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2006.11.17

ちびくろ・さんぼ

やっぱ、これ。基本でしょう。一斉絶版された絵本。

Chibikurosambo 岩波版『ちびくろ・さんぼ』

知らない人はいないでしょう。

一斉絶版についての解説はwikipediaから。

一斉絶版問題

イギリスでもアメリカでも、この絵本は広く受け入れられ、一時は黒人のイメージを向上させる本として図書館の推薦図書にまでなっていたが、1970 年以降に突然のように人種差別との関連性が指摘されはじめ、書店や図書館から排除されるようになった。(しかし、発売禁止や絶版の措置が取られたわけではなく、注文すれば購入できる状態ではある。)問題とされたのは、作品の中の男の子の名前「サンボ」がアメリカ合衆国における黒人に対する蔑称と共通しているということ、サンボが169枚のホットケーキを平らげる描写が「大喰らいの黒人」を馬鹿にしているのではないか、サンボの派手なファッションは黒人の美的センスを見くびっている、などである。

日本でも1953年に岩波版が登場して以来、常に人気の高い絵本であり、主要な出版社から70種類を越えるいろいろな版が出版されていたが、1988年、突然に事実上すべての出版社がこの絵本の出版を自主的に取りやめてしまうことになった。1988年にワシントン・ポストに掲載された日本の黒人のキャラクター人形に対する批判記事(マーガレット・シャピロ/東郷茂彦記者)を発端として海外の黒人表現を見直す動きに誘発され、有田喜美子とその家族で構成される市民団体「黒人差別をなくす会」がこの絵本の主要な発売主である岩波書店およびその他の「サンボ」の日本語版絵本を出版していた各出版社(サンリオ、学習研究社、講談社、小学館など)に本書は差別的と抗議し、さらに海外から日本大使館への抗議も多数寄せられた。岩波書店はこの本を絶版にし、他の出版社もこれに追随した。この結果、『ちびくろサンボ』は書店の店頭や図書館の書架から姿を消した。図書館や各家庭から『ちびくろサンボ』を集めて燃やすという過激な反応も一部であった。これらは、マスコミによって大きく取り上げられ、差別表現に神経質となった世論の影響が大きい。またカルピスの商標など、その他の黒人表現の自主規制にも繋がった。

こうした絶版措置を支持する声もある一方で、『ちびくろサンボ』に愛着を持つ人々からは「なぜこのすばらしい作品を消すのか」と不満が起った。サンボ(zambo)は南アメリカにおいて、インディオと黒人の混血を指す語であり差別語ではないとする反論や、「サンボ」「マンボ」「ジャンボ」はシェルパ族の中では一般的な人名であるという反論もなされている。

同様の植民地時代における黒人蔑視の思想を孕んでいるとされる作品としては、『ぞうのババール』、『ドリトル先生シリーズ』などがあるが、それらのいずれも日本国内で絶版措置がとられてはいない。

1988年の岩波書店版に引き続いてすべての出版社が絶版の措置をとったことは、この本が著作権を正式に取得していなかったためではないかという指摘もある。

笑ったのは、うちのスタッフがプレイルームに入れる絵本リストを作っていて、それに『シナの五にんきょうだい』『ちびくろさんぼ』とかが入っていて(笑)。さすが、うちのスターッフ! 自分の好みを知っているっていうか。まあ、絵本にあまり詳しくない連中だから、このブログの『イチ押し☆の絵本』からリストアップしただけともいう(爆)。

この絵本を純粋な子どもが手にしたとき、黒人差別を助長するかねえ、しかし。「人種差別だ」「そうだ、そうだ」と言ってしまったから、そういう絵本にされちまったんじゃないの。風刺漫画とか政治的な意図があるなら問題ありだが、表現の問題でしょ。黒人を絵本の主人公にするとき、肌の色を黒くしたらいかんのかい?

『言葉狩り』もだが、『絵本狩り』ってのもやめて欲しいもんだ。

昨年、瑞雲舎から復刊。『シナの五にんきょうだい』も瑞雲舎。やるね、GJ!

 

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Posted by 奥田健次 イチ押し☆の絵本 |