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2007.08.05

行動分析学会@立教大学(千秋楽)

埼玉での学会も最終日。異常に暑い。宿泊したホテルが最悪で、初日は空調が壊れていてまったく眠れなかった。フロントが「直しました」と言っていたくせに、嘘ばっかり。

翌日も途中から故障。部屋移動させられましたよ。「なんで壊れているの?」と聞いたら、「隣の部屋の空調の部品が欠けていて、こっち側の部屋の空調全部が調子悪いんです」だと。

通常、こういう場合はキレてあげるべきなのですが、なにせ体力・気力共にエンプティーだったので、ため息ひとつだけ。2日で120分しか寝てないよ。

それでもなるべく居眠りしないように頑張って朝から会場へ。

昨日の発表は、これ。

アスペルガー幼児の粗雑で乱暴な行動に対する介入

今日は、これ。

重度知的障害を伴う自閉症児へのPECSを応用した指導

これだけみても、うちの研究室が対象児を選ばず、知的な遅れのある子どもから遅れのない子どもまで幅広く支援しているアピールになる。今日も昨日に負けないくらい盛り上がりました。

シンポジウムも面白かった。行動分析学会でも、思いっきり「グローバルスタンダード(アメリカン・スタンダード?)」の流れが強まっているんですね。

ところが、教育研究への補助金がアメさんと日本では全然違う。とにかく、日本は金が無い。無いなかで、世界に通用する研究をやっていかなければならないから、日本の教育研究者には、そりゃあもう血の滲むような努力や工夫がいるわけです。

とりわけ行動分析家は、こんな中でも海外に負けない良質な仕事をし続ける「ストイックな武士」なのです。

日本人研究者が劣っているわけではない。圧倒的な物量攻撃に歯が立たない状況なの。で、どうするか。これまで、研究者個人でやっていた仕事を共同でやるしかない、という話になる。

自分は最後のディスカッションの時間に質問させてもらった。幕末、欧米列強が武力外交で迫ってきている状況で各藩相争っているんじゃなくて、中央に力を結集したことを例に出してみた。

所属する学会を「江戸時代末期」に喩えたのは、少々失礼な話かもしれないが。しかし、これはまあいつもの奥田流(笑)。好評だったみたい。

終わってからいろんな先生に「○○先生には岩倉具視になってもらってさあ(笑)」「やだよ、おれ襲撃されたくねえよ!」とか、「奥田先生、坂本龍馬みたいに暗殺されないようにね〜(笑)」とか、会う人、会う人から気の利いたリアクションをもらいました。結構、幕末マニアが多いのかな〜(苦笑)。

午後はカタニア先生の招待講演。4年前の国際学会で自分の研究発表を評価して下さった優しい紳士。その後、1年に1度しかお会いしないけれども、覚えていてくれました。まあ、アメリカでも自分は目立ちますからね。

カタニア先生、「強化の遅延」でみられるパフォーマンスから、ADHDの症状を説明するというものだった。オペラント貯蔵(Operant Reserve)の話やセルフコントロールの辺りなど興味深かったが時間切れ。もう少し詳しく聞いてみたかった。

その後は、いろいろ。研究関係の情報交換なり。

で、帰り際にまた「シャーペン、シャーペン、シャーペン、シャーペン」と、優しい学生さんらにしつこく囁いておきました(笑)。

さて、明日からはまた集中講義です。3日で1,350分、しゃべってきます。

追記:“photo album”に追加された写真です。2008年12月。奥田健次の教育改革ぶろぐろ部事務局より。

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Posted by 奥田健次 学ぶこと |