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2007.07.13

雨の中のニャンニャン救出劇

院生との移動中のこと。

雨の中、4車線の道路をフラフラと横切る子猫がいるので急ブレーキをかけた。寒さに震えてる。ちょうど自分らの前でしゃがみ込んでしまって動かない。

自分らは車を停めて、、、。

すると、子猫ちゃんは車の下にもぐりこんだんですわ。救出しなければと思って、雨が降りしきる中、外へ出て車の下をのぞき込みました。

車の下を見てみたら、真ん中で動かなくなってしまってて。このままでは助けようもないので、猫の動きを確認しながら、院生と協力してゆっくりバック。すると、猫がタイヤに近づいたので、すぐに「ストップ!」。その一瞬だけ、目を離したわけやけど、もう一度、車の下を見てみたら子猫ちゃんがいない!

道路のど真ん中にハザード点けて、前後左右から子猫を探しましたよ。そりゃあ、後ろからどんどん車が「何してんだ!」という顔で横切っていくわけでね、ちょっと迷惑かけたかもしれんけど。とにかく、いくら探しても見つからない。

自分「まさか、轢いたのか?」
院生「そんな感触はありませんでした」
自分「子猫やぞ!」
院生「・・・・・・」

目を離した隙に測道へ逃げたのか? あんなにゆっくりだったのに? ほんの一瞬だったのに? まさかタイヤの袋の中に巻き込んでしまったのか?

などと、最悪なことをいろいろ考えてみたけど、

「逃げた、としか考えられないか・・・」

どうしようもないので、出発することにした。

自分「猫って、よく車の中に入り込んでしまうからな」
院生「踏んでないと思いますけど・・・」
自分「いや、猫、踏んじゃったよ」
院生「(笑う余裕もなく)たたられるんでしょうか」
自分「毎晩なあ」
院生「・・・・・・・」
自分「もう、どうしようもないから考えるな」

といいつつ、自分はついつい子猫のことが忘れられず、話す言葉すべてが猫になってしまう。

自分「よく降る雨だニャア」
院生「・・・・・・・もう、忘れられませんよ」
自分「冬場とか、暖を取るために車の中に入って死んでしまう猫が多いニャ」
院生「夜とか鳴き声が聞こえてきそうです」
自分「毎晩ニャ」
院生「・・・・・・・・」
自分「ニャン ニャン ニャン ニャニャン♪」(Mr.マリックのテーマ)
院生「ああーーっ、怖いです!」
自分「ニャン ニャン ニャン ニャニャン♪」
(以後、5分くらい歌い続ける)

「猫のたたり」を怖れて、ビビリ続ける院生。マリックのテーマでニャンニャン歌い続ける自分。

ところが!!

院生の顔が凍り付き、自分も思わず歌うのを止めてしまった。

ニャー、ニャー、ニャー、ニャー、ニャー・・・・・。

耳を疑った。自分の歌声ではない。

自分「おい! ニャー、ニャー、聞こえたか!?」
院生「はいっ! 聞こえました!!」
自分「俺だけやないよな!?」
院生「僕も僕だけかと思いましたが、先生も確かに聞こえたんですね!」
自分「救出するぞ!」

ということで、すぐにコンビニの駐車場に入ってエンジンを切る。また雨の中、二人で猫がどこに隠れているのか捜索再開。明らかに子猫の鳴き声が聞こえるのに、どこをどう探しても猫の姿が見つからない。

自分「ボンネットを開けろ!」
院生「はい!」

探しても探しても見つからない。しばらくすると、鳴き声がまったくしなくなった。

自分「・・・・逃げたのか?」
院生「もしかして、先生も僕もたたられているのかもしれません」
自分「力尽きて死んでしまったのか?」
院生「・・・・・・・・」
自分「・・・・とりあえず目的地まで行くしかないな」

ということで、再度出発。

今度はもう歌っている余裕はない。沈黙の車内。ワイパーの音が鳴き声に聞こえる。いや、これは鳴き声ではないかと、かなり神経質になってしまっている。「猫のたたり」を信じてやまない院生は、血の気の引いた顔をしている。エンジンの音なのか、ワイパーの音なのか、雨の音なのか。あるいは、さっきまで歌っていたマリックのテーマの声が記憶に残存しているのか。とにかく、ときどき「ニャァ」という声が聞こえなくもない。

自分「ガソリンスタンドで見てもらおう!」

どうしても気になるので、助けを求めることにした。

店員「いらっしゃいませーぇ、レギュラーですかハイオクですかぁ!」
自分「猫です」
店員「へ!?」
自分「猫なんです!」

説明していると、また猫の鳴き声。店員さんも「聞こえるよ!」と言ってくれたおかげで、「猫のたたり」を信じ込んでいた院生は一安心したようだ。

ボンネットを開けて探してもらうと、エンジンの裏の辺りに隠れている子猫が発見される。さすが車慣れしている人たちや。店員さん、GJ!

店員さんが奥の方に手を突っ込んで子猫を出してあげようとすると、子猫も警戒してなかなか出ようとしない。しかしすぐに体力尽きて、車の下に滑り落ちるように降りた。女の子の店員さんが優しく抱き上げて布で温め、牛乳をやってくれた。弱っているけど、外傷も無さそうでよかった。

そりゃあもう可愛くていたいけな子猫でしたよ。全体は黒で手足だけ白い子猫。雨に濡れて弱っていたから、余計に母性本能をくすぐるのだろう。子猫は、ガソリンスタンドの店員さんが預かってくれることになりました。

さっきまでの重苦しい緊張感から解放された自分らは、また道すがら猫話。

自分「よかったな!」
院生「これで安心して眠れますよね!」
自分「いや、甘いで! 何か聞こえへんか?」
院生「・・・・・・・・」
自分「ほら、ワイパーの音が鳴き声に聞こえたり(笑み)」
院生「・・・・・・そう、聞こえますね」
自分「風の音も、雨の音も、猫の声に混じって聞こえたからなあ」
院生「・・・・・・・・」
自分「ニャン ニャーン ニャン ニャニャ ニャンニャンニャン♪」(風の谷のナウシカのテーマで)
院生「ナウシカの曲を聞いても思い出しそうです!」
自分「せやろ!?」
院生「どうしましょう(半笑い泣き)」
自分「ナウシカのテーマにピッタリや!」
(その後、15分くらいナウシカのテーマをニャンニャニャ歌い続ける自分)

まあ、とにかく。あきらめなくてよかった。ガソリンスタンドの店員さんが親切でよかった。

みなさん。猫は車の中(エンジンルームなど)に入ることがあります。狭いところが好きなのです。犬がそんなことをするのは聞いたことないけども、猫はやるんですよ。それが猫なのです。猫の生態なのです。

ニャン ニャーン ニャン ニャニャ ニャンニャンニャン♪
ニャン ニャーン ニャン ニャニャ ニャーン♪
ニャン ニャーン ニャン ニャニャ ニャンニャンニャン♪
ニャ ニャニャニャニャ ニャン ニャン ニャーン♪
(Bメロへ続く)
な一日でした。

※ちょっとアレンジしてますが本当の話です。

 

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Posted by 奥田健次 脱力系 |