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2006.09.03

行動分析学会の千秋楽。

今日はもう1件の発表。千秋楽なので閑散としてるかなと思ったが、それでも盛況だった。

今日のメインは招待講演、Alan Silberberg先生のお話。あんまり専門分野のことをブログに書くと、一般の読者が遠のいてしまうので、感想だけ。

Silberberg先生の専門分野は、実験的行動分析と行動経済学である。今回の講演のタイトルは“Reflex Strength Viewed from an Economic Perspective(経済的視点から見た反射強度”。

ヒトを含む動物が学習した行動の強さを測定する尺度について、行動経済学ではこんな方法がありまっせ的な内容だった。一般読者用に書くとすれば、たとえば煙草を吸う人でも喫煙行動はさまざま。何時間に1本吸うかとか、煙草が無いときに何日かけて買いに行くのか(その日のうちに買いに行く、翌日に買うことにする、来週買う、etc.)とか、行動の速度や頻度、煙草の好子としての価値などを客観的に測定することができる。

んで、この強度は測定できるだけじゃなくって、予測と制御も可能。

こうした基礎研究には、臨床への応用のためのヒントが隠されているもの。臨床的には、煙草やドラッグを断ち切るための環境条件も見えてきそうだし、発達障害児への指導にも役立ちそう。

直感的に閃いたことを書いておこう。

高機能自閉症の子どもにトークンエコノミー法でゲームソフトを買い与えるばっかりでなく、使い古したゲームソフトをリサイクルショップに売りに行くなんてことは出来ないだろうか。買い集めてばかりいると、家の中がゲームソフトだらけになってしまう。「ゲームソフトを数本売らなければ、新しいゲームソフトは買えない」条件を設けると、果たしてこうした下取り売買行動が自発するのだろうか。下取り売買行動が成立するための条件について、臨床研究を行ってみるのも面白そうだ。

なんてネタを、ブログに書いてしまった(笑)。素早い読者(研究者)は試してみますか? 「すでに論文になってまっせ」ってな情報があるならば、教えておくんなまし。

おわりに。主催校の関西学院大スタッフの皆様、お疲れ様&ありがとうございました。きっとお疲れのことでしょう。美味しいお酒を飲んで下さい。

200609030951000 何が気に入ったって? そりゃあ、これでしょ。『おしぼりサービス』。グリーン車みたいじゃん。毎日、よく冷えたおしぼりが嬉しかった。まさに、GJ! ちょっとやってみた『おしぼり王子』(爆)。

 

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Posted by 奥田健次 学ぶこと |