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2007.07.28

行動療法を生かした支援の実際

2007okuda2 このところ、出版ラッシュ。まあ、たまたま時期が重なっただけのこと。去年から今年にかけて、書きまくったからねえ。

今回は、これ。画像をクリックしたら拡大できます。

発達障害・不登校の事例に学ぶ 行動療法を生かした支援の実際
(小野昌彦・奥田健次・柘植雅義 編)東洋館出版社

今回は編著者としてのお仕事をさせていただきました(そういえば、この編者3人で数年前に奈良でご一緒しましたねえ^^)。この教科書では、事例をたくさん紹介していますので、本書のタイトル通り「支援の実際」を読者にご覧頂きたい、そして何かヒントを見つけて頂ければとの思いを込めて編集しました。

行動療法による支援がなぜ効果的なのかというところまで、本書から読み取っていただければ、編著者の一人としては最高ですね。

この1か月だけで3冊。前の2冊は、これ。

小学校 学級づくりの救急箱

よくわかる発達障害

あと、年内にもう1冊かな。それから仕込み中の単行本もね。お楽しみに!

 

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Posted by 奥田健次 お知らせ, 特別支援教育 |

2007.07.23

岡山県総合教育センターに行ってきました。

やり残した仕事の一つ。当時、自分の転勤のために約束していた研修会が実現できなかった。「転勤先から手弁当で研修会に行きますよ」と本気で申し出たのに、教育委員会のほうが遠慮して実現しなかったものだから、ずっと気がかりになっていたんですね。

それが、ようやく別のカタチで実現しました。岡山県総合教育センターというと、自分も転勤前最後に岡山市内で講師をやって以来。ところが、なんと呼ばれて行った場所は、とんでもないド田舎!

吉備高原に移転したというんですね。知りませなんだ。

前の職場にほど近いため、なんだか「イヤ〜な気分」が半分と、今回のように当時から自分みたいな過激派(?)を必要としてくれていたという「アリガタ〜イ気分」が半分という感じ。いや、アリガタ〜イ気分のほうがほとんどなのに、そのアリガタ〜イ気持ちを邪魔するのが吉備という土地なんですわ(笑)。

午前中に岡山駅前のホテルからタクシーで移動すること1時間。よく行き来した山道を、ロング(遠距離乗車)でゴキゲンなドライバーの観光案内を聞きつつ現地入り。

ビックリするほど綺麗な建物。岡山のどこにそんな金が残っていたの(笑)?

いや、こんなスバラシイ施設があるんなら良い仕事が出来そうじゃないですか。今年の4月に出来たばかりで、ホルムアルデヒドに囲まれた室内とFOMAが圏外という悪条件を除いて、うらやましい限り。

さて研修内容について。今回は、巡回相談を担当される教員の研修会だった。ただの単発の講演会ならお断りしたと思うけど、シリーズで依頼されていたので引き受けてました。受講者70人中10人程度は「常連さん」。でも、60人は初顔合わせなので基礎的な話をやんなきゃならない。

さらに悩ましいのは、自分の尊敬している数少ない大学教員、岡山大学の佐藤暁先生もまた自分の話を聞きに来られるということだった。自分の集中講義にも最後の一コマまで聞かれちゃってるので、手の内を知られてしまっている(苦笑)。同じ話では恐縮だと勝手に感じてしまって仕方がない。でもやっぱり初めての方のほうが多いし。

でも、センターからの研修リクエストが「中学生以上の特別支援教育について何かお話しを」ということだったので、よっしゃ分かった。あ、ちょうどタイムリーな動きがあったわ。よっしゃ、よっしゃ。

などと閃いたわけです。

ところが、閃いたのが遅すぎた(泣)。というか、日曜日の夜にホテル入りしてから調べ始めたんですねー。相変わらず、取りかかるのが遅い。

パワーポイント作成していたら、気がついたら明け方の4時過ぎですよ(泣々)。小鳥さんの朝のさえずりが聞こえるし、しばらくするとJRの始発も動き始めるし、ほとんど眠れませんでした。まっ、ボクが悪いんですけどね(泣×3)。

今年度から文科省の新しい事業として「高等学校における発達障害支援モデル事業」というのがあるんです。文科省のHPで1か月前に資料が情報公開されたばかり。これを紹介することから始めることにしたわけです。

全国で14校の国公私立高校がモデル校に指定されています(北海道、埼玉県、東京都2、静岡県、滋賀県、京都府、大阪府2、和歌山県、福岡県2、長崎県、熊本県)。

なんで、愛知県は無いの? 兵庫県も無いの? 神奈川県も無いの? おかしいなー、なーんてね。愛知、兵庫、神奈川だからねぇ(笑み)。

高等学校における特別支援教育となると、小中学校の特別支援教育とはまた違った視点からの支援が必要となる。特に、進路指導や就労支援などが大きなウエイトを占めるようになるし、他機関との連携もハローワークやら厚生労働省の就業事業などの利用とか、教員にとっても新しい知見の修得が求められる。上記14校の取り組みに注目したい。

研修会ではこれらの話のほか、保護者や学校や対象生徒のアセスメント方法などについて専門的な話もした。いつものことながら、あっという間の90分。休憩を挟んで、佐藤先生とのパネルディスカッション風の質疑応答。これはこれで、まったくの打ち合わせ無しなのに盛り上がるんですね。

受講者にも、自分と佐藤先生の少しずつ違った角度からの話で、しかしほとんど同じような方向を目指しているということに気付いていただけたのかもしれない。最後まで真剣かつユーモア溢れる、あっという間の研修会でした。

ゴキゲンなタクシードライバーに岡山駅まで運んでもらって、速攻で名古屋に帰りました。名古屋は大都会やなあと改めて実感。『大名古屋ビルヂング』があるくらい(笑)。

そんなわけで、次回またよろしくお願いいたします。

佐藤先生のご著書と、今回の研修会で紹介した拙著も下記に紹介しておきます。

 

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Posted by 奥田健次 特別支援教育 |

2007.07.20

【最高裁判決】教授への村八分は違法【アカハラ訴訟】

現役の教授に対して、一方的に講義を取り上げて事務職にさせた事件が、最高裁判決によって違法と認められた。

<処分無効訴訟>教授側が勝訴、大学側に制裁的意図 最高裁

7月13日18時51分配信 毎日新聞

 ミニコミ紙上の発言などを理由に不当な戒告処分を受けたとして、鈴鹿国際大学(三重県鈴鹿市)の久保憲一教授が大学側を相手に、処分の無効確認と500万円の賠償を求めた訴訟の上告審判決が13日、最高裁第2小法廷(中川了滋裁判長)であった。小法廷は「大学側の処分に合理的理由はなく、懲戒権や業務命令権の乱用」と述べ、請求を棄却した2審・名古屋高裁判決(05年11月)を破棄、処分を無効とした上で大学側に200万円の支払いを命じた。
 判決によると、99年にミニコミ紙に掲載された久保教授の発言を巡り、教授会が「教授として不適切」と辞職を求める決議をし、大学は戒告処分とした。辞職に応じなかったため、事務職への異動と教育活動の禁止を命じるなどした。小法廷は大学側の一連の行為について「制裁的意図に基づく差別的取り扱いとみられてもやむを得ない」と指摘した。
 1審・津地裁は04年に教授側勝訴としたが、2審では「処分は妥当」として教授側が逆転敗訴していた。【高倉友彰】

この事件。まあ、要するにパワハラ(パワーハラスメント)またはアカハラ(アカデミックハラスメント)なんよね。最高裁は至極まともな判決を下した。

ところで、毎日新聞は具体的にミニコミ紙の内容を書いていない。

ミニコミ紙の発言内容は、こちらから。

(引用開始)
 −三重県での取り組みですが、三重県人権センターを調査されたよ
うですがどのような問題点がありましたか。
 久保−市民運動家の山野世志満さんらと行きましたが、想像以上にひどいものでした。人権センターといってもほとんどが部落問題で占められている。あとの二割ほどが反日、自虐史ですね。どういう子どもや日本人を育てようとしているのかと疑問に感じるような施設です。このセンターで真面目に勉強する子どもがいたら、将来が本当に心配になります。このような施設を公費で建設したこと自体疑問ですね。

 −東京都が計画している平和祈念館問題と何か共通するものを感じたということですか。
 久保−ほとんどオーバーラップすると思います。東京都議会の土屋議員は大学で一年後輩ですが、彼の尽力で計画を凍結させました。人権センター問題はこれから監査請求とか情報公開などで実態を明らかにしていきたいと思います。

 久保教授のインタビューに対する発言が問題だとして、享栄学園は久保教授の解任を決定した。しかし久保教授はこのインタビューの以前に、すでに人権センター問題を取り上げて、報道されている。
 平成十一年八月十二日に、久保教授(当時助教授)らメンバー六人が人権センターを訪れ、馬場佐所長と話し合っていることが本紙八月二十日号で掲載されている。
 久保教授らは「人権センターになっていない。実態は同和解放センターだ。もっと人権全般についての啓発をしてほしい」「戦争の扱いが偏向している。蔵書や展示に日本軍や日本人の加害ばかりが目立つ。日本人が受けた被害についてまったく触れられていない。戦争は最大の人権侵害であり、一方が絶対に正しく、一方が悪いというものではない。事実は事実としてバランスの取れた啓発をしてほしい」と要望している。

 これに対して馬場所長は「人権センターは誕生してまだ三年目だ。これまでの長い同和行政の流れがある。そのため同和関係の図書やビデオが多い。今後、内容を整理するなかで検討したい」「戦争についての蔵書やビデオなどはバランスの取れた内容にするよう努力している。展示についても公正なものにするよう配慮したい」と答えている。
 また久保教授は、ほかのメンバーらと十一月十九日にも人権センターを訪れ、展示内容や図書内容が自虐的だとして改善を求めている。
(この件は本紙と産経新聞が報道した)。
 報道記事を通して、久保教授の一連の発言の内容が終始一貫していることが分かる。
 しかも鈴鹿国際大学の教授会は十月一日付けで、久保助教授(当時)の教授への昇任を満場一致で決めている。
 「なぜいま頃になって問題になるのか。それも大学内部だけで−。まさに青天の霹靂(へきれき)の思いだ。最近になって教授と本部事務員の兼務の辞令が送られてきたが、教授会への出席や講義も認めないという。本当に人を愚弄したやり方だと思う」と久保教授は語っている。
(引用おわり)

要するに、地元の人権センターの内容について疑問視した意見をインタビュー形式で掲載されたということ。教授の主張内容も至極妥当である。ところが、これで「嫌がらせ」が起こりえるということを、一般の人は理解できないかもしれない。しかし、大学という現場ではある。

教授側の「請求原因(一)」を見てみよう。一部引用。

一・辞職を求める教授会の決議
 鈴鹿国際大学学長勝田吉太郎(以下、勝田という)、学部長被告武部、田村晃康教授、中澤巷一教授、教務部長被告中野の五名で構成する「適格性審査委員会」が、平成十一年十二月十七日に「久保教授は本学教員としては不適切な人物と判断せざるを得ず、辞職してもらうのが適当との結論」に達したとして、教授会は、平成十一年十二月二十二日開催の臨時教授会において、「久保憲一教授は本学教員としては不適格であり、辞職を求める」という決議をなした(甲第二号証)。

「請求原因(七)」では、さらに嫌がらせの内容が明らかに。一部引用。

 四、それまで、何ら制限されることなく、研究室を使用し、授業等の教育活動や教授会及び委員会等への出席ができた原告に対し、教授会が突然、正当な理由もなく、「授業等一切の教育活動をさせない」ということは原告に「教員として不適格」という烙印を押すことであり、「教授会及び委員会等への出席はさせない」ということは、いわば原告を「村八分」にすることであり、ともに陰湿な「いじめ」以外の何者でもない。

「請求原因(十一)」では、さらに嫌がらせの内容が露骨に。一部引用。

 さらに被告享栄学園は、原告に対し、「学園本部事務職員と鈴鹿国際大学教授の兼務を命ずる」との辞令(甲第十六号証)の発令に伴い、平成十二年二月十四日付連絡書(甲第十一号証)をもって、なんら理由を示さずに「鈴鹿国際大学の教授会、委員会への出席、その他の教育的諸活動はお辞め下さい」、「法人本部佐藤久雄事務局長より指示」を受けて、鈴鹿国際大学短期大学部二号館において「学園史の英訳業務」「海外留学生の募集事務」をせよと通知(業務命令)した。

 教授の職務は、学生の教授と指導、研究であるのに、被告享栄学園は、鈴鹿国際大学教授たる原告に対し、その本質的職務である「教育的諸活動」をしてはならないと命じ、教授会の構成メンバーであるのに、教授会に出席してはならないと命じ、本来的な上司でもない「法人事務局長」の指揮のもとで機械的作業に従事せよと命じたのである。

医局の嫌がらせを描いた小説『白い巨塔』よりも、えげつない。自分の専門分野の一つである「いじめ・ハラスメント」。他にも、山ほどアカデミックハラスメントの事例を知っている。

実際に、アカハラに遭っている人は、NPOアカデミックハラスメントをなくすネットワークに相談してみてください。

なかなか表に出てこないだけで、大学ではまだまだ信じられないほどの露骨なハラスメントが埋もれているのだ。こうした嫌がらせが違法であるという認識を、もっと日本人は自覚せねばならないだろう。

その意味で、今回の最高裁判決はとても大きな意義のある判決であった。

 

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関連記事:イエスマンにみる『いじめ』の病態
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Posted by 奥田健次 いじめ・ハラスメント |

2007.07.18

いじめへの取り組みは時間がかかる

現実離れした活動を続ける教職員組合。

とにかく、組合の連中には「やりたくない、時間をかけたくない」というのが先にあるからね。それを隠すための論理があまりにも稚拙。そして、いつも『人権』という言葉でもって、教師のプロ化にブレーキをかけている。

いつまでそんな、ただの『まやかし』が通用するんやろうかね。

いじめ調査「非協力」の北教組が反論の資料集(北海道)

 北海道教職員組合(北教組)は12日、「『いじめ』問題を考える教育実践資料集」を発表した。昨年12月に道教委が実施したいじめ実態調査に非協力運動を行い、批判を浴びたことを受け、「誤解を解消し、北教組の主張を示す」狙い。

 資料集では、道教委のいじめ実態調査が、北教組の同意を得ずに行われたもので、調査結果が一人歩きし、子供、保護者、教職員の不安をあおったなどと批判。いじめは人権侵害の観点でとらえるべきだとし、子どもの権利条約に基づく主権者を育てる教育が必要などと主張、小中学校と高校の6実践例を紹介している。 

会見で北教組の住友肇副委員長は、道徳教材「心のノート」や、卒入学式での国旗掲揚・国歌斉唱など、「文部科学省の圧力や強制、子供の意見表明権を抑制する教育政策で、人権が根付かない」とし、「主権者たる人間を育てる観点の教育で、いじめを起こさない学校作りができる」とした。

 北教組は今年2月27日の中央委員会で、資料集制作を明らかにしていた。この時期に発表がずれ込んだ理由として北教組は「これだけをやっているわけではない。全国学力テストや教育3法案の反対運動もしていたため」と説明した。

 資料集は52ページ。6000部を印刷し、一般にも無料で配布する。問い合わせは、北教組本部教育文化部(TEL011・561・8825)へ。

(2007年7月13日  読売新聞)

滝川市の小6いじめ自殺のときに遺書の内容を隠し続けた市教委。北広島市では教師と学校がいじめがあると知りつつ放置した。いずれも北海道であったのに(北海道に限らない話だが)、これだけの事件が連発しているにもかかわらず、いじめの実態調査を拒否したのが、北海道教職員組合。当然、批判の目が注がれる結末に。そんな結末になることも予測できないほど、世の中の空気が読めない非常識な連中なんでしょうな。

いじめを見殺しにした学校、教師らが全国各地に山ほどいる。自分は、たくさんの事例をもっているよ。

「いじめを起こさない学校づくり」などと寝言を言っているようだが、そのためには相当な時間をかけなければならない。それこそ、残業手当無しで夜の8時まで仕事しても文句を言わない教員集団の力が必要になる。

こういう話になると、教職員組合の連中はすぐに顔色を変えて反発する。だから、「結局やりたくないんでしょ、所詮」というふうに見られてしまうわけ。

具体的な事例を一つ。

小学校5年の担任(50代男性)が巡回相談のときに、深刻な顔をして相談にやってきた。クラスの中で、いじめにあった女の子の手紙である。

こんな内容であった。

○○先生へ

 わたしは○組の人たちから、イジメられています。『ウザイ!』と言われました。

 教室に入ると、イジメてくる子たちが、ガン見してきます。

 先生は気づいてないけど、わたしは去年から○組の子たちにイジメられています。

 先生が来ると、イジメをやめるからです。でも、先生がいなくなるとまた、ガン見されてイジメられます。

 わたしはもう死にたいと思っています。思い切って○○先生に手紙を書きました。両親にも、○○先生にそうだんしなさいって言われました。

 手紙のことはナイショにしてください。またイジメられるからです。

 わたしのことを、毎日イジメるのは、◇◇さんと、△△さん、●●さん、□□さんです。

 たすけてください。たすけてください。

・・・・・・・・・・・・

この児童の訴えは、さらに便箋に5枚に及んでいた。

担任の男性は、「こういう手紙を受けとったんですが、どうしたらよいのでしょう」と聞いてきた。

このクラスの状況、この児童の状態、クラスの状態、親御さんの理解と期待できる支援のレベルなど、いろいろな事を確認した上で、自分は2つの処方箋を出した。

1つ目は「緊急に必要なこと」。

2つ目は「しばらくの期間、担任として続けて欲しいこと」。

事例のことになるので、詳しい内容はここには書かない。

1つ目の「緊急に必要なこと」については、奥田が動くということでOK。

そして、2つ目の「担任としてしばらく続けて欲しいこと」についてだが、自分もいろんな学校を巡回していて、学校教員の忙しさを理解している。だから、無茶な(明らかに実行不可能な)提案は、最初からしないように心掛けている。

自分が提案した中身は書かないが、要は「担任が放課後に30分だけ、この児童にお付き合いする時間を設けること」を提案した。しかも、「週1日、30分だけ」という提案。担任にとっては、そんな難しいことではなく、ただ30分だけ「あること」にお付き合いするだけでよい。そういう提案だった。

ところが、この提案を具体的に話していると、担任はどんどん暗い顔になっていった。

「どうでしょう、やっていただけませんか?」

と、聞いてみた。

すると、

「・・・・・・我々、教員は放課後はとても忙しいんですよ」

と言う。

自分のクラスの子が「死にたい」と訴え、「先生にしか相談できない」と頼りにされているのに、「忙しい」と答えるこの担任。

そりゃあ、もうこのオッサンを殴ってやろうかと思いましたよ。

でも、なんとか子どものために怒りをこらえて「5分でも10分でも良いですから」とお願いしてみた。

それでも、この担任は、

「・・・・・・・・・・・・この子にだけ特別なことをして良いんでしょうか」

と言う。

「ほな、もう良いですよ! 先生には頼みませんわ!」

と、この担任との相談を打ち切り、即座に校長に直談判することにした。というか、校長を脅しに行った。

脅された校長は、養護教諭を呼んできた。養護教諭に事情のすべてを話して、奥田の2つ目の処方箋については、この養護教諭が実行してくださることになった。

この2つの処方の結果として、それまで続いていたいじめの問題は断ち切られたし、この児童は養護教諭の協力のおかげで長期的にも安定して登校して教室で過ごすことができ、自殺をほのめかすようなことも無くなった。

養護教諭に、この担任の協力の無さについて率直に話したところ、結局「あの先生は組合ですからね」とのこと。

他にも、こんな例はいっぱいあるんやけどな。北海道から沖縄まで。教員だけでなく、養護教諭による見殺しの例すらある。もちろん、見殺しにする管理職もいた。見殺しにするスクールカウンセラー(臨床心理士)、大学教員もいた。中には、我が子を見殺しにする親もいるんですよ。信じられる?

「いじめは人権侵害だ」「主権者を育てる教育が大事だ」の運動で、良くなるわけがない。エビデンスもない。綺麗事を並び立てて正当化するのは教職員組合の常套手段なのだが、結局は「時間をかけたくない」というのがベースにあるだけ。

上記の巡回相談の話に戻るが、養護教諭との話し合いが終わって帰ろうとすると、教職員が玄関まで見送りに来てくれた。

「忙しいから」と言った男性教諭が、「これから大学に戻られるのですか?」と聞いてきたので、「研究室で夜の2時くらいまで仕事します」と答えると、「そんなに遅くまで!」と驚いていた。

自分としては、「プロとして恥を知れ!」と思いつつ立ち去った。この恥を知らない担任は、「大学の先生も、大変なんだなあ」という顔つきだった。

ともかく、いじめへの介入には時間がかかるものなの。人権の大切さを訴えたところで、いじめが無くなればどんなに楽か。無くならないって。

大変かどうかじゃなくって、自分の怒り、分かりますか?

 

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Posted by 奥田健次 いじめ・ハラスメント, 教育 |

2007.07.17

よくわかる発達障害

長いこと待たされましたが。ようやく出ました。今年の3月に「軽度発達障害」という誤解を招く用語が見直されたばかりなので、逆にタイムリーかも。

『よくわかる発達障害』(ミネルヴァ書房)。

2007okuda1 自分も、専門分野である『心の理論』のところを分担執筆。

その他、発達障害に関する基礎的知識から応用分野でのテクノロジー、今日的な課題まで、幅広く取り扱われている(高度な専門的知識については、本シリーズの趣旨に反するのであくまでも入門書です)。学生や親御さん、教員・管理職、心理士、巡回相談員などが知っておくべき基本ばかりなので、ぜひ手元に一冊置いてください。

編者が、小野次郎先生、上野一彦先生、藤田継道先生のお三方ですから、教育、心理、医療、行政などの分野からの専門家が、ギュッと集められたという感があります。

最後の写真付きの『執筆者紹介』に、執筆陣の個性が表れていて興味深い。「読者へのメッセージ」というのがあって、自分が一人だけ浮いている結果に(苦笑)。また、真面目というか揚げ足取りなお人からは、「ふざけている」なんて声が聞こえてきそうですが、「個性、個性」というならば、これも個性と言える度量が必要なんですよ。分かった?

ユーモアも分からないお人じゃ、柔軟な支援なんて出来ませんがなー。

とはいいつつ、物書き以外の自分は不真面目なのが大嫌い。このブログとかの軽いノリをみて、気易く講演や取材の依頼とかして来ないでください。そういうのは時間の無駄なので無視します。ブログのノリに騙されないようにご注意を。

ってなわけで、とにかくタイムリーに良い本が出ましたよ。書店などで手にとってご覧下さい。

※ミネルヴァ書房はまだ画像を出していないためか、amazonでもまだ画像が出ていません(が、購入可能です)。

 

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Posted by 奥田健次 お知らせ, 特別支援教育 |

2007.07.15

『世界の山ちゃん』とは、山田耕筰のことでしょ。

『お宝』だよね。いや、よくある我が家に伝わるお宝鑑定の『お宝』じゃなくって。

世界の山田耕筰だよ。「赤とんぼ」はEUとかでも歌われてるんやで。こうした大作曲家の作品が見つかるってのは、世界的にも喜ばしいニュースじゃないかな。我が家のお宝じゃなくって、『世界のお宝』やね。

熊本市内のおばあちゃんが偶然みつけたんやって。

山田耕筰の楽譜見つかる 早世した、めい悼み作曲

 「赤とんぼ」などの名曲で知られる作曲家、山田耕筰(1886〜1965年)が、18歳で世を去っためいをしのんで1941年3月に作曲した「母の手に」という歌の楽譜が熊本市内で見つかった。

 同年2月に結核で死去した阿部真理子さんが、母親(耕筰の姉)の優しさを詠んだ短歌「ははの手に かみをまかせて 目つむれば わがさいはひの ひしと身に泌(し)む」に、耕筰が曲を付けた作品。一般にはほとんど知られていない。

 楽譜は耕筰の遠縁にあたる熊本市の竹下久子さん(74)方で、引っ越し荷物の整理中に偶然出てきた。真理子さんの追悼式でこの曲が披露された際に、久子さんの父親がもらってきたらしい。

 久子さんは「気持ちを和ませる優しい曲。包み込むようなメロディーに、耕筰のめいを悼む気持ちが表れています」と話している。

(2007/07/14 09:24)

聴いてみたいね。きっとすごく良い曲なんやろうな。

自分の出身高校の校歌も山田耕筰さんやった。西宮市の市歌も山田耕筰さん。その他、数多くの学校歌を作曲されておられるので、音楽に関心のない人でも「えっ? うちの学校の校歌も山田耕筰やったの?」なんてことがあるんとちゃうかな。

作曲家だけあって(?)、波瀾万丈な人生を送っている。

山田耕筰(やまだ こうさく、男性、1886年6月9日 - 1965年12月29日)は、日本の作曲家、指揮者。

日本語の抑揚を活かしたメロディーで多くの作品を残した。日本初の管弦楽団を造るなど日本において西洋音楽の普及に努めた。また、ニューヨークのカーネギー・ホールで自作の管弦楽曲を演奏、ベルリン・フィルやレニングラード・フィル等を指揮するなど国際的にも活動、欧米でも名前を知られた最初の日本人音楽家でもある。あまり知られていないが、軍歌の作曲も多く手がけている。

冒頭でも言ったとおり、世界的にも有名な作曲家なんですよ、山田耕筰は。

東京都本郷の医師でキリスト教伝道者の父の下に生まれる。少年時代、義兄の宣教師エドワード・ガントレット(Edward Gauntlett,1868-1956)に西洋音楽の手ほどきをうける。岡山の養忠学校や関西学院中等部、同本科中退を経て東京音楽学校予科入学、1908年、東京音楽学校(現・東京藝術大学)声楽科を卒業。

1910年から3年間、三菱財閥の総帥岩崎小弥太の援助を受けてドイツ・ベルリン音楽学校作曲科に留学し、マックス・ブルッフなどに学ぶ。ベルリン時代の1912年には日本人初の交響曲『かちどきと平和』を作曲した。

へええ。時代的な背景もあったんでしょうが、ドイツで影響を受けたんやね。つづき。

帰国の後、1914年には岩崎が1910年に組織した東京フィルハーモニー会の管弦楽部首席指揮者を任されるが、自身の恋愛問題により岩崎が激怒し、資金源を断たれて翌年解散する羽目となる。1917年には渡米し、カーネギーホールで自作を中心にした演奏会を開く。1920年12月には帝国劇場においてリヒャルト・ワーグナーの「タンホイザー」の一部などを日本初演。1924年には近衛秀麿と共にハルビンのオーケストラ楽員と日本人楽員を交えたオーケストラの演奏会「日露交歓交響管弦楽演奏会」を主宰、これを母体に近衛と日本交響楽協会を設立。現在のNHK交響楽団の前身であるが、不明朗経理を理由に内紛が勃発。黒柳徹子の父・黒柳守綱ら4名を残し大部分の楽員は近衛と行動をともにしたため、山田派は崩壊した。(以下、略)

時代が時代とはいえ、なかなか大変やったんやろうね。それにしても、山田耕筰といえば古い作曲家のようなイメージがあるけども、日露戦争後に活躍した人なのに没年が1965年ということでしょ? ということは、現代人には『生きている山田耕筰』の記憶がまだ十分残っているってことやんか。すごいよね。

こういう語り継がれること、歌い継がれることっていうのを想像してみるのは大切なことやと思うよ。歴史の勉強って、こういうことじゃないかな。

それにしても今回のニュース。モーツァルト(であるらしい)の楽譜が見つかったのと同じように、とても嬉しい話ですね。

早く聴いてみたいですわ。

 

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Posted by 奥田健次 音楽 |

2007.07.13

雨の中のニャンニャン救出劇

院生との移動中のこと。

雨の中、4車線の道路をフラフラと横切る子猫がいるので急ブレーキをかけた。寒さに震えてる。ちょうど自分らの前でしゃがみ込んでしまって動かない。

自分らは車を停めて、、、。

すると、子猫ちゃんは車の下にもぐりこんだんですわ。救出しなければと思って、雨が降りしきる中、外へ出て車の下をのぞき込みました。

車の下を見てみたら、真ん中で動かなくなってしまってて。このままでは助けようもないので、猫の動きを確認しながら、院生と協力してゆっくりバック。すると、猫がタイヤに近づいたので、すぐに「ストップ!」。その一瞬だけ、目を離したわけやけど、もう一度、車の下を見てみたら子猫ちゃんがいない!

道路のど真ん中にハザード点けて、前後左右から子猫を探しましたよ。そりゃあ、後ろからどんどん車が「何してんだ!」という顔で横切っていくわけでね、ちょっと迷惑かけたかもしれんけど。とにかく、いくら探しても見つからない。

自分「まさか、轢いたのか?」
院生「そんな感触はありませんでした」
自分「子猫やぞ!」
院生「・・・・・・」

目を離した隙に測道へ逃げたのか? あんなにゆっくりだったのに? ほんの一瞬だったのに? まさかタイヤの袋の中に巻き込んでしまったのか?

などと、最悪なことをいろいろ考えてみたけど、

「逃げた、としか考えられないか・・・」

どうしようもないので、出発することにした。

自分「猫って、よく車の中に入り込んでしまうからな」
院生「踏んでないと思いますけど・・・」
自分「いや、猫、踏んじゃったよ」
院生「(笑う余裕もなく)たたられるんでしょうか」
自分「毎晩なあ」
院生「・・・・・・・」
自分「もう、どうしようもないから考えるな」

といいつつ、自分はついつい子猫のことが忘れられず、話す言葉すべてが猫になってしまう。

自分「よく降る雨だニャア」
院生「・・・・・・・もう、忘れられませんよ」
自分「冬場とか、暖を取るために車の中に入って死んでしまう猫が多いニャ」
院生「夜とか鳴き声が聞こえてきそうです」
自分「毎晩ニャ」
院生「・・・・・・・・」
自分「ニャン ニャン ニャン ニャニャン♪」(Mr.マリックのテーマ)
院生「ああーーっ、怖いです!」
自分「ニャン ニャン ニャン ニャニャン♪」
(以後、5分くらい歌い続ける)

「猫のたたり」を怖れて、ビビリ続ける院生。マリックのテーマでニャンニャン歌い続ける自分。

ところが!!

院生の顔が凍り付き、自分も思わず歌うのを止めてしまった。

ニャー、ニャー、ニャー、ニャー、ニャー・・・・・。

耳を疑った。自分の歌声ではない。

自分「おい! ニャー、ニャー、聞こえたか!?」
院生「はいっ! 聞こえました!!」
自分「俺だけやないよな!?」
院生「僕も僕だけかと思いましたが、先生も確かに聞こえたんですね!」
自分「救出するぞ!」

ということで、すぐにコンビニの駐車場に入ってエンジンを切る。また雨の中、二人で猫がどこに隠れているのか捜索再開。明らかに子猫の鳴き声が聞こえるのに、どこをどう探しても猫の姿が見つからない。

自分「ボンネットを開けろ!」
院生「はい!」

探しても探しても見つからない。しばらくすると、鳴き声がまったくしなくなった。

自分「・・・・逃げたのか?」
院生「もしかして、先生も僕もたたられているのかもしれません」
自分「力尽きて死んでしまったのか?」
院生「・・・・・・・・」
自分「・・・・とりあえず目的地まで行くしかないな」

ということで、再度出発。

今度はもう歌っている余裕はない。沈黙の車内。ワイパーの音が鳴き声に聞こえる。いや、これは鳴き声ではないかと、かなり神経質になってしまっている。「猫のたたり」を信じてやまない院生は、血の気の引いた顔をしている。エンジンの音なのか、ワイパーの音なのか、雨の音なのか。あるいは、さっきまで歌っていたマリックのテーマの声が記憶に残存しているのか。とにかく、ときどき「ニャァ」という声が聞こえなくもない。

自分「ガソリンスタンドで見てもらおう!」

どうしても気になるので、助けを求めることにした。

店員「いらっしゃいませーぇ、レギュラーですかハイオクですかぁ!」
自分「猫です」
店員「へ!?」
自分「猫なんです!」

説明していると、また猫の鳴き声。店員さんも「聞こえるよ!」と言ってくれたおかげで、「猫のたたり」を信じ込んでいた院生は一安心したようだ。

ボンネットを開けて探してもらうと、エンジンの裏の辺りに隠れている子猫が発見される。さすが車慣れしている人たちや。店員さん、GJ!

店員さんが奥の方に手を突っ込んで子猫を出してあげようとすると、子猫も警戒してなかなか出ようとしない。しかしすぐに体力尽きて、車の下に滑り落ちるように降りた。女の子の店員さんが優しく抱き上げて布で温め、牛乳をやってくれた。弱っているけど、外傷も無さそうでよかった。

そりゃあもう可愛くていたいけな子猫でしたよ。全体は黒で手足だけ白い子猫。雨に濡れて弱っていたから、余計に母性本能をくすぐるのだろう。子猫は、ガソリンスタンドの店員さんが預かってくれることになりました。

さっきまでの重苦しい緊張感から解放された自分らは、また道すがら猫話。

自分「よかったな!」
院生「これで安心して眠れますよね!」
自分「いや、甘いで! 何か聞こえへんか?」
院生「・・・・・・・・」
自分「ほら、ワイパーの音が鳴き声に聞こえたり(笑み)」
院生「・・・・・・そう、聞こえますね」
自分「風の音も、雨の音も、猫の声に混じって聞こえたからなあ」
院生「・・・・・・・・」
自分「ニャン ニャーン ニャン ニャニャ ニャンニャンニャン♪」(風の谷のナウシカのテーマで)
院生「ナウシカの曲を聞いても思い出しそうです!」
自分「せやろ!?」
院生「どうしましょう(半笑い泣き)」
自分「ナウシカのテーマにピッタリや!」
(その後、15分くらいナウシカのテーマをニャンニャニャ歌い続ける自分)

まあ、とにかく。あきらめなくてよかった。ガソリンスタンドの店員さんが親切でよかった。

みなさん。猫は車の中(エンジンルームなど)に入ることがあります。狭いところが好きなのです。犬がそんなことをするのは聞いたことないけども、猫はやるんですよ。それが猫なのです。猫の生態なのです。

ニャン ニャーン ニャン ニャニャ ニャンニャンニャン♪
ニャン ニャーン ニャン ニャニャ ニャーン♪
ニャン ニャーン ニャン ニャニャ ニャンニャンニャン♪
ニャ ニャニャニャニャ ニャン ニャン ニャーン♪
(Bメロへ続く)
な一日でした。

※ちょっとアレンジしてますが本当の話です。

 

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Posted by 奥田健次 脱力系 |

2007.07.11

イチローさんの言うとおり♪

イチローさんの言うとおり♪ イチローさんの言うとおり♪

祝・米球宴MVP!

祝・米球宴初のランニング本塁打!

イチロー選手の球宴直前のインタビューを聞いてみましょう。

7年連続球宴のイチロー、貫録の会見
(一部引用)

 常々、日本と比べ米国の野球レベルが上と思われることに「しゃくに障る」と言っていた。この日もその点を問われるとハッキリ口にした。
 イチロー「しゃくに障るんですけど、日本が一番かと言えばそうでもない。そうなっていきたいですけどね。アメリカはちょっとした謙虚さがあれば、そして日本はもうちょっと自己表現というか、主張してもいいかな。そこのバランスですよね。それが融合した時に一番のものができると思う」

プロ中のプロ。

アメリカに行った日本人の中には、自身が日本人であることを忘れて「日本はだめだ、日本人はだめだ」と言いまくる自称国際人(←嘲笑!)が少なくない。こういう人は、見ていて痛いし恥ずかしい。

イチロー選手は当然ながら一流。アメリカに行く前から一流である。そのイチロー選手がアメリカの野球を馬鹿にするわけでもなく、だからといって日本の野球を相対的に卑下するわけでもない。プロ中のプロとして、学ぶべきところは学んで自らの野球をさらに高めたいという姿勢があり、またアメリカにも日本の野球の良さを知らしめたいという思いが込められたコメントだ。

傲らない。卑下しない。こういう姿勢を、海外に留学する日本人は見習わなければならない。

察するに、イチロー選手は米球界にいても米球界に染まらないだろうし、日本球界に戻ったとしても日本球界色に染まることはないだろう。ただ、ひたすら良い野球をやりたいイチローという『生涯一職人』なのである。

最後に、日本ではサッパリで、アメリカに行ってから大当たりした岡島投手についてチクリ。もちろん、岡島投手へのハッパでもありエールでもある。

★イチローに聞く

−−岡島は「イチローさんと話したい」と言っている

 「ボクは最初は話したい、という価値観はなかった。そこにいられるだけで(充実していた)。ずいぶんと余裕ですね、岡島は」

イチローさんの言うとおり!

イチローさんの言うとおり!

 

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Posted by 奥田健次 スポーツ, 学ぶこと |

2007.07.08

北海道から沖縄までの1週間

先週、北海道。いま沖縄。全部仕事なんやけどねえ、日本は本当に広い。いや、狭いのか。

飛行機に乗ってしまえば、同じ空港でもその日によって離陸する方向が異なるので、どこに向かっているのかよく分からなくなるんよ。新幹線なら、いま西のほうに来たとか、東のほうに向かっているとかイメージしやすいけどね。

以下、旅の記録。

先週、乗っていた新幹線が突然真っ暗になって緊急停止。停電なんやってー、うそー、やだー。トンネルに入ったあたりで緊急停止が始まって急減速してこのまま真っ暗かなあと思ったら、自分の座席の真横がトンネルの出口のところで完全停止。すぐに復旧したけども、どうやら大雨のせいだったみたいね。

20070701 20070702 いきなり暗くなった車内。自動ドアも空調も動かない。電光掲示板やらアナウンスなんかは通常通り。

完全停止後、自分の座席の真横から。ちょうどトンネルの出口。すぐに復旧してくれたので、遅刻せずに済みましたわ。

 

20070707 20070708

そして今、沖縄。ビーチでのんびりしている人を尻目に、仕事に向かう。また来月、来るからさー。

教育相談が終わってから、親御さんたちが招いてくれた食事会。沖縄市にある『ちぬまん』。三線が演奏できそうな個室があり、また子連れでもキッズスペースがあるのでファミリー向け居酒屋って感じね。

イラブチャーなど、沖縄らしいカラフルな魚。

翌日も仕事の自分は、適当な時間にお先に失礼しましたよ。子どもらはみんなそれぞれにええ感じですわ。

20070710 沖縄通にはこの室内を見ればどこのホテルって分かるんちゃうかな。北谷町にある『ザ・ビーチタワー沖縄』。最初の頃のサービスは最高に良かったんやけど、リピーターにはちょっとサービスが悪すぎる感がある。リピーターこそ大切にしてほしいんやけど、このところ連続して及第点を上げられない。

写メっとこ。遅れている原稿を仕上げるため、こんなリゾート地であろうと無関係にPCに向かってお仕事に励む自分。けなげでしょう!

実は、首をキリンにしながらお待ちいただいている編集者のみなさんに「遊んでるわけやないんでっせ! 旅先でも仕事してまっせ!」という、ブログを通した言い訳であるかもしれない(苦笑)。せこいでしょう!

ということで、また新しい週が始まるのでした。

9月は自分史上最高に激しく地球上を右往左往する予定。ギガント・ビジーっす。

 

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Posted by 奥田健次 教育, 脱力系 |

2007.07.06

「指導をやめろ」という校長

いいね。いい記事。

いや、本当にこんなトンデモ校長っているんよね。よっしゃ、また自分も遠慮無く取り上げていこうっと。

【真犯人はこいつだ】(74)授業を壊す校長の指導

 「漢字、計算は家で勉強することで、学校では教えないという教師が激増している」という私の文に「それは極めてまれな例ではないか」という反応があった。「とても信じられない」というのだ。

 少し前、九州の若い教師が校長、学年主任からこう命じられた。

 「国語の時間に毎回、5分ほどの漢字指導をしているがやめなさい。教科書を読ませる音読もやめなさい」

 前々から同じことを言われていた。しかし、教師は国語の授業で音読指導と漢字指導をそれぞれ5分ほど教えていた。

 国語の授業で「漢字や音読を教えるのは教師の仕事」と思ってのことである。

 だが、校長はやめろと強く言う。

 「うちの市のカリキュラムには音読指導や漢字指導は配当されていない。カリキュラム違反だ」というのが理由だ。

 ところで学習指導要領には「漢字の読み書きができるようにすること」「声に出して読むこと」と書いてある。

 法令違反は九州のその市なのである。

 しかし、校長は若い教師に厳命した。

 「このまま漢字指導や音読を続けるなら、あなたを指導力不足教員とする」

 デタラメな校長によって、教師と授業が壊されている。

 教育委員会は何をしているのだろうか。(TOSS(教育技術法則化運動)代表 向山洋一)

(2007/07/04 08:27)

まったくやね。こんな校長を任命したのは誰や? 任命はするけど罷免はしない(シンゾー君も同じやん!)。そんな教育委員会こそ、指導不足やね。指導不足教育委員会

指導不足教育委員会なんて、今までどれほど見てきたことか。責任回避の事なかれ主義やからな。

何度、日本刀を持って殴り込みに行きたいという衝動に駆られたことか。このときもそうやったよ。

どうしようもない校長

どうしようもない教育委員会についても、あれこれあるねんけどな。

他にも、これとか。

小5男児自殺。学校関係者は責任回避し続けるのか?

これも。

市教委の単独プレー(先送り)

あれれ、この2つは全部、九州じゃん。

まあ、もちろん他の地域にも山ほどトンデモ事例があるがね。追々、うちのブログで晒していくことにしますわ。ジャーナリストではなくって、実際に武闘派としてバトルしているから、感情のこもった生々しい事例ですよ、奥さん(笑)。お楽しみに。

 

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関連記事:
どうしようもない校長
小5男児自殺。学校関係者は責任回避し続けるのか?
市教委の単独プレー(先送り)
      など。

Posted by 奥田健次 教育 |

【8月講演】ABAワークショップ in 沖縄

講演会の講師として沖縄に行くことになりました。沖縄での講演は2年ぶりになります。特別支援教育、応用行動分析、子育てに役立つ知恵など、まる1日かけて講義と演習を行います。県外の方も、沖縄への家族旅行などを兼ねて、奮ってご参加下さい。詳細おお申し込みは、ファミリーメンタルクリニックまで。

Posted by 奥田健次 お知らせ, 特別支援教育 |

2007.07.04

アトピー性皮膚炎

Ohya2007_2 アトピー性皮膚炎、小児アレルギーに関する、エビデンスに基づいた図書が出版された。

効果的な治療やケアの方法が、科学的な検証法を用いて紹介されている。豊富なデータと事例、写真に溢れており、医療関係者で幅広く活用されることだろう。

編集者の大矢幸弘先生の前書きだけ引用します。

アトピー性皮膚炎
編集の序

アトピー性皮膚炎は、日本の小児が罹患する慢性疾患のなかでは最も有病率が高い疾患である。それと同時に、医療への患者の満足度が低いという意味からも社会的な問題として取り上げられることの多い疾患でもある。戦後の急速な文明化に伴い急増し、また軽症から重症に至るまで様々なバリエーションがあり、季節による変動や寛解・増悪を繰り返す病像は、時間をかけた個別の対策や指導を要するにもかかわらず、急性疾患の対策と薬の処方を中心として発展してきたわが国の従来の外来診療体制では御しにくいという点が災いしたと思われる。本疾患は、そうした意味でも、このような疾病構造の変化と旧来の医療体制の歪を映し出す鏡の役割を演じているようでもある。虫刺症や急性の接触皮膚炎などに対するのと同様の姿勢で、ステロイド外用薬が処方されれば、慢性疾患であるアトピー性皮膚炎のコントロールが不十分になるのは至極当然のことであり、同じ薬を処方しても、服薬指導をどのように行うかで、この疾患のコントロールが全く違ったものになることは周知のとおりである。結果として起こったステロイド禍や忌避は起こるべくして起こったといえるかもしれない。
 現場の医師不足・看護師不足が深刻であるにもかかわらず政府の医療費削減の姿勢が強まるなか、ガイドラインの存在とそれへの準拠だけでは、日本の医療体制が必ずしも望ましい方向へと本質的変換がなされるとは期待薄であろう。また、エビデンスに基づかない治療や巨大なアトピービジネスの力は想像以上のものがあり、その犠牲者はいまだに後を絶たない。こうした状況のなか、少しでも多くの患児と家族を救うためには、医療現場で患者と向き合う医師やコメディカルにアトピー性皮膚炎という慢性疾患を治療するコツを伝えることは切実な要請となっている。

“短期間で自然治癒する急性疾患に対するのと同じ姿勢で決して臨んではならないこと、エビデンスに基づいて治療すればコントロールが困難な疾患ではないこと”を強く実感していただけるよう、本書ではエキスパートの先生方にポイントをおさえたわかりやすい解説をお願いした。
 アトピー性皮膚炎は治療のコツを会得した医師には決して診療の困難な疾患ではない。しかし、まだまだ十分にその知識と技術は広まっていないのが現状である。このような医学的・社会的必要に応えるために、本書を活用していただければ幸いである。

2007年4月
国立成育医療センター第一専門診療部アレルギー科
                  大矢幸弘

ステロイドを使用したために、余計に苦しい状況を招くようなことが身近に起こっている。患者としては、医師の処方を可能な限り信じたいわけだし、信じても良いはずなのだが、エビデンスを無視して薬の処方をするだけの医師がまだまだ多いのが実態なのだという。

大矢先生のこの序文を読んで、「どうやら薬の処方以外の治療技術があるみたいだな」と勘づいた読者は、なかなか鋭い方ですよ。

つまり、服薬指導についても治療の一つであり、患者の日常生活上の行動へのアプローチもまた治療なのである。想像するに、こうした知識と技術については医学部では相当に運の良い医学生でない限り、学べないのではないだろうか。行動科学や行動療法の知見と方法論を修得することが、今の日本の医学教育でどれほど困難なことか。正直、「皆無」と言っても良いのではないだろうか。

医療関係者にはぜひとも読んでもらいたいし、当事者の親御さんにも読書力のある方ならば十分理解できる内容であるといえる。

こうした、エビデンスに基づく医療が子どもたちの健康のために、さらに進歩することを大いに期待したいし、また協力したいと思う。

アマゾンでの扱いはないようなので、ご購入はこちらからどうぞ。

 

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Posted by 奥田健次 健康・美容, 環境 |