敬語の細分化でよろしかったでしょうかぁ?
『マニュアル敬語』は確かに気持ち悪いねぇ。「リブサンドセットでよろしかったでしょうかぁ♪」「千円からのお預かりでよろしかったでしょうかぁ」「お待たせしましたぁ、豚丼になりますぅ」。。。
自分、店員さんに「豚丼になります」って言われたら、「どうやってなるの?」って思ってしまうよ。「ネエちゃん、豚ドンなんかにならずに美しい日本人になりやあ」ってさ(笑)。
敬語、美化語など加え5分類に・文化審議会が指針案
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20061023AT1G2302123102006.html文化審議会の国語分科会は23日総会を開き、敬語の新しい分類方法と正しい使い方とを示す指針案を大筋了承した。丁寧語、尊敬語、謙譲語の3つに分類してきた敬語を、より厳密な解釈を目指して「美化語」「謙譲語2(丁重語)」を加えた5分類に細分化。一方でレストランなどで普及しつつある「マニュアル敬語」の誤用に歯止めをかけるため、一問一答形式で正しい敬語の使い方を示した。
文化庁は11月上旬に指針案を公開して一般から意見を募集。その結果を踏まえて文化審議会が来年2月、文部科学相に最終的な指針案を答申する。
指針案は、3種類ある敬語のうち謙譲語を、「謙譲語1」と「謙譲語2(丁重語)」に分けた。。
謙譲語1は「申し上げる」「伺う」など、へりくだって相手を立てる表現。謙譲語2(丁重語)は話し相手に主に自分の行為を丁重に述べるもので、「参る」「申す」などが当たるとする。 (22:15)
美しくないのが、「謙譲語1」と「謙譲語2」という分類ね。数字を使うなって。
それにしてもなあ、自分のようにネットを使い始めるのが遅かった者からすれば、丁寧語や謙譲語を最近の学生に教えるのは、ちょっと絶望的ちゃうかと思ってしまう。ワープロでブラインドタッチが出来る頃には、メールなんてのは「書き言葉」ではなくほとんど「話し言葉」に近くなってしまう。
しかし、実際には受け手には「書き言葉」として届くので、本来ならばかなり慎重に文章を作成しなきゃいかんはず。「書き言葉」で相手を批判するようなことを書いた場合、相手には想像以上の憎悪を与えるもの。
自分が学生の頃は、師匠にお礼の葉書を書くために、『直子の代筆』なんての使ってね、1つの葉書が完成するまでに2時間ほど費やしたんよね。自分の書いた表現の中に、受けとった相手が不快になるようなことは書いてないか、相手の立場に立って何度も推敲していた。メール世代の人たちなんて(自分もそうなりつつあるが)、ほとんど推敲なんかしないのではないか。
だから、「正しい敬語の使い方」を検討するのも良いが、メールなりブログなり掲示板なりでのマナーを教えなきゃいかんのと違うかな。
まあ、自分のブログでの言語は完全に崩壊しとるわな(苦笑)。ええねん、どっかで崩壊してなきゃ、やってられませんから。
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