おだんごぱん
ブログも久々なだけに、当然この『イチ押し☆の絵本』シリーズも久しぶり。
今回はいわゆる『ランナウェイ系絵本』。いわゆるとか言ってるけど、自分が勝手に『ランナウェイ系(runaway)』と読んでるだけなんよね、はい。
『おだんごぱん』。
美味しいのか不味いのか。あまり美味しそうに見えない主人公のおだんごぱん。ちょっと生意気ですばしっこい。
子どもの好きなことを1つ挙げるとすると、それには間違いなく「逃げること」が挙げられるだろう。鬼ごっこという遊びがまさにそう。また、発達障害のある子どもたちを見ていると、一生懸命逃げて喜んでいるが、鬼になって追いかけるほうには興味を示さないことがよくある。どう考えても、「逃げること」は楽しいのである。
自分も子どもの頃、鬼ごっこの逃げ方はワイルドでサバイバルなチャイルドだった(笑)。高速道路を横切ったり、線路の下をすり抜けたり、三階から飛び降りたり。うむ。中学生の頃、いや高校になっても、逃げ方はリチャード・キンブルばりだったねえ。よく怪我したものだ。
鬼ごっこを命がけでやる。そんな自分が好き。
・・・・・んなこた、どうでもよい。
ま、とにかくこの絵本。歌いつつ逃げるパンを応援したくなる。うさぎやオオカミ、熊などが食べたそうにしているので、もしかしたらこの怪しげな「おだんごぱん」も美味しいのではないか。そもそも、おじいさんが食べたそうにしていたなんて、きっと美味しいものに違いない。そのような確信が生まれてきます。
ところがキツネと出会ったその結末は・・・・。
「この絵本を読まずに死ねるかい!」といえる絵本の一つです。
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