どろんこハリー
ハリーシリーズ。このブログで以前、『うみべのハリー』を紹介したことがあるが、その前作にあたる絵本。
これ、図書館で何度も何度も借りたなあ。家に持って帰ると「また、同じの借りてきたの?」と言われるほど好きだった。これが一番借りた回数の多い絵本かも。
本当にかわいい。「犬はよろこび庭かけまわり」が基本なので、その通りの犬の日常をモチーフにしている。「お風呂が嫌い」というのもそう。うちのハッピーもそうだったなあ(涙)。
そのお風呂嫌いから始まるストーリー。ブラシを隠して逃げちゃうわけ。
外で遊んでいるうちに、どろんこになってしまう。お家に帰っても、誰にもハリーだと分かってもらえない。必死で得意技を披露して自分だと家族にアピールするんだけど、その姿がなんとも愛らしい。うちのハッピーも必死になると自分の得意技を披露してアピールしまくっていたなあ(涙)。
この子がハリーと知っている読者の子どもは、「ほら、ハリーって気付いてあげてよ」って感じで、子ども心が揺さぶられます。
最後のページが一番のお気に入り。これ以上ないというような安心感。ああいう表情を見せるよね、犬たちは。犬とは心が通じ合う気がするよね。
やることがそっくりなのでハッピーのことを思い出して辛くなりますが、「どろんこハリー」も心に残る財産です。
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