であろう。また、エビデンスに基づかない治療や巨大なアトピービジネスの力は想像以上のものがあり、その犠牲者はいまだに後を絶たない。こうした状況のなか、少しでも多くの患児と家族を救うためには、医療現場で患者と向き合う医師やコメディカルにアトピー性皮膚炎という慢性疾患を治療するコツを伝えることは切実な要請となっている。

“短期間で自然治癒する急性疾患に対するのと同じ姿勢で決して臨んではならないこと、エビデンスに基づいて治療すればコントロールが困難な疾患ではないこと”を強く実感していただけるよう、本書ではエキスパートの先生方にポイントをおさえたわかりやすい解説をお願いした。
 アトピー性皮膚炎は治療のコツを会得した医師には決して診療の困難な疾患ではない。しかし、まだまだ十分にその知識と技術は広まっていないのが現状である。このような医学的・社会的必要に応えるために、本書を活用していただければ幸いである。

2007年4月
国立成育医療センター第一専門診療部アレルギー科
                  大矢幸弘

ステロイドを使用したために、余計に苦しい状況を招くようなことが身近に起こっている。患者としては、医師の処方を可能な限り信じたいわけだし、信じても良いはずなのだが、エビデンスを無視して薬の処方をするだけの医師がまだまだ多いのが実態なのだという。

大矢先生のこの序文を読んで、「どうやら薬の処方以外の治療技術があるみたいだな」と勘づいた読者は、なかなか鋭い方ですよ。

つまり、服薬指導についても治療の一つであり、患者の日常生活上の行動へのアプローチもまた治療なのである。想像するに、こうした知識と技術については医学部では相当に運の良い医学生でない限り、学べないのではないだろうか。行動科学や行動療法の知見と方法論を修得することが、今の日本の医学教育でどれほど困難なことか。正直、「皆無」と言っても良いのではないだろうか。

医療関係者にはぜひとも読んでもらいたいし、当事者の親御さんにも読書力のある方ならば十分理解できる内容であるといえる。

こうした、エビデンスに基づく医療が子どもたちの健康のために、さらに進歩することを大いに期待したいし、また協力したいと思う。

アマゾンでの扱いはないようなので、ご購入はこちらからどうぞ。

 

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Posted by 奥田健次 健康・美容, 環境 |

2006.11.05

地球温暖化の経済リスク【英政府報告】

地球温暖化防止のために何ができるの? って、まるで井上陽水ばりの出だし。英国のエコノミストが、温暖化対策に金を使ったほうが、温暖化が続くことによる地球規模の被害よりも安いという報告書をまとめたそうだ。

地球温暖化、経済リスクは大恐慌なみ 英政府が報告書
http://www.asahi.com/science/news/TKY200611040094.html
2006年11月04日

 地球温暖化による経済的な混乱は、世界大戦や20世紀前半の大恐慌並み——。英国政府が、こんな報告書をまとめた。温暖化ガスの排出がこのまま続けば洪水や干ばつなどが頻発し、世界の国内総生産(GDP)が20%以上失われる可能性があると試算。「破滅的な状況」を避けるため、環境対策を経済成長を保つ投資と位置づけて、世界中で取り組みを急ぐよう求めている。
 まとめたのは、英政府の経済顧問で、元世界銀行チーフエコノミスト、ニコラス・スターン氏。地球全体の気温が22世紀までに5度以上高くなる確率が、5割を超えていると予測した。
 温暖化によって氷河が溶け出し、世界の6人に1人が洪水や水不足の危機に直面。アフリカなどでは作物が害されて数億人が食糧不足に陥るという。東京など海岸沿いの地域では海面上昇が深刻な問題になり、2億人が居住地を失うとの悲観的なシナリオも示した。
 スターン氏は、交通や電力分野を中心とした温暖化対策に、毎年世界のGDPの1%相当の支出が必要だと主張。「最悪のケースを考えれば安い」としている

英政府のエコノミストがどんな試算をしたのか新聞記事では分からないが、そういう発想ってのはとても重要なこと。

京都議定書に批准しなかったアメリカなんかは、そういう計算が得意な国なはずなんやけどね。温暖化ガスの排出問題については、また別の試算をしとるんでしょうな。

気温が高くなるのは困ります。寒いの大好き。気温や室温が高いとすぐにクーラーを入れる自分。そして、それがまた地球温暖化の一因になってるこの自己矛盾。11月なのに、まだ半袖シャツ1枚で仕事しているよ。それでも、昼間はまだクーラーが必要で。

氷の塊の大隕石が、地球に1コ落ちてくれへんかな(笑)。

 

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Posted by 奥田健次 環境 |

2006.06.20

クジラを食べよう!

日頃、「アメリカ病気牛なんて要らねえ!」と言ってきているので。じゃあ、何を食べるの。クジラだよ、クジラ。

ちょっと気になる記事が続いた。様子を伺っているうちに2つの記事が。

まずはムカついた記事。

国際捕鯨委総会、日本の無記名投票導入案を否決
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20060617it02.htm?from=top

 国際捕鯨委員会(IWC)の年次総会が16日、カリブ海のセントクリストファー・ネビスで開幕した。
 初日の協議で、日本が提案した無記名投票導入案の採決が行われたが、賛成30票、反対32票で否決された
 無記名投票の導入は、反捕鯨国や自然保護団体の圧力で捕鯨支持国が反捕鯨に回ったり、投票を棄権したりするのを防ぐのが狙いだった。捕鯨支持国に有利な制度として日本が1997年から提案しており、昨年は賛成27票、反対30票で否決された。
 今年の総会は捕鯨支持国と反捕鯨国の数が拮抗(きっこう)し、総会前は「賛成多数で可決される」との見方もあった。IWC加盟国は70か国だが、分担金を支払わないなどで投票権を失った国が捕鯨支持国に多かった模様だ。
(2006年6月17日10時42分  読売新聞)

とにかくクジラの問題は自然保護と環境の側面だけで論じられるべきものではない。これは、食文化なのだ。

日本人はじめ捕鯨支持国がクジラを食すのは元々の食文化。じゃあ、反捕鯨国はベジタリアンなのかというと、そんなわけではない。牛も豚も鶏も食べる。食べるだけじゃなくって、今のアメリカの圧力をみても分かるように、輸出資源になっている。つまり、捕鯨支持国がクジラを食べられないようにしてしまえば、牛肉の輸出量は確保される。逆に、捕鯨支持国がクジラを食べられるとするならば、牛肉の輸出量が減る。

つまり、反捕鯨キャンペーンは政治問題。貿易戦争なのだ。そして、これまたアメリカ帝国による文化破壊でもある。

ちなみに、「クジラが絶滅しそう」というプロパガンダに騙されてはいけない。絶滅しそうなクジラを保護しつつ、余剰なクジラを計画的に捕ることが可能なのだ。これは「調査捕鯨」といって長期にわたる科学的データに基づくものであり、十分に環境に配慮した捕鯨が可能なのである

逆に現在、クジラが増えすぎていて魚がクジラに食べ尽くされるなどの環境問題が多数発生しているという。近年、庶民の魚であるはずの鰯(いわし)が少なくなって価格が高騰したことも記憶に新しい。入り江や浅瀬の岩場に紛れ込んで死んでしまうクジラも増えているそうだ。

もう一つの記事からは、かすかな光が射した感がある。

日本など捕鯨支持国提案の正常化宣言、IWCで採択
http://www.asahi.com/international/update/0619/006.html
2006年06月19日12時05分(asahi.com)

 セントクリストファー・ネビスのフリゲートベイで開催中の国際捕鯨委員会(IWC)総会は18日、日本など捕鯨支持国が提案したIWCの正常化を求める宣言を賛成33、反対32(棄権1)で採択した。捕鯨支持国が重要な決議案などの採決で過半数を制したのは、商業捕鯨の一時停止が決まった1982年以来、初めて。ただ、反捕鯨国から宣言の受け入れを事実上拒否する方針が示されるなど、双方の溝の深さも浮き彫りとなった。(時事)

「正常化宣言」なるものが採決されるほど、IWCは異常だということ。これがぎりぎりで過半数を得て採択された。ところが、この記事にあるように、反捕鯨国はさっそく「正常化宣言」の受け入れを拒否するそうな。政治になると、科学も民主主義もどうでもええという感じだ。

しかし、ともかく。このIWCでのせめぎ合いに勝つことは、日本にとっても十分可能であろう。そして、この捕鯨問題ひとつからでも日本文化(そして各国独自の文化)というものがアメリカ式グローバリズムを跳ね返すケースになると大いに期待できる。

売国奴ばかりの外務省や政治家と違って、水産庁には期待できそうだ。今回の「正常化宣言」採択を実現したのも、水産庁役人のたゆまぬ努力の賜であろう。

ずっと前に読んだ本だが、小松氏の一連の著書には勇気づけられた。

草食動物の牛に肉を食わせたために病気になった牛よりも、大海原を駆けめぐっている元気なクジラを食べたい。鰯も食べたい。日本の食文化、「ITADAKIMASU」を世界にアピールするのだ。

 

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Posted by 奥田健次 環境, 社会, 経済・政治・国際 |

2006.03.05

南極に製氷器は、、、無理か。

ああ、えらいこっちゃ。

自分は寒いのは得意で、暑いのは苦手。

南極の氷、3年余で東京ドーム40万個分消失
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060304it14.htm?from=top
(2006年3月5日0時58分  読売新聞)

 過去3年余の間に、南極大陸の氷が東京ドーム約40万個分も失われたことが、米航空宇宙局(NASA)とドイツによる観測でわかった。
 衛星2基を使い、南極付近の重力の変化を調べた。これまで南極の氷の増減を詳しく知る手段は限られ、特に陸地を覆う氷の正確な増減量はわかっていなかった。米科学誌サイエンスの最新号に掲載された。
 観測チームの発表によると、2002年4月〜昨年8月の観測で、南極の西部を中心に、氷が1年当たり約152立方キロ・メートル(ドーム12万個分)ずつ失われたことが判明した。地球の海面を0・4ミリ上昇させる水の量に相当し、3年で1・2ミリ海面が上昇したことを意味するという。
 今世紀に入ってから、地球の平均気温がたびたび最高を記録するなど、温暖化傾向が目立っている。観測チームは今回のデータを基に、近年の温暖化と氷の急激な減少との因果関係について詳しく調べる方針。
 北極海などに浮かぶ氷山が解けても、海面上昇の大きな要因にはならないが、大半が陸上にある南極の氷が解けると、大量の水が海洋へ流入するため、海面上昇への影響が懸念されている。

「東京ドーム何杯分とか、そんな数え方するなっちゅうねん」って明るくツッコミを入れたいところだが、いよいよ地球環境も世紀末を迎えており、笑っていられるものでもない。東京ドーム、40個ちゃうで。400,000個やで。

以前の記事で、こんなトンデモ話を紹介した(『成田のラウンジから世の終わりを想う』)。

こんな小話を耳にしたことがある。『地球の物質量』は常に一定である。水を飲み干そうと、何かを燃やそうと、それらは無くなるわけではなく、違う物質に変化しているだけ。このような自然の摂理がずっと保たれてきたのだ。

だが、ある日を境に地球の物質量が変化してしまった。それは、人類が初めて宇宙飛行に成功した日である。大気圏の外で地球資源を燃焼してしまうと、地球の物質量が変化してしまうのだ。おまけに、かの宇宙飛行士は月の石を持って帰ってきてしまった。愚かなり。

これによって、地球の物質量が変化し、太陽を中心に公転していた地球の振り幅が乱れてしまったという。一度、乱れてしまうと途方もない力で、ずれていくのだ。

さあ、どうする?

素人発想その1。南極に製氷器を持って行く。残念。氷を作るために電気を使う。このエネルギー消費で温暖化を促進する。少しのエネルギーで、すんごい氷を作る製氷器なんて無いのかね。

素人発想その2。スペースシャトルで宇宙に飛び立つ度に、氷の塊を牽引して地球に戻る。残念。大気圏突入の熱で、そんなもの無くなってしまうか。

素人発想その3。『オゾン層作成マシーン(商品名:オゾンくん)』を開発し、オゾン層を分厚くしてみる。途方もないか。

結局、どうしようもないのか。“DOUSHIYOUMO-NAI”って国際語にするかね。

ツバルのことが心配だ。“SHINPAI-DA”。

 

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Posted by 奥田健次 環境 |

2006.02.06

つくし飴(追記付き)

良いネーミングだ。

つくし飴。花粉症対策の新しいアイテムだという。

花粉症に「つくしエキス」効果? 日大がアメ開発
http://www.asahi.com/life/update/0206/001.html
2006年02月06日06時05分(asahi.com)

 日本大学が、スギ花粉症には「つくしエキス」が効果的として、エキスを混ぜたアメを開発した。3年間で100人以上の試食調査を経て商品化し、徳島県の製薬会社が今春発売する。しかし、つくしエキスがなぜ症状を抑えるのかは、日大の研究機関でも突き止められていない。
 新商品の名前は「つくし飴(あめ)」(20粒入り1箱2000円)で、漢方薬などの製薬会社「池田薬草」(徳島県池田町)が発売する。技術は日大が開発し、特許も申請中だ。
 きっかけは日大文理学部の島方洸一学部長(62)が趣味にしている山菜採り。自身が重度の花粉症だった島方氏が98年春、採ってきたつくしを調理して食べたところ、症状がピタリと止まったという。00年に薬学部が研究に乗り出し、抽出したエキスに抗アレルギー物質があることは確認した。ただ、この物質と即効性との因果関係は分からない、という。
 日大は、池田薬草と協力してエキスを注入したアメの試作品を製造。03年から05年まで大学関係者らに試食してもらった。その結果、全体の約6割の人に症状の改善がみられた。多くがなめた直後に効果が表れ、15分から数時間持続した。花粉症が治った人もいた。
 池田薬草と商品開発を進めた日大産官学連携知財センター(NUBIC)は「すぐ症状を止めたい人にお勧め」と胸を張る。ただ、悩みは販路のなさで、販売代理店を募集しているという。

自分は重度の花粉症だ。症状が出始めると、毎日、眠ることもできなくなる。数か月間、こんな状態が続くと、自分の鼻をちぎって冷蔵庫にしまっておきたくなる。

花粉症か食中毒。「罹るなら、ドッチ?」と言われたら、自分は迷うことなく食中毒を選ぶだろう。それで数か月の花粉症の苦しみから解放されるならば。

この『つくし飴』を今度、試してみたい。尽くしてくれそうな名前がまた素敵だ。

徳島県ってなかなかすごい。オロナミンC、ポカリスエット、ボンカレーの大塚製薬。一太郎、ATOKのジャストシステム。自分はMacユーザーだが、一太郎は使わないでもATOKは使っている。

新たな徳島伝説となるかどうか。つくし飴に期待したい。池田薬草のホームページから購入できる。

【追記】
この記事を公開したのが午前中で、そのときにはまだ上記のホームページには在庫がありました。ところが、もう昼過ぎには売り切れになってしまったことを知りました。午前中に買っておけばよかった。池田薬草さん。もっと在庫を用意しておきましょうよ。このブログを見て購入された方は、少し分けて下さい。

 

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Posted by 奥田健次 健康・美容, 環境 |

2006.01.11

がんばれ、タニシ。

外来種の動植物の繁殖による環境破壊が進んでいる。

日常生活では特に意識することもないのだが、国内旅行に出かけて自然に触れる際、この問題を感じることもある。

外来種の繁殖によって、在来種である動植物が絶滅の危機に瀕しているのだ。

そこで、出張先のホテルでもらった朝刊に、拍手を送りたくなる記事を見つけた。

ブルーギルに天敵 巻き貝、卵食べる
http://www.sanyo.oni.co.jp/newspack/20060110/20060110010030961.html
(山陽新聞WEB NEWS)

 琵琶湖に生息するカワニナ類やヒメタニシなどの巻き貝が外来魚ブルーギルの産卵場所に集まり、卵やふ化したばかりの稚魚を餌にしていることを沢田裕一滋賀県立大助教授(生態学)と大学院生の中尾博行さん(28)らが10日までに突き止め、食べる様子を撮影した。
 琵琶湖では巻き貝の生息場所とブルーギルの産卵場所の深さが一致し、在来種を食い荒らし激増するブルーギルの思わぬ“天敵”となったといえ、県自然環境保全課は「繁殖阻止のヒントになる」と注目している。
 琵琶湖のブルーギルは、水深約0・5−2メートルの浅瀬で、雄が尾びれですり鉢状に穴を掘り、雌が直径約0・7ミリの卵を数万個産む。
 沢田助教授らは昨年夏、湖を調査中に、産卵場所にこうした巻き貝が多いことに気付き、調べると通常の10倍以上いた。卵がふ化し稚魚がいなくなると、巻き貝が半減した場所もあった。
(1月10日17時29分掲載)

いいぞ、いいぞ。どんどん食べてちょうだい。

週に2、3度、回転寿司でさっさと食事を済ませている自分には、この記事、『貝がイクラを食べているシーン』を彷彿させる。

外来の動植物が増えすぎて日本の動植物が食い尽くされるのかと思いきや、『巻き貝による巻き返し』という現象がみられた。自然の摂理だ。学生の頃に読んだ『複雑系』の話が思い出される。

人間社会ではどうなのか。日本は戦後、頭のてっぺんからつま先まで(そして頭の中身まで)外来種の侵入を許してきた。ある程度の交流は必要なことだろうが、なんでもかんでもグローバルスタンダードなどと言う輩には自己愛はあっても、郷土愛は微塵もない。

タニシのような日本人が、どれくらい残っているのだろうか。

 

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Posted by 奥田健次 環境 |

2005.11.28

成田のラウンジから世の終わりを想う

今年くらいからだろうか、ようやくお天気ネーサンたちが「異常気象、異常気象」と言わなくなった気がする。

自分はもう数年前から「異常気象って言い過ぎるのはおかしくない? それだけ異常、異常って言ってるんやから、異常が当たり前になったわけやん」とツッコミを入れてきた。

四季が無くなった気もしていた。夏が続いていて、こないだまでクーラー入れていたのが、秋かなと思えばもう暖房。ずっと暖房を入れてきて、春らしく温かくなってきたなと思ったらすぐクーラー(または除湿)。

地球温暖化は事実である。だが、自分は『地球極端化』と言ったほうが良いと思うのだ。それは、環境面だけでなく60億なる人間の姿も含めて。

こんな小話を耳にしたことがある。『地球の物質量』は常に一定である。水を飲み干そうと、何かを燃やそうと、それらは無くなるわけではなく、違う物質に変化しているだけ。このような自然の摂理がずっと保たれてきたのだ。

だが、ある日を境に地球の物質量が変化してしまった。それは、人類が初めて宇宙飛行に成功した日である。大気圏の外で地球資源を燃焼してしまうと、地球の物質量が変化してしまうのだ。おまけに、かの宇宙飛行士は月の石を持って帰ってきてしまった。愚かなり。

これによって、地球の物質量が変化し、太陽を中心に公転していた地球の振り幅が乱れてしまったという。一度、乱れてしまうと途方もない力で、ずれていくのだ。

こんな話だった。だが、それを信じてしまいたくなるほどの地球環境の変化ではある。神の摂理に触れようとした、愚かなる我々人間の所作が招いた事態ではないかと、飛行機の中では決して眠れない自分の疲れた脳ミソは考えてしまう。

先週から今週にかけて、国内・海外移動で体感した気温の変化。14℃、24℃、1℃、28℃、そしてここ成田2℃。この成田のラウンジで、インフルエンザの予防接種ができたらよいのだが。

欧州に寒波、凍死者も 雪で交通混乱や停電
http://www.sankei.co.jp/news/051127/kok033.htm
(Sankei Web)

欧州各地を27日までに寒波が襲い、雪で交通が大混乱し、停電も起きた。欧州西部で気圧が急激に下がり、北から強い寒気が流れ込んだためとみられる。英 BBC放送などによると、パリやブリュッセルで凍死者が出たほか、英北部スコットランド地方では雪解けによる地滑りで列車が脱線し、英軍が負傷した乗客数 人を航空機で搬送した。
 英南西部コーンワル地方では25日午後、計約1000人が乗った約500台の車が雪で動けなくなり、英軍などが救助活動にあたった。ウェールズ、北アイルランドの各地方の一部でも降雪が確認された。英当局は11月末から12月初めごろまで寒波が続くとしている。
 雪のため、パリでは26日、観光名所のエッフェル塔が一時、入場を中止したほか、フランスやドイツでは大規模な停電が起きた。
 一方で、ドイツやベルギーでは時期を早めてオープンするスキー場も出てきた。(共同)(11/27 12:37)

Posted by 奥田健次 環境 |