サバイバル料理の心得、それはユーモアぜよ!
高知の学校で坂本さんが授業。
坂本さんいうても龍馬さんではありません。
近い将来に起こるとされる南海地震に備え、児童に災害時の食を考えてもらう授業「サバイバルクッキング」が24日、高知市大津乙の市立大津小であり、5年の児童約100人が災害時の料理法や心得を学んだ。総合学習の一環で、食育と防災を結びつけた授業は初めて。
阪神大震災で被災した体験を持つ神戸市の食育・料理研究家の坂本広子さんが講師を務め、電気、ガス、水道が使えなくなっても、きちんと栄養をとり、衛生的な食事を作ることの大切さを教えた。
坂本さんは、まず「地震や津波など自然の力には、人間は立ち向かうことはできず、普段の備えが大切」などと、防災の心構えを説いた。食べるものが少ない時に、ようかんや煮豆など豆製品を食べると、子どもの脳の発達への悪影響が抑えられることを紹介した。
児童は、食材に手を触れずにビニール袋の中で行う調理法や新聞紙を食器代わりに使う方法を体験。切り干し大根や乾燥わかめなどをビニール袋に入れて、水で戻し、酢やしょうゆなどの調味料をまぶす調理に取り組んだ。岩村香奈子さん(11)も「食材に手を触れないところが、普段の料理と全然違うけど、衛生上、必要なこと」などと納得しながら料理していた。
(2008年1月25日 読売新聞)
ええね。
いや、自分も阪神大震災のときに被災したんですわー。当時、養護学校でアルバイトしていたんですが、職場が避難所になってねえ。職場で一番若かった自分が、泊まり込みで被災者のお世話をしまくった。ちなみに、勤務時間外は当然のこと、すべてボランティアでやりましたよ(市職員の中には超過手当で月何十万円も得てひんしゅくを買っていた人がいたなあ、後からマスコミに指摘されていたけどさあ)。
んで、ある程度、物資が安定して手に入るようになってからのこと。おにぎりばっかり食べていたから、ええ加減、飽き飽きしてしてしまうんですね。人間ってわがまま。
「何か作ってよ!」ってなことになり、自分の十八番「肉じゃが」を作ることに。
やりましたよ。職員室で。
自分の肉じゃがは美味いよ。旨味調味料の味の素なんか使ったらだれでも美味しくできるので、そんな化学調味料は使いません。
ただねえ、テレビ見ながら煮込んでいたために、ちょっと焦がしてしまった。テキトーに修復し(誤魔化し)、試食会。「なんか香ばしいけど、美味しいねえ!」とかなり好評やったよ。
まあね。そりゃ、その前の日までおにぎりばっかり食べていたんやから、美味しく感じて当たり前やっての。だから、参考記録にもなりませんがな。肉じゃがづくりに自信のある自分にしてみれば、逆にタイミングが悪かった。
災害時、真剣にいろいろ取り組むのは大切なこと。しかし、深刻すぎるのは良くない。ある程度、余裕を持って楽しまないといかんやろ。
せやから、このサバイバル料理ってのも楽しんで欲しいね。ビニール袋の中で作ってしまう料理って面白そうやん。マリネとか簡単に出来そう。サバイバル料理もスタンダードになれば、サバイバル郷土料理ってのにも展開していくのかね。サバイバル土佐料理とか。鰹のたたき、ビニール袋の中で作れそうやな。「づけ」ですわ、「づけ」。づけまぐろの要領で(笑)。
あ、「ビニール袋の中」で思い出すのがシンナーね。いや、自分はやっとりませんよ。そういうのを救助したときのエピソードを思い出す。生々しいのでここでは書きませんけどね。
ビニールの中に入れるものはシンナーではなく、ふえるわかめちゃんにしときましょう。
このネタからシンナーまで展開してしまうとは、我ながらスバラシイ(?)。
追記:“photo album”に追加された写真です。2008年12月。奥田健次の教育改革ぶろぐろ部事務局より。
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