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2006.10.01

みんなとはちがった人たち

すごく良い本だ。自分や他人のことについて『違い』を感じ始めた子ども達に読んであげてほしい。自閉症についての理解を促進するためにも、助けとなる一冊だろう。

2006minna 絵本としても品質の高さがにじみ出ている。

『みんなとはちがった人たち 自閉症の英雄のこと』

 

 

高機能自閉症、アスペルガーの子どもたちが悩み始める年頃。こうした絵本に出会うことで、「みんなとは違うことは、恥ずかしいことではない」「みんなと違う人たちは、おかしな人たちではないんだ」「みんなと違うことは、すばらしいことなんだ」と実感できるかもしれない。歴史上でも優れた、科学者、芸術家、数学家、文学者、哲学者、コメディアンにも、同じように「みんなと違う」と言われて育った人たちがいるのだ。

子ども向けの絵本だが、大人や教師が読んでみても学ぶところが多い。また、発達障害とは無関係と思っている方々にとっても、知らないだけで自分の周囲に「みんなと何かがちがう人」と感じることがあるだろう。もしかすると、「自分こそが他の人と何かちがう」と感じている人もいるかもしれない。

美術作品としても価値のあると思うので、ぜひ関心のある人は手にしてみて下さい。

 

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Posted by 奥田健次 特別支援教育イチ押し☆の絵本 |