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2006.10.08

キリンをケースに入れよ【プロジェクトX2】

あはは。たまには面白い記事でも。「キリンがケースに入らない」って。キリンビールのケースを思い浮かべたでしょ? 違うんですよねぇ。本物のキリンさんのお話です(笑)。

キリンがケース入り「拒否」、引っ越し難航 円山動物園
http://www.asahi.com/science/news/TKY200610050323.html
2006年10月06日

 札幌市円山動物園の雄のマサイキリン「シゲジロウ」が和歌山県の観光施設に貸し出されることになったが、輸送用のケースに入ることを1週間近く拒み続けている。
 無理やり押し込むとおびえるため、中にえさを入れて自分から入るのを待っているが、なかなか近づこうとしない。そのえさを母親が食べてしまうことも。
 背丈は3メートルだが、1歳8カ月の子ども。もともと警戒心の強い動物で、職員は「今月中に運べるかどうか……」と首を長くして待っている

10010440063 自分は動物使いではないけれども、中に入れる方法を知ってるよ。

アメリカのことわざやったかな。「馬を水辺に連れてくるのは簡単だが、水を飲ませるのは難しい」ってあるでしょ。つまり、『動機づけ(motivation)』のコントロールは簡単じゃないよって話ね。実際、こうしたことわざはビジネス業界でも教育現場でも使われることがある。

だが、自分の専門の行動分析学。『確立操作(establishing operation)』とか『状況事象(setting events)』という操作的な概念がある。これを使えば、動機づけもコントロールできる。また、恐怖心については行動療法が使える。あとは、具体的な事象に落とすだけ。トゥレットな自分は、またもポンポン泉が湧くようにキリンさんをケースに入れるためのアイディアが浮かびましたよ。

以下、自分がいつも言ってること。さっきの馬の話ね(どこかで聞いた話を、奥田流にアレンジしたストーリーです)。

むかしむかし、ある王様の国に優秀な駿馬がおりました。でも、この馬はわがままでお城の中の水を飲もうとしません。困り果てた王様は、大臣にこう言いました。「国中の学者を集めて、この馬にお城の水を飲ませたら、黄金をあげよう」。大臣はさっそくおふれを出しました。やがて国中から学者がやってきました。学者はあの手この手で馬に水を飲ませようとしました。水の中に砂糖を入れたり、音楽を聴かせてみたり、別の馬に水を飲ませるところを見せてみたり。ところが、何をやっても馬は水を飲もうとしませんでした。学者たちは肩を落として帰っていきました。王様はすっかり呆れてしまいました。すると水場の前で、とつぜん少年が「そんなの簡単だよ!」と言い出しました。大臣たちは追い返そうとしましたが、王様が遊び心に「まあ、やらせてみてはどうだ」と少年の申し出を許しました。少年は「まかせて!」と言って馬に飛び乗りました。少年はさっそく馬を城外まで走らせました。そのまま日が暮れるまで休まず城の回りを走り続けました。日が暮れた頃、走り続けて疲れ果てた馬に乗った少年は城の水場に戻ってきました。少年は馬から降りて、馬を水場に引いていきました。すると、馬は何もしなくても水場の水をたくさん飲んでくれました。大臣の中には、「そんな方法は卑怯だ!」と少年を罵る者もいましたが、王様は深く感心してこう言いました。「少年よ、あっぱれ見事じゃ。そういう方法があったとはな。よし、そなたに黄金をくれようぞ」。少年はこう答えました。「王様、黄金よりもこの馬を下さい。こんな働き者の馬は他にはいませんから」。王様は少年の望むとおり、この駿馬を少年に与えました。

こんなお話しです。

あ、ただね。このキリンの場合。「走らせろ」「ケースの中に餌(水)を入れよ」なんて考えていないよ。そう思いついた人はまだまだ初心者。奥田流ならば、もうちょっと別の方法がある。自分なら1週間もかかりません(キッパリ)。「行動上の問題で、解決できない問題はない」と、さらっと言っておきます。

円山動物園さん、本当に困ったら連絡下さい。いくつかアイディアを提供しますから。キリンさんの体を傷つけず、ケースに入れる方法は確実にあります。うまくいったからって少年のように「キリンを下さい」とは言いませんので。

うまくいったら、「キリンさんが好きです、でもゾウさんのほうがもっと好きです」って言わせてもらいます(笑)。

記者さん、今回はなかなか面白い記事でした。

【追記】リスザル日記さんとこの画像、こちらでも使わせてもらいました。
トラックバック、ありがとうございました。

 

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Posted by 奥田健次 学ぶこと |