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2007.09.18

「いじめ対策支援」がまたも失業対策になりませんように(笑)

今回は(も?)、過激なことを書かせてもらいます。

「仲間はずれ」、「裏切り」、「見捨て」。この三拍子を兼ね備えたスクールカウンセラーが結構いるんですけど? スーパーバイザー(大学教員とか)でも、この三拍子が魔物クラスな人もいるよねえ。

まあ、スクールカウンセラーになるための資格を指定大学院制度でやってるんやけど、それ自体に大きな構造上の問題があるわけでね。

危機管理チーム結成 いじめ対策支援 文科省

 北海道や福岡県で昨年秋、いじめが原因とみられる自殺が相次いで発覚したことを受けて、文部科学省は来年度、いじめ問題に取り組む「危機管理対策チーム」の創設支援や、スクールカウンセラー増員などの対策を実施する方針を固めた。

 「いじめ総合対策」の主な内容は(1)学校内でいじめをはじめとする問題行動が起きた場合、精神科医や弁護士、カウンセラーなど外部専門家による危機管理対策チームを結成(2)人間関係を築く教育実践や異年齢交流など実践研究(3)生徒によるいじめをなくす主体的取り組みの支援−など。それぞれ30地域程度を選び支援する。

 これまで中学校に優先的に配置されているスクールカウンセラーを、全国の小学校の約1割、2000校に派遣できるようにするほか、都道府県ごとにカウンセラーを監督・指導するスーパーバイザーを配置する。

 また、フリースクールや個別相談など不登校対策に実績のあるNPO(民間非営利団体)や民間施設などに対し、学習カリキュラムや活動プログラムの調査研究について財政支援する。

 一方、昨年10月に自殺した中学2年の男子生徒のいじめに教師が加担していたことが判明した福岡県筑前町では、いじめ防止に向け活動指針を策定するほか、児童生徒の居場所として「こども未来センター」(仮称)を開設するなど町ぐるみで対策に乗り出す。健全育成に向けた条例を制定する方針も決めた。

(2007/09/17 12:00)

残念ながら、スクールカウンセラーの増員は今のところほとんど無駄金になるやろな。食えない心理士が増え続けてるんやけど、その失業対策としての政策はええ加減にやめなさい。

文科省の相変わらず駄目なところは「ほれ、予算ついたからしっかりやってくれい」という姿勢。いくら学者が「専門家チームを作ればよい」と言ったとしても、データがなければ信用しちゃいかんよ。「文科省の役人は、データを読み取る力もない」と、他の省庁の役人さんに陰口を言われているのも分かる気がするよ。エビデンスが重要なんであって、有識者の主張なんかウンコ以下やと思わきゃいかん。

いじめの問題については、うちのブログは専門カテゴリに入れて取り上げてきたけどね。まあ、本気でいじめの問題に取り組んで成果を上げたいならば、スクールカウンセラーには職を辞す姿勢で学校や教育委員会、また保護者と対決しなきゃならん局面があるっての。自分はこういう局面を何度も経験してるけどね。「脅されても、脅し返す」くらいの胆力が無ければ無理。今まで何度、四十、五十を過ぎたオッサンを脅してきたことか(笑)。いじめ対策っていうのは、こういう信念や覚悟がいるんやって。

昨年秋以降、いじめ自殺の問題が取り沙汰されて以降、何かの記事で「臨床心理士は『心のケア』を専門にしているので、いじめのような問題にはあまり役立たない。スクールソーシャルワーカーのほうが専門なので検討が必要」みたいな考え方が出されたこともあったよな。

これ、半分は賛成。残り半分は「笑える」。笑えるのは「臨床心理士は『心のケア』を専門にしている」という、ここへ来ての言い訳がましいところ。そもそも、「心のケア」って何やねん(笑)。まあ、いいや。

スクールソーシャルワーカーも家庭にまで介入できるような制度にするならば歓迎。しかし、今までの政府の動きを見ていれば、どうせこれも利権がらみで決められるんでしょ。とにかく、毎度のことながら専門家を養成するシステムが酷すぎるからね。心理士もソーシャルワーカーも、自分が叱りつけなきゃならんような人が指導者のお偉いさんになったりするんやからな。

権力者に迎合しているようなカウンセラーに何ができるねん。まずは偉そうにふんぞり返っている大学教員や医師にエビデンスから虚心坦懐に学ぶ姿勢がなければならんのだが、それが出来りゃあもっと世の中よくなってますわ。

キーワードは、冒頭で言ったように「仲間はずれ」、「裏切り」、「見捨て」。こういう「いじめの構造」が、専門家を養成する構造の中にあるということに気付くことから始めていただきたい。

まあ、とにかく教育の問題については『居酒屋論議』が可能な分野なので(嘲笑)、いつも言ってるように誰でも好き勝手なことを言えるわけよ。自然科学の基礎知識も身に付けていないのが、知ったようなことを言うから馬鹿にされるんよ。要らんからな、うちのブログにはデータ無き者の反論など。居酒屋でやってろ。

 

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Posted by 奥田健次 いじめ・ハラスメント, 教育 |