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2006.11.11

自殺予告連鎖と文科省批判への批判

先日、『文科相のメッセージより、保護者との対話を!』というエントリーを書いたが、その後、自殺予告行動が連鎖している。テレビに出ている教育評論家なんかは、児童生徒の自殺予告の手紙を文科省が公開したのは良かったなどと言っているようだが。

まあ、これ自殺予告とか言っているが、脅迫の機能もあるんじゃないか。つまるところ「自分の命という爆弾を爆破するよ」と言っているに等しいわけ。

何か大人が振り回されていて、子どもの思う壺にはまっているのが情けない。「命を粗末にするな」とか「早まるな」なんて、そんなことは誰でも言える。学校の見回りなんて、誰でもできる。

児童生徒らも、文科省に手紙を出すなら自分の連絡先を書いたほうが良い。そうすれば確実に相手にしてもらえるから。無記名でそういうことをやると、世間を騒がせるだけの効果しか得られないかもしれないし。自分の名前を書いたところで、文科省は名前をマスコミに公表するわけないんだから。まあでも、とにかく文科省の会ったこともないオッサンに手紙を書くくらいなら、もっと身近な人に相談するように。

文科省に手紙を出した子どもが自殺した場合、保護者は学校や教育委員会、文科省に怒鳴り込むことは出来んよ。だから、やはり子どもとの対話をしっかりとやってほしい。身近なところに相談相手がいないということこそ悲劇なのだ。

自分はこういった世間を騒がす行為には触れたくない。ブログには書けないほどの、生の事例を知っているだけに、ここに細かいことを書くことができないのだ。また、容易に誤解する人がたくさんいることも知っているからな。とても書けん。

このところ、火だるまにされている文科省。

こんなところからも批判が。しかし、この批判ってどうよ。

「私学には独自性」 必修漏れで東京協会長が文科省批判
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200611100298.html
2006年11月10日16時47分

 高校の必修科目の履修漏れ問題で、東京私立中学高等学校協会の近藤彰郎会長は9日、「私学には独自性、自主性がある。学習指導要領や文部科学省の通達どおりにやらないと法令違反だというのは間違っている」などと、履修漏れの是正を求める文科省の対応を批判した。
 都内で開かれた全国私学教育研究集会での講演で述べた。
 近藤氏は、指導要領の「標準」としての役割を認めつつも、「自分の学校に当てはめたときに、あまりにも合わないところがあったら現場で調整するのは当たり前だ」と述べた。
 卒業認定についても、「現場の長である校長が決めること。(単位が)足りなければ、受験後に集中的に履修させるのが大正解」と述べ、「文科省が言ったからといって、受験前に補習をやっている学校は、子どもたちのことを一切考えていない」と切り捨てた。
 私立では、完全週5日制や学習内容を減らした「ゆとり教育」、国歌斉唱・国旗掲揚などを実施していない学校が多いことにも触れ、「文科省の言うとおりにやっていないから、今の教育が残っている」と話した。
 近藤氏は、女子校の八雲学園中学高校の校長を務めている。

何をかいわんや。

「子どもたちのことを一切考えていない」と言っているが、子どもたちのことって受験のことだけを言っているんでしょ。だから、それこそ教育なんかやないやんけ。受験の便宜を図ることだけしか考えていない人こそ、子どものことを何も考えていないと斬り捨てておこう。

国歌斉唱、国旗掲揚を実施していない私学が多いことについて、「文科省の言うとおりにやっていないから、今の教育が残っている」と話したというが、これまた何が言いたいねん? 記者の日本語がおかしいのか、この校長はんがおかしいのか。

是々非々で文科省を叩くのは構わんが、叩き方ってあるだろうよ。私学の独自性や自主性を盾に、何でもやって良いというわけではない。私学の都合だけで、独自性とか自主性など言うたらいかんぜよ。

 

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      など。

Posted by 奥田健次 教育 |