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2007.09.05

乳児は「指しゃぶり」して当然でしょ

安易に「園児」とか「幼児」とか「子ども」って言うなよ。

この辺りが、シロウトの恐ろしいところ。メディアが悪い!

また「信じられな〜い!」とか聞こえてきそうだが、いるんだって。こういう保育士も。今まで、実際に何人か出会ってきたけどね。神経質な人に多いね。

指しゃぶりダメ!で園児の指にからし 甲府の保育園

8月30日13時14分配信 産経新聞

 甲府市の社会福祉法人「甲西厚生会和成保育園」(深沢久江園長)で、50代の女性保育士が指しゃぶりをやめさせようと、当時3カ月の男子園児の指にからしを塗っていたことが30日、分かった。定期監査で事実を確認した山梨県は「不適切な対応」として22日に改善報告書を1カ月以内に提出するよう同園に求めた。
 県福祉保健総務課監査指導室と同園によると、女性保育士は昨年秋、男児の片手の中指1本にからしを塗ったという。男児の保護者から「指しゃぶりがひどい」と申し送りがあったというが、保護者や園長に、からしを塗ることの許可などは得ていなかった。
 観察指導室には今年2月に情報提供があったが事実を確認できず、6月の定期監査で他の保育士らから事情聴取して事実を確認。女性保育士は園の調査に「指をしゃぶるのでよだれがひどくなり、あごがただれてしまったので、見かねて自らの判断でやった。1回だけだが、本当に反省している」と説明したという。
 深沢園長は29日に保護者に経緯を説明したといい「保護者から苦情などはなかったが、不適切な対処をしてしまい申し訳ない。再発防止をしたい」と話した。

まずは、生後3か月児ってのは「乳児」と表記すべきでしょうが。見出しは「乳児の指にからし」と書いて下さい。

シロウトの言い方で「子どものわがままを許容すべきだ」「いや、許容すべきでない」という議論もひどく幼稚な議論。時間の無駄で、何の実も結ばない。

子ども一般について語る場合、そもそも「子ども」って何歳程度の子どものことを言っているのか確認していただきたい。子どもの年齢によって、またその発達の状態によって、課題や対応は異なるんやからね。まあ、そこまでマスコミに理解しろというのは酷かもしれない。

それが、発達の勉強をしているはずの専門家ですら、安易に「子どもとは」などと勝手な子ども像(しかも年齢や発達段階を無視している)を描いている人も少なくない。どうも、子どもに関わる仕事をしている連中には、「思い込み」で仕事している人が多くて困る。「思い入れ」が強いというか。

「思い込み」ではなく、エビデンスに基づいて仕事をしていただきたい。「思い入れ」だけで議論されるのも迷惑な話だ。

エビデンスをどのように検証しながら仕事するか。それは、基本的な科学的手法を身に付けてなければ話になりません。有資格者ですら、こういう基礎が出来ていない人がゴロゴロいる。まあ、こんな有資格者を生み出している大学教員に、基礎もろくに出来ない連中がいるんだから呆れますね。

この新聞記事ですが、「からしを使うなんてとんでもない」というよりも、「指しゃぶりをして当然の乳児に、何をするねん!」という怒りと驚きをもつべきでしょう。保護者には「3か月の子どもなら、指しゃぶりはまったく自然なことですよ」と指導すべきです。それなのに、この園長は「不適切な対処をしてしまい申し訳ない」と不適切なコメントをしている。批判に対する逃げですかね。

これでまた、色んなフレキシブルなアイデアを利用した保育方法やセラピーが気持ち的に制限されるのだとすれば、大きな損失。まあ、アイデアに枯渇したことのない自分にとっては、まさに一人勝ちですけどね。

 

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Posted by 奥田健次 教育 |