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2008.03.01

酒ではモヤモヤを吹き飛ばせません!?

おもしろい基礎実験。

酔ったラット、しらふのラット(笑)。

この名称だけでも笑えます!

酒で憂さ晴らしは逆効果?東大教授がラットで実験

 憂さ晴らしに、酒の力を借りるのは無駄かも——。東京大学の松木則夫教授(薬品作用学)らが28日、そんな研究結果を発表した。

 ラットを使った実験で、薄れかけた恐怖の記憶をアルコールが鮮明にする役割を示したという。成果は米国の専門誌に掲載された。

 松木教授らは、ラットをふだんの飼育環境と違う箱に移し、電気ショックを与えた。いったん通常の飼育環境に戻し、翌日、恐怖を与えた箱に戻した。ラットが箱の中でじっと動かない時間の長さから、「恐怖記憶」の度合いを測った。

 再び箱に入れて恐怖記憶を呼び覚ましたラットを2グループに分け、片方にアルコールを飲ませた。すると、酔ったラットは、しらふのグループより、箱の中でじっとしている時間が長くなった。恐怖記憶が、アルコールによって強められたと考えられるという。

 松木教授は「記憶はいったん不安定になり、徐々に固定していくとされる。嫌なことを忘れる奥の手は、おぼろげなうちに、楽しい記憶で上書きしてしまうこと」と酒に頼らない忘れ方を勧めている。

(2008年2月28日21時00分  読売新聞)

うむ。「嫌なことを忘れるためには楽しい記憶で上書きせよ」ですか。結論が行動療法的。

行動療法ではずっと昔から定式化された方法ですね。

それでも酒飲みは酒を飲む。行動療法家も酒を飲む(自分は飲まないけどね)。

ということは、本当は嫌なことを忘れようとして飲んでいるわけではないともいえるのではないか。そう考えれば、いろいろ機能的な考察が展開できる。

単純に美味しいから、酒を飲む場はたいてい楽しい場だから、酒を飲んで泥酔すると助けてくれる人がいるから(甘えられるから)、などなど。

実験箱のラットは、アルコールを飲まされるだけでしょ。人間でいえば「一人暮らしの自宅での一人酒」に近いのかもしれません。アルコールの効果を検討するのがこの実験の目的なのでこれでOKですが、「楽しい宴席での酒」の効果については今後の課題なのかもしれませんね。

「酔ったラット」の実験箱を「楽しいパーティー状態」にしてみるとどうなるのかしら。

何にせよ、こういう基礎実験は好きですね。

 

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Posted by 奥田健次 学ぶこと |