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2013.02.19

番組放送後の反響

奥田健次の教育改革ぶろぐろ部の事務局です。

先日のNNNドキュメント放送後、いや放送中、ものすごい反響でした

Yahooの項目検索で「奥田健次」が、ずっとトップ3以内キープしてましたし

番組は本当に時間があったらもっと続きを見せて欲しいくらいで、あっという間に終わってしまいました

番組放送後、かなり興奮してなかなか寝付けませんでしたよ

放送前後からネットのほうでも、かなりの反響があったことも伺えます。翌日以降、ブログなどでもいろいろなことを書かれていましたね。いくつかは、事務局のワタクシから移動中の奥田先生に報告いたしました。

結果、先ほどお返事をいただきました。

あらかじめブログで言っていた通りでしょ。同業者らしき人の反響には、レベルの低さを感じます。「好き嫌い」の感情的なレベルのものは常々あるのでさておき、技術レベルについての評論もあるんやね。読んだけど、分かってないねぇ。およそ、大学院を出て数年ほど実践してるんやろうけど、論文と本を読んで大学や現場で臨床をやっただけのレベルなのかね。枠の中に収まっているから、そんなのはこれからも大したことないでしょう。

ちなみに、おれは別にABAを売り込もうと安易に思ってないし。それに、臨床心理士として肩書きが付いているのは番組側の意図。資格もどうでもええねん。そこのアイデンティティーにしがみついている奴があれこれ言うてるだけ。臨床心理学を学んでいるのに、そこに気づけない、気づいてもコントロールできん奴らが結構いるってこと。

今回のドキュメントを通して言いたかったことは、「必ず変わる」という事実くらいやな。2年間で50本以上のテープを回した中から抜粋した45分ほどの中身。技術的なことが伝わるわけがないやろ。

技術の評論とか馬鹿らしい。こないだ書いたけど、パネルクイズアタック25の最後のクイズみたいなもんや。隠れた部分の多い中で、ちらちら見えるもので全部が分かったようなことを言うのは注意深さが足りんよな。専門家ならばこそ、学会とか研究会で堂々と名乗り出てくれたら教えてやるねんけどな。ブログとか実名が分からん人の論評なんか、気にせんでええよ。実名が分かってもネット上は不毛やわ。

たとえば、アイコンタクトは形成するべきものというより、結果として付いてくるようにしてあげたほうが良い。アイコンタクトを教えようとするのではなく、別の課題の中で必要に応じて自在に使えるようにするのが臨床的には理想的。このことは、弟子らにもっと教えてあげないといかんねんけども。おれのゼミや研究会などに学びにくる人にはただで教えているんで、弟子らが教えてやればええんよ。教えてもらって分かるレベルではまだまだや。自分のものにせいよと。

ついつい、こうやって名前も顔も目に浮かぶ仲間に対して、辛口に言ってしまう自分がいる。それくらい、おれはネット上の名前の知らない人の論評は気にしてないってこと。

ABAで一緒?

あほか。

同じ臨床心理士資格?

おれは別にいらん。

野球やってます。草野球とプロ野球の一流選手は同じレベルか? ちゃうやろ(笑)。

でもな。嬉しかったのはな。同業者の中でも、大学病院で勤務している医師、医科大で勤務する心理士で、やっぱりケースの数が多い方々は、シンプルに「素晴らしかった」とメールくれました。その理由が またこちらも「お、そこを分かってくれましたか?」と唸らされるし、弁別課題の本当の狙いについても気づいてくれているのかもしれない。

子どもが脳のどこを使っているか、知覚運動でどこを働かせたいか。同時に使わせるか、単一で使わせたほうが良いのか。微細な行動もチェックしながら、おれはそんなことも考えてます。ABAだけでそんなこと学べるかいっ。

まあ、これ以上ブログで言う必要なし。学会で会ったときに聞いてきて下さるので、こちらも相手の質問の意図を確認しながら回答しますから。

こういう人たちは、おれより一回りくらい年上でも「奥田先生」と呼んで「また今度、続きを教えて下さい」みたいに結んである。したがって、こちらこそ尊敬しているわけです。

なるほどー。まあ、確かに奥田先生はこの旧ブログ時代から現在のダイヤモンドブログまで一貫して実名でやってこられましたからね。それに対して、あれこれと論評するのは相手にする必要なしってことですね。お弟子さんがもっと頑張ってというメッセージかしら?

技術的なことであれこれというのも、ちょっとワタクシとしては気になりますが、草野球選手が不調のメジャーリーガーにあれこれ言うようで滑稽でもありますね。

そういえば、費用のこともいろいろと言われていました。それも、奥田先生はブログの方であらかじめ書いておられましたね。やっぱり先生の予想通り、同業者からの声。「50分でいくら」じゃなくて、カウンセラーの出張時間を考えないといけませんのに。例えば、往復12時間かけて出張したら、時給4,000円程度。別途の交通費は人が動く経費として交通機関に支払われるもの。ほとんどの場合、万一のために前日入りされる先生なので1泊2日での換算なら1,000円〜2,000円程度かしら。4、5日かかる海外出張だと時給で900円前後かゼロ近くになることもある計算になりますね。

ワタクシも自宅に来もらってのご指導でしたが、先生の移動時間を考えると確かに本当に申し訳ないくらいの報酬にしかならなかったと思います。買い手側の親ですが、買い手側の支払い代金だけで考えませんでしたよ。どれだけ先生のお時間を拘束したのかと考えれば、分かると思います。うちの子はすぐに学校に行くようになったので、よほど他の相談室や病院で効き目のない指導を受け続けるよりもコストは低く、効果絶大、薬漬けになるリスク回避になったことか。

妬みややっかみだらけの世界なのかな。ワタクシも奥田先生が最近しょっちゅう仰るように、今回の放送後のいくつかの反響を見て「ABAだから良いだろう」なんて思わなくなりました。あの番組を見て論評するABA専門家やABAオタク院生(?)は、どうかしてるんでしょう。尺の関係で、かなりカットされているのも画面で分かりますのに。後は、先生のご著書やブログなどのご発言に、普段からムカついておられるのかしら。

ちょっと、今回はワタクシのほうが辛口だったかしら

念のため、この1行上のところまで「こんなんでアップしてよろしいですか?」と、念のため先生に確認したところ、「センスあるあんたに任せてるんやから、ちょっとぐらい自分の考えをぶちまいたところでええんちゃう? 最後に『私のことは嫌いでも奥田健次のことは嫌いにならないで下さい!ふらいんぐげっと』って言っておいてくれたらええわ。今後、そんなことを確認せんでもええよ」とのことでした

ワタクシのことは嫌いでも、奥田健次のことは嫌いにならないで下さい! ふらいんぐげっと

あとですね、これも先生の予想通り、アマゾンや楽天などで「メリットの法則」「叱りゼロ」「子育てプリンシプル」「自閉症児のための明るい療育相談室」が全部完売

どころか、アマゾンのベストセラー商品ランキングでトップ10入りしてますし、サブカテゴリ(子育てとか障害児教育だとか心理学だとか)はずっと位キープしてました

テレビで初めて知った方が多いでしょうが、書物については奥田先生のまた全然ちがったユニークな側面を知ることができるでしょう 今回のドキュメント番組では「ちょっと怖っ」っていう印象かも知れませんが、「メリットの法則」とかお読みいただくと「なんちゅう面白い人」っていう発見があるかもしれませんね

文責:奥田健次の教育改革ぶろぐろ部の事務局

Posted by 事務局 教育学ぶこと特別支援教育お知らせ |

2013.02.11

NNNドキュメント'13『孤高の出張カウンセラー 自閉症の子どもたちとの500日』

奥田健次の教育改革ぶろぐろ部の事務局です。

いよいよ、奥田健次先生のご出演されるドキュメント番組が、次の日曜日に放送日を迎えます 亀梨君と江川さん上田さんのGoing! の直後の番組、NNNドキュメント'13です

日テレ系列の別のサイトを見ましたら、タイトルが変わっておりました

最初は、

異才の心理療法士

だったのですが、

孤高の出張カウンセラー

に、変わってます

事務局のワタクシの子は、不登校だったので自閉症だけじゃないのですが、まさしく新しいタイトルの通り、我が家に奥田先生に来ていただいて、あちこちで聞いていた話とまったく違った方向に修正してもらって、助けられました

昨夜、NNNドキュメントの来週の予告で、ちらっと先生の回のを見ることができましたよ

あんな短い予告だけでも、子どもたちが4,5人くらい出てきました。で、先生はいつも通りの感じで、関西弁で普段着な感じに見えます

夜中でしたが、奥田先生に予告編を見た感想をお伝えしましたら、こちらのブログ用にとコメント返信いただきました

ホテルで仕事してたんやけど、おれも見たよ。自分って感じがせんよな。すでに過去の自分は客観的にしか見れんから、抜け殻みたいな感じやな。それか『パーマン』に出てくるコピーロボットみたいな感じかな。子どもらは、カメラマンがさすがというか、やっぱりエモーショナルな感じが出てて、どの子も可愛らしいわな。当然、希望だらけですがな。おれには〜、希望がある、そして〜、持病がある、ララララ♪

最後の子のは、ちょっと番宣がてらに解説しておくと、お母さんが「家でいくら書かせようとしても嫌がって書こうとしないんです」と言うので、おれが「それは簡単ですよ、今やって見せましょか?」っていうことで、即座になぞり書きをやったシーンです。

同じく、別の子。「どうやっても蝶結びができません」。「簡単です、今やりましょうか」。お母さんからしたら「できない」。おれからしたら「簡単」。よくあることです。この辺りは大胆じゃない。フツーです。ただ、タイミングやら指の使い方まで微細な技術的なものはあります。カメラの前でガチで解説しながらお見せました。

それが、実際の放送でどこまで詳細に紹介されるのか分かりません。細かすぎて伝わらないのは全部カットされるんやろね。多分、もっと激しい暴力。長引く行動障害。これも「簡単」。「大胆」というならまあ、こっちのほうは確かにね。一般視聴者に分かりやすいってことで、多めに紹介されるようです。

せっかく仕事を紹介してくれるのなら、一般視聴者への分かりやすさよりも、微妙なテクニックを使ったマニアックな職人技みたいなところをお願いしたかったのですが、こればかりは制作サイドの意向がすべてです。

あと一つ、この次回予告を、おれ本人にやらせてもらいたかったなぁと。おれならね。マスオさんになりきれるし。

「さぁて、来週のNNNドキュメさんは~?

ケンジです。ええぇっ!? 金曜日の午前に講義を終わらせてそのまま空港に直行してバンコクへ? 土日にセラピーやったら月曜の深夜便で翌早朝に空港に戻って、大学に直帰? 月曜の研究日だけで海外でも仕事して来れるんですかぁ、お義父さん。次回、NNNドキュメント、55分の拡大枠で行きます。お楽しみに。

来週もまた見てくださいね!! ジャン、ケン、ポン!! うふふふふ…。」

おれなら、ここをマスオさんの声マネでやるんやけどなぁ。あ、サザエさんは他局か。サっザエさーんは、たっきょくやっ、なー♪

これこれ、先生 悪のりしすぎ

たぶん、「孤高の」とかってタイトルになっちゃったから、そのイメージ崩しに走っておられるんだろうと予想してますが

前のタイトルの「異才の」も、今回のタイトルの「孤高の」も、いずれにしても奥田先生を形容するのに相応しいものだと思います。以前、お電話でお話しをしたときは先生ご自身、「『孤高の』とかやなくて、『紅茶派の』とか『鼻炎の』とか『忌野』とかにしてくれたらええのに」と仰ってました

とっても楽しみです 奥田先生のお仕事ぶりの、ほんのわずか一部分のダイジェストくらいなのでしょうが、先生の凄さが番組で取り上げられただけでも親としては大満足です

日曜日の深夜ですよ、お間違いなく。日付的には月曜日になっている遅い時間ですが、週刊テレビガイドや日曜日の新聞テレビ欄などをチェックしてみて下さいね

次回予告動画は、番組サイトにアップされると思います この数日しか見られないものですので、要チェックです

http://www.ntv.co.jp/document/

予告動画は、こちらです。

http://www.dai2ntv.jp/player/index.php?corner_id=000001167z

日本テレビ系列「NNNドキュメント」、2月17日(日)に全国放送です

2月17日(日) 24時50分~ 55分枠

日本テレビ「NNNドキュメント'13」

再放送①

2月24日(日) BS日テレ 11:00~

再放送②

2月24日(日) CS「日テレNEWS24」 18:00~

※番組終了後用の公式サイトの予告動画です。画像をクリックしたら公式サイト動画に移行します。

Nnn130217

文責:奥田健次の教育改革ぶろぐろ部の事務局

Posted by 事務局 教育学ぶこと特別支援教育お知らせ |