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2006.09.30

【お知らせ】ホームページをリニューアルしました!

業者にお願いしてホームページを制作していただきました。自分ではとても出来ないので、お任せして良かったです。って、結構派手なオープニング。音楽が流れますので、音量に気をつけて下さい。

http://www.kenjiokuda.com/

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Posted by 奥田健次 お知らせ |

2006.09.25

やっぱり学校を作りたい!

バンコクに来ていると日本語放送はNHKしかない。再放送ばかりだが、たまたま付けていると感動的なものに出会うこともある。最近の世論に反して(笑)、NHKにも素晴らしい番組もあるよと言っておきたい。長野県須坂高等学校の『りんどう祭(竜胆祭)』。

にんげんドキュメント
天突く龍を作れ 〜長野 須坂高校文化祭〜

これなんだよね。自分が普段から「いじめの解決は『大河ドラマ』を作成するような作業だ」と言っていること(『いじめのある現場で解決する策がある』)。そして、学校に提案していることだ。

同校で40年も続いている『りんどう祭』という伝統的な文化祭。巨大な龍を制作するのだ。生徒達は半年間かけてその日のために巨大な龍を作っていく。大学受験を控えた3年生までもが、早朝から放課後までに空き時間を作って張り子の龍の制作作業に打ち込んでいるのだ。

当然だが簡単に出来るものではない。完成日までの時間がない。自分の担当パーツが1つでも欠けると龍は完成しない。だからこそ、焦りや苛立ちが強くなるし、仲間同士のぶつかり合いもある。部活や勉強との両立に葛藤する生徒。高校生の前に立ちはだかる巨大な龍は、あまりにも思春期の若者にとって厳しい試練だといえるだろう。

作業から半年。ここからは『儀式』である。ハイテクや合理性の世の中では味わうことのできないシーンを、高校生達は真剣に真面目に描き出していく。

『建立(こんりゅう)』という儀式では、生徒達が手分けして作った龍のパーツを一つずつ起こしていき、組み立てていかなければならない。龍をしっかり支えるために、骨組みは材木で出来ている。張り子の紙や塗料の重さも半端ではない。リーダーの「建立!」という掛け声に合わせて、男子生徒らが壊さないように慎重にロープを引っ張ってパーツを起こしていく。見るからに、かなり重そうである。

女子生徒達は『竜胆祭賛歌』を歌い踊りながら、男子生徒らの作業を鼓舞するのだ。眠れる巨大な龍は、こうして若者の掛け声と歌と祈りの中、命を吹き込まれていく。グラウンドに高くそびえる龍。半年かけて皆で手分けして作った龍が一つになった瞬間だ。それまで対立していたような生徒同士も、ごく自然に互いに抱擁して喜びを分かち合う。皆、熱い涙を流している。

感動した生徒達は、完成した龍の体にメッセージを書き込む。半年前までは、ただの『学校行事』に過ぎなかったのだろう。しかし、気が付くと皆で作り上げた龍に対する『愛着』が強く芽生えているのだ。

だが、儀式はこれで終わりではない。文化祭の終わりに、この龍を解体しなければならないのだ。リーダーが声を詰まらせながら感謝の気持ちを皆に伝え、最後の掛け声と共に生徒らは一斉にロープを引っ張る。今度はゆっくりではない。一気に倒してしまうのだ。あれだけ建立するまで苦労した龍は、もろくも倒され命尽きてしまうのだ。

最近の若者のことだから、一斉に倒したら倒したで喝采するのだろうか。否。皆、すぐに倒れた龍のもとに駆け寄り、泣いているのだ。もう言葉すら無く、ただ泣くばかり。時間までに解体しなければならない。号泣しながら、龍のうろこを剥がしている。中には、解体作業もできないほどに泣き崩れている女子もいる。やさしく慰め励ましながら、解体作業に参加させる友もいる。無情に見えるが、骨組みをチェーンソーで小さく切っていく男の姿もある。

巨大な龍の亡骸は、一所に集められた。何も知らない自分は、トラックで運ばれて行くのだろうかと思ってしまった。だが、そんな考えは儀式には合わないものだということがすぐに分かった。弓道部の生徒数名が登場したのだ。長い矢の先には炎。火矢である。掛け声と共に一斉に火矢が放たれ、龍の亡骸に到達する。火柱は高く燃え盛り、『りんどう祭』の本当のクライマックスを迎えることになる。

自分は不覚にも何度か泣いてしまった。こういうドラマを作ることができるなら、いじめなんか無くなるだろう。逆に言えば、これほどのドラマを作らなければ、いじめは無くならない。

それにしても、長野県の教育はすごいなあと学生の頃から思っていた。学生の時に見たドキュメントのこと。それもNHKだったと思うが。確か、小学生が1年かけてヤギを飼育する。ところが、最後の最後で『お別れの時』がやってくる。ただ、お別れするのではない。食肉処理場(と畜場)に連れて行かれると教師から説明される。当然、小学生達は「かわいそうだ」と言って泣いてしまう。普段、何気なく食事している(そして食べ残ししている)けれども、こうした経験によって『食物とは何か』ということを肌で感じることになるだろう。実験授業のドキュメントだった。これも確か長野県での取り組みだったと思う。この取り組みの話なんかも、自分はある教育委員会で提案したこともある。すごく嫌な顔をされたが。

その後、この取り組みはどうなったのだろうか。

『りんどう祭』にしても、保護者の中には「うちの息子にはそんな時間よりも大学受験のための勉強の時間が大切です」と言う人がいるのではなかろうか。それでも、40年も伝統を守ってきた学校はすばらしい。塾や大学では決して学べないことがあるのだ。『青春』という一言では語りきれないものがある。

自分はそういう学校を作りたいなあ。うらやましいなあ。いつも言っていることだが、そういう学校を経営させてもらえるならば、いつでも大学教員なんて辞めちまいます(本気です)。

 

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関連記事:いじめのある現場で解決する策がある
      など。

Posted by 奥田健次 いじめ・ハラスメント, 学ぶこと, 教育 |

2006.09.24

非ジャーナリスト宣言!(笑)

自分の仕事のほうで来てるって言ってるのに、オフィス・マツナガさんったらこんな記事(『奥田健次氏、タイに突入!・・・・まけた!』)を書いちゃうんだもん、参りましたよ(笑)。「いいレポート待ってます」って言われても・・・。自分はシロウトですってのに。

でも、現地に来て現地の方々に聞いてみると雰囲気がよく理解できる。

今日も仕事の行き帰りに、所々で迷彩服を着た兵が2人組でいるのを見かけた。肩から小銃を下げているのは物々しいけれども、その回りでは市民が普段と変わらない生活をしている。中には、子どもと記念撮影に応じてくれる兵もいるそうだ。小銃の先には、黄色くて可憐なリボンが結ばれている。昨日のエントリーにも書いたように、黄色は国王への敬愛の証だ。

現地で噂されていることはこうだ。タクシン首相は国王の子どもらに多額の金を貸しているそうだ。だから国王もタクシン首相には一目置かざるを得ない。調子に乗ったタクシン首相、国王よりも圧倒的な権力を握ってしまった。今でも、タイ北部においてはタクシン派もたくさんいる。バンコク市内でもタクシン派と非タクシン派が口論の末、大喧嘩になることもあるそうだ。

それでも街の中が穏やかな生活をしていられるのは、やはり国王に対する尊敬の念が強いからだ。政治的には対立していても、毎日朝8時と夕方6時には直立不動の姿勢で国歌が流れている間、敬礼するのだ。どんなに朝ラッシュで急いでいても、飯を食っていても、喧嘩していても、その時間だけは直立不動で国王に敬礼する(そうしなければ、不敬罪で逮捕されることもある)。現地人に言わせれば、「この国は、プミポン国王で持っているようなもの」「今のプミポン国王が居なくなったら、ガタガタになるんじゃないか」なのである。『国王の権威』とは、すばらしいものだ。

ただ、時間が経つと情勢は変わるものだ。最初、タイ国内世論はクーデター支持が圧倒的多数だった(『タイ陸軍のクーデター、84%が支持 世論調査』asahi.comより)。しかし、国際的にはマイナスの印象ばかりが多く目立っており、ユーロやアメリカが「援助を見直す」ことを表明した辺りから国内世論も急速に変化しつつあるようだ(『国際社会の批判やまず、首相選出前倒しへ タイ』asahi.comより)。

ただね。「民主主義に対する暴力だ」とだけヒステリックに叫ぶ気はしないんよなあ。確かに、クーデターは過激なやり方ではあるだろう。でも、自分は権威ある君主のもとの立憲君主制ってのは好きやなあ。「そんなもんキライ!」って人は、当ブログに来てもらう必要はない。アメさんって立憲君主国は大っキライなんやろうかねえ(笑)。

やはり、権威あるものの前で敬虔な気持ちになれるというのは大事だと思うよ。あ、ちなみに短絡的に激怒している一部の人には何を言っても無駄だろうが、『権威』と『権力』って違うからね。自分が言っているのは、“honor”とか“dignity”という意味でね。日本でこれに相当するのは当然、天皇陛下や皇族なのだ。

自分は『権威』は大切だと思っている。『権力』だけってのはキライ。子育ても教育も同じ。親や教師は、一定の権威を持つべきなのだ。本質的にはだらしない親や教師であっても子どもの前では権威者として振る舞え、なのだ。それが出来る人が少なくなっている。

タイ国内の話から、子育てや教育の話(自分のフィールド)に展開させてしまった自分は、ジャーナリストとしては失格でごわす(笑)。ここに、『非ジャーナリスト宣言』をします(爆)。

「権威に救われた。権威に背中を押された。権威に感動の涙を流した。権威は人を動かす。私たちは信じている、権威のチカラを。非ジャーナリスト宣言。奥田健次」

 

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関連記事:バンコクに来ています

Posted by 奥田健次 社会 |

2006.09.23

バンコクに来ています

実家に別れを告げて(笑)、ある程度の覚悟を決めてバンコクに来ています。ずっと前から予定を入れていたので、急にクーデターって言われてもね。政府から「行くな!」とまで言われると自粛したかもしれないけど、それほどでは無かったので来ました。まるでジャーナリストみたいですが。

ジャーナリストではなく、自分のいつもの仕事です。こちらの子ども達やご家族への支援です。

それにしても、タイで起きたクーデター。海外のメディアのほうが日本のそれよりも、やや深いと感じた。CNNのほうには、クーデターを主導したソンティ司令官がイスラム教徒であり、タイ国内にある問題のことについて示唆することが書かれている。

タイクーデター、国王が承認 選挙は1年以内
http://cnn.co.jp/world/CNN200609210003.html

2006.09.21
Web posted at:  17:33  JST
- CNN/AP/REUTERS

バンコク──タイのプミポン国王は20日、19日夜に無血クーデターを主導したイスラム教徒のソンティ陸軍司令官と面会した。国王はその後テレビで声明を発表し、今回のクーデターとソンティ司令官を承認したことを明らかにした。

首相代行となったソンティ司令官は、早期の文民政権復帰を約束し、1年以内に選挙を実施する意向を示した。また、クーデターを実行した軍や警察の幹部から成る「民主改革評議会」が、今のところタイ社会から全面的に支持されており、抵抗に遭っていないと述べた。

国連総会出席のためニューヨークに滞在中だったタクシン首相は、予定されていた演説を中止し、20日ロンドンに移動。英外務省は首相の入国が私的な訪問だと説明した。タクシン氏はロンドンで同行記者に対し、クーデターを全く予期していなかったと述べ、「わたしは首相としてタイを出国したが、今は失業者だ。家族とはまだ連絡を取っている。わたしはクーデターの実行者と何も問題はない」と語った。

タクシン氏が住宅物件を所有しているロンドンでの滞在を希望するか、訴追の可能性があるタイに帰国するかは不明。ソンティ司令官は、タクシン氏がタイに帰国しても問題はないとの姿勢を示す一方、同氏の首相職復帰はないと言明した。

ソンティ司令官と同様にイスラム教徒で、逃亡生活を送っている反政府勢力幹部ルクマン・B・リマ氏は21日、AP通信に電子メールでクーデター歓迎を表明した。ルクマン氏はソンティ司令官について、イスラム教徒が優勢のタイ南部が抱える真の問題を理解している唯一の人物だとしている。

タイの首都バンコク市内では20日午後、陸軍本部前に約500人の市民が集まり、「タクシンは出て行け」とシュプレヒコールを叫びながら軍への支持を表明。その一方、市内2カ所でタクシン派と反タクシン派の対立があり、衝突回避のため兵士が介入した。王宮や王宮前広場、陸軍本部、首相執務室がある政府庁舎前は、国王への敬愛を示す黄色いリボンを砲身に巻いた20台近い戦車で封鎖された。民主改革評議会は、タクシン氏の支持基盤である労働者や農民に冷静な対応を呼びかけ、無許可で5人以上の集会を開いた場合は戒厳令に基き6カ月の実刑が科せられると警告した。

英字紙ネーションによると、チッチャイ副首相やルアンロート国軍最高司令官など、タクシン氏に近い政府高官など数人が逮捕された。スダラット農業共同組合相は、家族とともにパリに渡航したとされる。

近く任命される予定の暫定首相には、タイ中央銀行のプリヤトーン総裁が有力視されているが、プリヤトーン総裁は「まだ打診されておらず、自分が候補になっているかも知らない」とコメントした。総裁は、外国為替市場で通貨バーツがクーデター直後に売られたものの、中銀の介入なく一夜で相場が回復したと指摘し、クーデターがタイに対する海外の信頼感に大きな影響を及ぼす可能性は低いとの認識を示した。

タクシン氏の渡航に同行しているタイ人実業家はニューヨークで、同氏がまだ権力をあきらめていないと発言。ただ、スラポン政府報道官は、「起きてしまったことは受け入れなければならない。われわれが早期に帰国することはないだろう」と悲観的な見方を示した。

なお、タイではクーデターを起こす場合、事前に国王にお伺いを立てておかなければいけない。いち早く『現役雑誌記者による、ブログ日記 オフィス・マツナガのBlog』さんで取り上げられていた。『ネットゲリラは潜水艦戦である。潜水艦に「前線」はない。自分に有利な時と場所で、戦闘を開始する。』さんの『クーデターの背景』より引用。

ちなみにタイのクーデターというのは勝手に起こせるものではない。事前に国王のところに聞きに行く。「まだ早い」と言われたら止めなきゃならない。今回は国王の許しが出たので、外遊の留守を狙ってクーデターを起こしたと思われる。さっそくTVでは「国王の承認のもとに」暫定政権を樹立したと語っているようだ。あくまでも、タイでは「国王の意志に反した」クーデターは起こせないのだよ。

http://news20.2ch.net/test/read.cgi/news/1158687916/926
分かりやすい進行表拾ってきた。 色んな意味で凄い国だな。

タイ式クーデター式次第
1)開会
2)決起部隊による首都制圧
3)国王陛下に対する忠誠の誓い  ←今ここ
4)決起部隊指揮権の奉還
5)国王陛下のお言葉
6)総選挙の布告
7)閉会

Bangkok2006 タイは、国王に対する敬愛の念が強い国である。自分も今回は黄色いTシャツ(以前、ルンピニースタジアムでムエタイ観戦したときに買ったやつです)。黄色は国王を褒め称える色だそうな。自分も敬意を込めて着ています。

自分は「民主主義を破壊するクーデターは許さない」とは言わないよ。日本でもし、男系維持できるのに女系天皇を擁立する政府があるならば、クーデターの一つでも起きるかもしれないし。『新・南北朝時代』が来るかもよ〜(小声)。 「民主主義だけは破壊しちゃいかん」って、誰が決めたよ? 民族の文化や伝統の破壊だって許されんよ。

さてと。ホテルから一歩も出たらいかんと身内に言われてたけども、ちょっくらセブンイレブンまで買い物に出かけましょっと(笑)。

イラクで襲撃され亡くなられた、ジャーナリストの橋田信介さん。自分はこの人のことを尊敬してます。でも、もっと尊敬しているのは橋田信介さんを支え続けた妻の幸子さん。こんなすごい女性がいるならば結婚してもいいかなー、なんて思ったりします。

Bangkok2006_1 【追記】
セブンイレブンで無事、買い物を済ませてきました。ついでに屋台でチキンも買いました。いつもと同じ、喧噪の街バンコクでした。屋台のおばちゃん、いつもは50バーツで2本程度しかくれないのに、タイ語の黄色い服を着ていたせいか4本もくれたよ。しかも20バーツ紙幣を3枚渡したのに、丁寧に10バーツお釣りをくれた。普段では、ありえませんっ!

 

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Posted by 奥田健次 社会 |

2006.09.20

国立菊池病院でのお仕事。

熊本県の国立病院機構菊池病院に来ました。2日に渡って自分の専門である応用行動分析学の基礎について、講義と演習を行うため。いつも敬服するのは、ここに集う医師や看護師、心理士の多くの熱心さだ。何せ、医師までもがこんな暴れん坊の自分の話を聞こうというのだから。

こちらのほうには、もう3年連続でお招きいただいている。精神科医の原井宏明先生は、自分には日本で数えるほどしかいない『治せる精神科医』。権威主義ばっかりで治せない精神科医は吐いて捨てるほどいるが(笑)、原井先生はあらゆる面で他とは違う。

最初の出会いなんぞ、周囲が心配するかのような学会でのバトル。通常ならば、お互いに遺恨を残すようなバトルではあったが、こちらもデータを堂々見せるしセラピーVTRなんかも見せているうちに、いつしか数少ない『分かり合える関係(?)』になったような気もする。

原井先生は、自分が年下だろうと医師でなかろうと、自分の仕事からでも何か学ぼうとされるし、自分は自分で原井先生に会うときは「原井先生をうならせてみようか」なんて思うものだから、やはり奇妙な付き合い方だ。自分の仕事について、たとえ年配のお偉い先生から評価されてもあまり嬉しくない(どころか、腹が立つこともある)。「お前ごときに何が分かっとるねん」という心境だ。同じ話を、原井先生もしていたことを思い出す。

だからこそ、余計に『(自分の仕事の細部まで)分かってくれる人』との会話は楽しいものだ。今日もそれぞれの治療場面を見学し合いました。いやあ、そりゃあもうワクワクしましたよ(ニューヨークで公開したとき以来かな、この感覚は)。細かいところまで分かって下さる先生の前でセラピーやるなんて、セラピスト冥利に尽きるね。そして、見るのもまた勉強になる。原井先生のところで仕事している人は、さぞ勉強になるやろうなあ。

学会とか研究会なんかで、それぞれの持ち事例を披露し合えるような関係は少ない。たいてい、こっちが一方的に自分の事例を紹介するか、他人の事例にコメントするかなので面白くない。原井先生とは、たくさん困難な事例もレアな事例も持っている者同士なので、必然的に会話の興味が尽きない。「まったくそうだね」と原井先生。

『ブラックジャック同盟』とでも呼ぼうか、自分がお付き合いしている医師は数少ないが、実力で世界に通じる人ばかりやからね。その代わり、みなさん強烈すぎるキャラです(もちろん、自分も;笑)。そして、当然ながら忙しすぎて、もっと大きな仕事があるのに時間がないというのも共通の問題だろう。

 

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Posted by 奥田健次 学ぶこと |

2006.09.19

新連載、スタート!

雑誌『アスペハート』の最新号(第13号)から、連載をスタートしました。当ブログの暴発具合とは違って、一応、『あったか・やわらか路線』です。連載のタイトルは、『アスペラー小公子』です。本当は、『ハモろう! アスペラーズ』だったのですが。登場する子どもたちの純粋さに打たれて、直前で『小公子』になってしまいました。

年3冊だけですので、定期購読を申し込まれるのが便利かと思います。ホームページから購入申込が可能だそうです。

第一話は、不登校のチトくんの話です。チトくんのお母さんの活躍もあって、感動的な結末を迎えます。チトくんの極めつけの一言に、お母さんと一緒に思わず笑ってしまいました。

読みやすいエッセイ風なので、専門外の方でも楽しんでいただけると思います。

 

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Posted by 奥田健次 特別支援教育 |

2006.09.15

しっかりしてポチいよ、晋三クン。

『大学9月入学』だってさ。うむ、自分は職業人として、そりゃ助かるよ。国際的な学術大会の開催時期って、9月入学に合わせた休業期間に設定しているからね。4月入学だと、思いっきり講義期間中に国際大会がぶつかるからなあ。しかし、理由がそんなんじゃいかんよ、晋三クン。

「教育基本法の改正後、大学9月入学を」 安倍官房長官
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200609140238.html
2006年09月14日13時45分

 安倍官房長官は14日、自民党本部で開かれた公開討論会に出席し、国公立大学の入学時期について「世界の大体の学校は9月だ」と語り、9月入学の導入を検討する考えを表明した。そのうえで「(入学まで)4月から9月の間に、ボランティア活動をやってもらうことも考える必要がある」と述べ、奉仕活動を義務づける考えも示した。
 安倍氏は教育改革の進め方について「スケジュール的には基本法改正をし、その上で国民の英知を結集して議論を進めたい」と語り、教育基本法の改正後に教育改革に関する有識者会議を設置する意向を示した。また、安倍氏は「教員免許の更新制度や学校、先生を評価する仕組みを構築したい」と主張した。

「世界の大体の学校は9月だ」という言い方が、まったく気に入らん。そんな言い方するならば「世界の大体はイラク戦争開戦の理由でアメリカを非難している」わけだから、安倍政権でもアメリカの開戦の理由を非難すればええやんけ。どうせ、んなことできへんやろ。

イギリスだって、アメリカに追随して参戦したことを今では誤りだったという世論が高まっているし。アメリカでも、ブッシュ(息子)の支持率が下落しまくり。日本だけが、「間違いでは無かった」と言い続けている。政治家だけでなく、小泉政権を支持した国民も。意地を張らずに「間違いだった」ことを認めんといかんよ。大量破壊兵器なんて無かったんだから。第二次大戦以降、戦争に参戦すればするほど国内の社会保障や福祉、国民生活全般がボロボロになるのは自明の理。軍備を増強しつつ、滅多なことでは参戦しない(他国の戦争の支持もしない)というスタンスが、最も国力を高める方法なのだ。中国はそれをやっている。日本はボロボロになるほうを選んでいる(選ばされている)。

話を戻そう。続いて読売新聞の記事。

「大学は9月入学に」安倍氏、討論会で提唱
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20060914ia02.htm

 自民党総裁選に立候補している安倍官房長官は14日午前の自民党青年局主催の公開討論会で、教育改革について「大学入学(時期)を世界の慣行に合わせる」と述べ、国公立大学の入学時期を9月に変更することを検討する考えを示した。
 そのうえで、「(高校卒業後の)4月から9月までの間は、例えばボランティア活動をやってもらうことも考えていい」として、高校卒業から大学入学までの約5か月間に社会奉仕活動などを奨励する制度を導入したいとの方針も打ち出した。
 日本の大学では、現在、基本的に4月が入学時期だが、帰国子女などに配慮して一部で9月入学も行われている。しかし、国公立大学が原則9月入学になると、私大も追随すると見られる。さらに、企業の採用、人事計画などに影響が及ぶほか、社会奉仕活動の位置づけも難しいことから、今後、大きな議論になることが予想される。
 大学の9月入学と社会奉仕活動をめぐっては、2000年末に森首相の私的諮問機関「教育改革国民会議」がまとめた報告書に盛り込まれていた。
 安倍長官は、教育改革の進め方に関しては、「英知を結集していく必要がある。教育の再生について議論してもらう場が必要だ」と語り、首相直属の「教育改革推進会議」(仮称)を新設する意向を正式に表明した。
 教育基本法改正案については、秋の臨時国会で成立させたいとの考えを改めて強調した。
(2006年9月14日13時49分  読売新聞)

社会奉仕活動の制度化ねえ。うーん。甘っちょろいわなあ。どうせなら、社会奉仕活動ではなくって、自衛隊に予備役入隊したら? あらら、左耳のほうから「チョーヘーセード、ハンターイ!」って聞こえてきたよ(笑)。5か月だと短すぎるが、いっちょ前の大人にしてくれるかもよ。

それにしても、また有識者会議ですか。もう、当ブログでは首相直属の私的な有識者会議がどれほどロクでもないものか、非難し続けてきたからね。右上の検索ボックスで『有識者』って入れて検索してみて下さい。もう『有識者バッシングBlog』みたいやわ。

うちのブログ、『教育改革』とかって冠つけてるけどね。絶望的なほどに厳しいことやと分かっている。『バカの壁』が大きく高くそびえてるからな。ドンキホーテの心境やわ。

悪いけど今の自公政権と仲良しこよしの御用学者じゃあ、『改革』をやればやるほど日本は悪くなるからな! 本当に『美しい日本』にしたけりゃあ、マスコミ論調をバッサリ斬って捨てて国民の猛反発を喰らうような提案をせんといかんよ。それが出来れば、晋三クンのことを見直すよ。

 

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関連記事:
「校内暴力、過去最多」。そりゃそうでしょ。
行動科学を無視した「問題行動」の原因究明!?
      など。

Posted by 奥田健次 教育 |

2006.09.14

「校内暴力、過去最多」。そりゃそうでしょ。

お馬鹿な、お馬鹿な教育学者、カウンセラーのおかげで、「校内暴力、過去最多」となりました。やっぱり戦前に戻したほうが良いって。戦前の家庭教育、学校教育をすべて否定するイデオロギーのせいで、こんなことになってしまったのだ。

自分は全然、驚きやせんよ。小中学校、巡回してるからね。知ってますって、そういう惨状は。この件については、関連記事を先日書いたばかり(『行動科学を無視した「問題行動」の原因究明!?』)。

児童校内暴力、最悪2018件
全国公立小 05年度調査
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20060914/mng_____sya_____000.shtml

 2005年度に全国の公立小学校の児童が起こした校内暴力の件数は前年度より128件増の2018件となり、3年連続で過去最多を更新したことが13日、文部科学省の「問題行動調査」で分かった。
 教員への暴力行為は前年度の336件から464件と38%増加。教員に暴力をふるった児童数は259人。文科省は「最初の問題行動があった後も学校で適切な対応ができず、繰り返すケースが増えている」としている。
 調査によると、中学での校内暴力は2万3115件(前年度2万3110件)でほぼ横ばい。高校は5150件で前年度(5022件)よりやや増えた。小中高全体でも約3万件とわずかに増加。逆に校外の暴力は全体で3735件で5年連続減少した。
 学校外も含めた小学生の暴力行為計2176件のうち、子ども同士は1073件(前年度1126件)、器物損壊は786件(同912件)。
 一方、いじめは、小中高など全体で2万143件(前年度比マイナス7・1%)と2年連続減少したが、高校では70件増えた。1000人あたりのいじめは愛知県の3・4件が最多で、小中高校別では中学校が1万2794件と最も多く、特に中1、中2でのいじめが1万718件と全体の53%を占めた。
 都道府県別でみると、小中高を合わせた暴力行為の発生件数は神奈川県が6088件と最も多く、次いで大阪府の4574件。子ども1000人あたりでは高知県の8・7件が最も多く、秋田、福島、長野各県の0・3件が最少だった。
 国立、私立を含む高校の不登校は、全生徒の1・7%にあたる5万9419人で、このうち37%が中退した。

今からねえ、20年前に聞いた話。日本で教育が荒廃した都道府県のトップ3は、愛知県、神奈川県、兵庫県だと。これはね、日教組の組織率の高さと比例しているんだとか。まあ、あくまでも聞いた話に過ぎないが、いずれにしても荒廃しているのは現実だろう。

当ブログでも、当ブログを立ち上げる前からも、ずっと問題視してきたのは『誤ったマスコミ論調』。これを作り上げてきたのは、確かに現場の教員でもあり、大学などの教育学者、心理学者。そして精神科医。最近でいえば、臨床心理士などスクールカウンセラーの大半。

典型的な物言いとして、「しつけをしちゃ、いけない」という学者がいたりする。子育ての本も、保護者を癒すことを目的としたものが売れているようだ。親も『親バカ』は構わないが、『バカ親』が増えている。

まったく極端なんよな。確かに「お勉強、お勉強」と、本人のやる気を無視して追い込むようなものは、子どもによっては失敗する(成功する子どももいるけど)。しかし、だからといって、「しつけをするな」という言い方をするなって。愛知県は多いんだよな、確かに。母親の人気取りだけ考えている、無責任な学者どもが。日本中、見渡してもウヨウヨいるよ。んで、親もブランド志向が強い人が多いみたいで、すぐに学者先生の言ったことを信じ込んでしまう。

自分に言わせれば、「8歳になるまでに、どうやっても抗(あらが)えないものがある」ことを、子どもに体感させておかなければいけない。そして、普段から「ハタチになったら家から出て行け」と言っておくこと。

ただもう、絶望的なんよな。「子どもにストレスかけたらいけない」という空気があるでしょ? はっきり言って、自分はこの考え方も否定する。しかし、この「何もしちゃいけない」という空気を変えるのは、絶望的なほどに困難だろう。

答えはな、「対処(コーピング)できるストレスを適度にかけ、対処スキルを学ばせること」「対処できることの喜びを感じさせること」が大切なんやって! これが分からない人間は、子育てとか教育を語るなって!

自分は業界では異端者扱いされているかもしれんが、自分のみている子どもらは雑草のように強く優しい子たちに成長している。それが何よりも自分の自慢だ。

 

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関連記事:
行動科学を無視した「問題行動」の原因究明!?
家庭教育に関する国際比較調査。マスコミ論調を斬る!
処罰されたアウトロー生徒の行く末は?
親の子殺し、子の親殺し。
殴る小学生と殴られる大人
子どもはストレスに強いのだ
     など多数。

Posted by 奥田健次 いじめ・ハラスメント, 教育 |

2006.09.11

フライトまでのひとときに。

週末の沖縄での仕事のあと、飛行機までの時間に那覇国際通りの『ナビィ三線』で初めて三線(さんしん)を習ってきました。

ずっと昔に『カンカラ三線』は買ったものの、やはり師匠なしには何もできません。研究室の飾り物になってました。

対応してくれた師匠の兄さん、三線の構え方と持ち方を指南してくれると、さっそく弦をつまびく練習。やっぱり、良い音だ。皇孫殿下をご出産された秋篠宮妃紀子殿下の入院中にお見舞いされた美智子皇后陛下が、紀子妃殿下に三線をお贈りなされたそうだ。紀子妃殿下は学生時代、琉球舞踊や沖縄の歴史に関心を持たれていた。三線の柔らかい音は、胎児にも良いとのこと(ご出産支えた「トマトジュース」…胎教には「三線」)。

Sanshin06 さて、師匠との練習っと。『涙そうそう』練習スタート。三線の独特の楽譜を見ながら、少しずつ進めてみる。どうも右手が必死になると左手の位置がおかしくなってしまうし、構えも悪くなってしまう。この写真を見ても、姿勢が悪すぎる(沈)。

でもね。なんとか最後まで辿り着くことはできた。いろいろ聞いてみると、師匠はもともとバイオリンが専門だって。だから、三線もバイオリンっぽい奏法で弾いちゃってるみたい。ピチカート奏法とかやってたし。あ、そうだ。沖縄とバイオリンといえば、年末まで恒例の太郎さんツアー。今年は10月に沖縄でコンサートに行くとのこと。

さてさて自分は、調子に乗って『イラヨイ月夜浜』をトライさせてもらった。最初、「無茶かなー」と思いつつ、やってみると結構、前に進むのよね。師匠が中国の胡弓の説明をしているのをそっちのけで、自分は『イラヨイ月夜浜』を練習しまくり(笑)。まだまだ下手くそだが、フィーリングとしては最高だ。やっぱりプロに教えてもらうのは良いことだねえ。でも一番フィーリングが良かったのは、師匠の三線にあわせてこっちは歌うだけー(苦笑)。まあ、そんなこと言わずに弾き歌いもできるように練習せないかんよね。

ってなわけで、『涙そうそう』と『イラヨイ月夜浜』などが入った楽譜と、バチを買って帰った。また研究室で寝泊まりする日なんかに、気分転換で練習してみようっと。

国際通りに行ったら、『ナビィ三線』に寄ってみてみ。三線を無料で教えてくれます。フライトまでの短い時間でしたが、お世話になった皆様に感謝。

 

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Posted by 奥田健次 脱力系, 音楽 |

2006.09.10

行動科学を無視した「問題行動」の原因究明!?

いわゆる「キレる子」の「問題行動」の原因を科学的に解明すると言いながら、行動分析学の専門家を1人も専門委員に入れないなんて、文部科学省初等中等教育局は何をやってるんだ?

「キレる子」の原因探れ、食事・睡眠など追跡調査へ
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20060909it04.htm

 児童・生徒が授業中などに突然、「キレる」原因を解明しようと、文部科学省は2007年度から、「定点観測」調査に乗り出す。
 食事、テレビ視聴などの生活習慣や家庭環境が「キレる」現象にどう影響しているかを探ることで、生活・学習指導に役立てるのが狙いだ。
 同省は来年度予算の概算要求に約1億5000万円の関連経費を盛り込んでおり、今後、モデル校や調査テーマ設定などに着手したいとしている
 小中学校などの学校現場では、近年、普段はおとなしい児童・生徒が教師から注意を受けると、突然、「うるさい」と食ってかかったり、教師に暴力を振るったりする「キレる」行動の増加が問題になっている。
 文科省によると、04年度に全国の公立小学校2万3160校で児童が起こした校内暴力は前年度比18・1%増の1890件に上り、過去最悪になった。喫煙など生活の乱れが表れる問題行動の場合、指導しやすいが、通常は問題がない児童・生徒が「キレる」時は、原因がわかりにくく、指導も難しい。
 このため、文科省は05年に「情動の科学的解明と教育等への応用に関する検討会」を設置し、科学的な視点で問題行動の背景を探る手法を検討。「高度情報化社会が子供の脳に及ぼす影響についての研究」「児童・生徒の情動に関する客観的なデータ」が必要との結論を得た。
 文科省は06年度、調査手法などの検討を重ね、07年度から研究テーマの絞り込みや対象地域選定を行うための準備研究に着手する。
 幼稚園や小学校時代から特定の児童を対象として選び、保護者の同意を得た上で、数年間にわたり調査する方針だ。〈1〉朝食摂取状況や睡眠時間などの生活リズム〈2〉テレビ視聴やテレビゲームをする時間〈3〉家族構成——などを研究テーマとし、これらの要素と行動がどうかかわっているかを分析する予定だ。調査は、例えば五つの研究テーマで2000人ずつなどとする規模を想定している。
 幼児を対象にした「生活・成育環境と発達との関係」を研究している小泉英明・日立製作所フェローは「問題行動がなぜ起こるか、推測で語られているが、実際はよく分かっていない。実態把握をするため、科学的な証拠を集めることが重要だ」と話している。
(2006年9月9日14時32分  読売新聞)

先に仮説ありきですか。しかもその仮説が、「食事」「睡眠」「テレビ」「家族構成」ですか。そんな議論をまじめにやってるから、やっぱり『文部文学省』だね。全然、科学的でない。昼の番組で、みのもんたが「奥さん、ココアが良いんですよ!」と言っているのと大差ない議論だわな(笑)。

あのさ、「脳科学」関係の専門家を入れたら、最新の科学と思い込んでいるでしょ? それ、明らかに勘違いだよ。脳科学は、行動の説明には役立つかもしれんが、問題行動の解決には全然役に立たないって

やってることが居酒屋的なんだよ。居酒屋のオジサンでも、「最近の子どもがキレるのはよぉ、脳に栄養が足りてないからじゃねえかぁ?」「おう、ちゃんと寝させてさぁ、睡眠をしっかり取ってりゃ良くなるよ」「あとさぁ、テレビの見せすぎなんだよな」「ああ、核家族化も良くねえんじゃね?」「あ、お兄さん、梅酒ロック1つ!」って喋ってるよ。

居酒屋のオジサンが、なかなか『ナノテクノロジー』のことについて世間話はできんでしょう? だから教育分野は駄目なの。いつまでも馬鹿にされ続けるの。

メンバーの先生方も、結構それぞれの分野で確かに著名な方々ばかりだけども。しかし、現場で実際に子どもの問題行動に接して来た人はいないんじゃない?

情動の科学的解明と教育等への応用に関する調査研究 委員一覧

【座長】有馬 朗人     財団法人日本科学技術振興財団会長
【委員】
安彦 忠彦     早稲田大学教育学部教育学科教授
石井 加代子     科学技術政策研究所主任研究官
伊藤 良子     京都大学大学院教育学研究科教授
内田 伸子     お茶の水女子大学副学長
江澤 郁子     戸板女子短期大学学長
大熊 健司     理化学研究所理事
岡田 尊司     京都医療少年院
小野 武年     富山大学特任教授
尾山 眞之助     国立教育政策研究所次長
河合 優年     武庫川女子大学教育研究所教授
門脇 厚司     筑波学院大学学長
小泉 英明     科学技術振興機構社会技術研究開発センター領域統括
小枝 達也     鳥取大学地域学部教授
斎藤 美代子     文京区立第一幼稚園園長
白瀧 貞昭     武庫川女子大学文学部教授
高橋 秀美     大田区立田園調布中学校校長
津本 忠治     理化学研究所ユニットリーダー
十一 元三     京都大学医学部保健学科教授
丹治 順     玉川大学学術研究所脳科学研究施設教授
三留 利夫     大田区立山王小学校校長
森 則夫     浜松医科大学医学部教授
森田 洋司     大阪樟蔭女子大学学長
山縣 然太朗     山梨大学大学院教授
(敬称略。50音順。)

だれか、この中で(または文科省の役人の中で)一人でも、行動分析学を専門とする人間を委員に加えようと考えた人は居なかったのかね。だとすれば、不勉強といわざるを得んわな。だって、問題行動でしょ? 当然、行動科学でしょう。

不勉強でないと言うならば、偏向しているだけ。要するに、行動科学に対する偏見だろうね。日本に昔から蔓延っているやつね。いや、それもやっぱり不勉強による偏見だわな。

行動分析の専門家もね、反省せないかんでしょう。こういうところに、1人すら行動分析家を入れることすら出来ないんだから。いつも自分、学会で吠えているんやけどもね、力のある立場の先生方がね、もっとロビー活動しないといけないって。

脳科学なんてね、新しい感じがするだけで、節約的に説明するためのものに過ぎんのよ。仮説演繹法による科学やね。でも、行動分析学は帰納法による科学。行動の原因を実験的に突き止め、行動の予測だけでなく制御を目的とした自然科学だ。実用的だから、偏見持たずに以下の本などを読んでみて。

 

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     など多数。

Posted by 奥田健次 教育 |

2006.09.06

【日は出ずる】祝・親王殿下ご誕生

涙が出るほど嬉しい日となった。衷心よりお慶び申し上げます。秋篠宮文仁親王殿下、同妃紀子殿下、誠におめでとうございます。

紀子さま、男のお子さまご出産−皇室41年ぶりhttp://www.sanspo.com/sokuho/0906sokuho003.html

秋篠宮文仁親王殿下(40)と同妃紀子殿下(39)の第3子が6日午前8時27分、東京都港区の愛育病院で誕生された。宮内庁によると、お子さまは親王(男児)で、体重は2558グラム。皇族としては初めてとなる帝王切開でのご出産となったが、母子ともにお元気という。皇室では昭和40年にお生まれになった秋篠宮さま以来、41年ぶりの男子で、天皇、皇后両陛下には皇太子さまの長女、愛子さま(4)に続く4人目の孫。お子さまのご誕生で皇族は皇后さまをはじめ22人となった。

ご出産の喜びは、すぐに天皇、皇后両陛下に伝えられ、両陛下は非常にお喜びのご様子だったという。

秋篠宮さまも大変安心して喜ばれ、長女の眞子さま(14)と二女の佳子さま(11)は初めて弟ができた喜びをかみしめられた。

皇室では秋篠宮さまのご誕生の後、9人続けて女子が誕生されていた。

お子さまの皇位継承順位は皇太子さま、秋篠宮さまに次ぐ第3位。第4位は常陸宮さま、第5位は三笠宮さま、第6位は寛仁親王殿下、第7位は桂宮さまとなる。

紀子さまは2月7日にご懐妊の兆候が確認され、宮内庁は同24日、妊娠3カ月目と正式発表。7月12日、宮内庁病院での検診で、胎盤が子宮口の一部をふさぐ「部分前置胎盤」の状態で帝王切開が必要と診断された。

★「おー」宮内庁に歓声響く−男子誕生に涙する職員も

出勤時間前で、まだ人の少ない宮内庁の廊下。テレビで速報が流れると、待機していた関係部署から「おーっ」と歓声が響き、職員が政府関係者や元皇族への連絡のため慌ただしく出入りを始めた。

天皇、皇后の身の回りの世話をする侍従職では朝早くから職員が出勤。ある職員は「これから側近は忙しくなる」と気を引き締めた。

職員の1人は「テレビで見ていて涙が出ました。やはりこの家は男の子が生まれないと…」と安心した様子。別の男性職員は「まだ典範改正の問題は残る。これからも議論されることになるだろう」と話した。

★海外メディアも相次ぎ速報−紀子さまの男子ご出産

秋篠宮妃紀子さまの男子ご出産について、主要海外メディアは6日、東京発の至急電などで相次いで報道した。

AP通信は日本時間の午前8時3分、共同通信の報道を引用する形で、紀子さまが病院の手術室に入られたことを速報。民放の速報を受け、同8時48分、「男子ご出産」と報道。皇位継承順位が第3位であることを紹介し、「継承問題のジレンマを緩和した」とした。

ロイター通信は同8時46分、男子ご出産を速報。「女性にも皇位継承を認めるかどうかの皇室典範改正論議は停滞するだろう」と伝えた。

英BBC放送のニュースチャンネルも同9時、「日本の皇室に41年ぶりに男子誕生」とトップ項目で伝え、東京特派員は「これで皇位継承の危機が解決したわけではない」とコメントした。(共同)

★「イッツ・ア・ボーイ」−米CNNも速報

【ワシントン5日共同】「イッツ・ア・ボーイ(男の子です)」。米CNNテレビは5日午後8時(日本時間6日午前9時)前に、秋篠宮妃紀子さまが男子をご出産したと速報、同盟国日本の皇位継承者の誕生に祝意を示した。

CNNなど米メディアは5日朝から、紀子さまご出産の経緯や皇太子妃雅子さまの健康状態などを振り返る、東京特派員のリポートなどを報道。

ご出産を受け、CNNの女性キャスターが「男子です」と声を弾ませると、同テレビの著名キャスターでジャーナリストのウルフ・ブリッツァー氏は「おめでとうございます」と笑顔で言葉を返した。

ただそれでも皇室をしっかりお守りしなければ、またぞろ有識者なんぞ引っ張り出してきて日本を人工国家に変えようとする動きが出てくるだろう。まったく油断は出来ない。

ただ今日9月6日は、日本全国あまねく広く慶びの祝杯を。

 

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Posted by 奥田健次 社会 |

久里浜養護学校に行ってきました。

筑波大学附属久里浜養護学校(旧・国立久里浜養護学校)で、講演ではなく、指導プログラムについての助言に行ってきました。

若手の先生方は熱心かつ柔軟な先生が多く、自分の提案する具体的なプログラムの理解は良かった。

久里浜養護には、全国各地の養護学校から出向のような形式で研究に来ている教諭が多く、3年程度で元の自治体の学校に戻っていく。この3年の間に、恵まれた環境で実力をつけて各地方に戻っていくという、なかなか良いシステムがあるのだ。

学校自体も人的に恵まれていて、1クラス6名の児童に教諭3名。幼稚部と小学部しかないので、少人数でやりたいことが実現しやすい環境だろう。スクールバスも2回に分けて巡回しており、低学年と高学年で児童の実態に合わせたカリキュラムが可能。

自分としては、自分の持ち味を生かすためにいわゆる「ハウツー」を中心に提供した。まず、何か効果的なことを実践してみないことには、教師の努力も報われないから、一面ではこれで構わないだろう。実際、緊急性のある現場において教師が「ハウツー」を得ることは大きなニーズではある。

ただ今後、その背景にある基礎理論や原理について押さえていく機会が無ければ、教師は「ハウツー」のまま終わってしまうもの。もちろん、それでも何もしないで偉そうにしているだけのベテラン教師よりは、よほど戦力となる教師ではある。だが、新しい問題に直面した際、それに対処できるようになるためには、やはり基礎理論や行動の原理を習得しておくことが望ましいだろう。そんな機会があれば良いなと。

単発の打ち上げ花火ではなく、継続的な研修計画が必要だろう。

200609051636000 久里浜養護の若手・中堅教諭、そして各自治体に戻ってからのこれらの教師の活躍に、保護者とともに大いに期待したい。

この写真は、教諭が作成したPECSの一例。一番、自分になついてきた男の子なんかは、さっそく何度も遊んで欲しいものの写真を自発的に外して持ってきてた。

 

 

 

200609051646000 それから、教室で個別指導の部屋。1クラスが3部屋から4部屋くらいの広さで、広々としている。

食堂から久里浜の海岸が見えた。絶景だったね。仕事だけで帰るにはモッタイナイ(笑)。

 

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Posted by 奥田健次 特別支援教育 |

2006.09.04

横須賀海軍カレー

200609042001000 仕事で横須賀にやってきました。食べましたよ。海軍カレー(YYポート横須賀)。美味かった。ってか、かなり久しぶりに牛乳を飲んだよ(苦笑)。ああ、時間があったらイージス艦を見に行きたかったんだどもね。

 

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Posted by 奥田健次 脱力系 |

2006.09.03

行動分析学会の千秋楽。

今日はもう1件の発表。千秋楽なので閑散としてるかなと思ったが、それでも盛況だった。

今日のメインは招待講演、Alan Silberberg先生のお話。あんまり専門分野のことをブログに書くと、一般の読者が遠のいてしまうので、感想だけ。

Silberberg先生の専門分野は、実験的行動分析と行動経済学である。今回の講演のタイトルは“Reflex Strength Viewed from an Economic Perspective(経済的視点から見た反射強度”。

ヒトを含む動物が学習した行動の強さを測定する尺度について、行動経済学ではこんな方法がありまっせ的な内容だった。一般読者用に書くとすれば、たとえば煙草を吸う人でも喫煙行動はさまざま。何時間に1本吸うかとか、煙草が無いときに何日かけて買いに行くのか(その日のうちに買いに行く、翌日に買うことにする、来週買う、etc.)とか、行動の速度や頻度、煙草の好子としての価値などを客観的に測定することができる。

んで、この強度は測定できるだけじゃなくって、予測と制御も可能。

こうした基礎研究には、臨床への応用のためのヒントが隠されているもの。臨床的には、煙草やドラッグを断ち切るための環境条件も見えてきそうだし、発達障害児への指導にも役立ちそう。

直感的に閃いたことを書いておこう。

高機能自閉症の子どもにトークンエコノミー法でゲームソフトを買い与えるばっかりでなく、使い古したゲームソフトをリサイクルショップに売りに行くなんてことは出来ないだろうか。買い集めてばかりいると、家の中がゲームソフトだらけになってしまう。「ゲームソフトを数本売らなければ、新しいゲームソフトは買えない」条件を設けると、果たしてこうした下取り売買行動が自発するのだろうか。下取り売買行動が成立するための条件について、臨床研究を行ってみるのも面白そうだ。

なんてネタを、ブログに書いてしまった(笑)。素早い読者(研究者)は試してみますか? 「すでに論文になってまっせ」ってな情報があるならば、教えておくんなまし。

おわりに。主催校の関西学院大スタッフの皆様、お疲れ様&ありがとうございました。きっとお疲れのことでしょう。美味しいお酒を飲んで下さい。

200609030951000 何が気に入ったって? そりゃあ、これでしょ。『おしぼりサービス』。グリーン車みたいじゃん。毎日、よく冷えたおしぼりが嬉しかった。まさに、GJ! ちょっとやってみた『おしぼり王子』(爆)。

 

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Posted by 奥田健次 学ぶこと |

行動分析学会の2日目。

今日は発表してきました。ま、学会発表くらいは会員ならば誰でも出来るので、大したことではありません。「こんなんやりましたけど、どないでっか?」的なね、やっぱり独りよがりの仕事はしたくないからさ。

寂しいことは、もう誰からも教えてもらえないということ。こっちが効率的に自分の仕事を伝えるのに専念するだけ。んでも、ただ伝えるだけで終わるのではなくって、相手の反応を見ながら伝えると、結構、自分の考えが明確になるんよね。「ああ、俺ってこういう仕事をやってたんだ」という発見だったり再確認だったり。そういう『学び』をしているようなもんですよ。「教えてもらおうなんて甘えるな!」ってなもんやろうね。

これって、やっぱ大事なこっちゃなと思う。

今日のシンポジウムは、こちら。

学校支援において連携や協働を進めるために、『行動コンサルテーション』はいかに役に立つか−わが国への適用の現状と課題−

話題提供は、野呂文行先生(筑波大)、加藤哲文先生(上越教育大)、米山直樹先生(関西学院大)であった。お馴染みの顔触れであるが、それぞれ明快な切り口で『行動コンサルテーション』の実際の営みを示して下さった。

指定討論は、神村栄一先生(新潟大)、松見淳子先生(関西学院大)であった。神村先生は、教育相談のフィールドで行動分析学研究者がどんな戦略(政治)をもって進めていくか指摘された。また、松見先生の討論で印象に残ったのは、話題提供者らが紹介したアメリカのモデル(Berganモデル)は「学校内に常勤の専門家がいることを前提にしたものであって、日本のスクールカウンセラーや巡回相談員はほとんどの場合、常勤ではない」という指摘であった。確かに、週1日勤務の心理士と毎日勤務の心理士とでは全然違う。これは単に量的な問題だけではないだろう。毎日勤務の心理士だと『同じ船の乗組員』という目で見られるからだ。

質疑応答では、多少、場を盛り上げるために質問してみた。

今回の話題提供では、すべて大学教員という肩書きでコンサルタントとしてコンサルティ(学校教員など)にコンサルテーションを行う話ばかりだと。でも、教育相談に従事している圧倒的多数は、(大学教員でない)スクールカウンセラーなり、教育委員会の主事とかなのだから、社会的要請としてはその圧倒的多数の専門家が『行動コンサルテーション』を出来るようにすることではないか。つまり、行動コンサルタント養成に着手することが大学教員の目指すべき仕事でないかと。

それこそ、有識者の立場を社会のために利用して、市町村や県の教育委員会に働きかけることからスタートせなあかんのちゃうかと。ちなみに、特別支援教育のほうではそれが出来ているよ。こんな自分のような有識者でない人間でも、ある教育委員会に「特別支援教育コーディネーター養成講座」をやるべきでしょうと企画を持ちかけたら、一発で採用された実績がある。ま、名称は「養成講座」から「研修講座」に変更させられたけどね。

神村先生の戦略の話や、松見先生がされている学校や教育委員会での仕事などが、自分の質問したことに関連しているのかもしれない。

いろいろ質問した自分が、じゃあそういう仕事が出来るかというと出来ないし、自分の趣味じゃない。ただし、自分はスクールカウンセラーはやってない。面白くないからね。やっぱり、特別支援教育のほうが教育委員会の対応が良いように思う。ギャラはビックリするくらい安いけれども、確かにやりがいがあるね。

「大学教員がいつまでもスクールカウンセラーをやってんじゃねえよ!」と(までは発言していない)。ちょっとはそう思ってるかもしれんけどね(笑)。いや、もちろん今回の話題提供の先生方のような行動分析家が、スクールカウンセリングの現場でデータを取り続けている限りにおいては、それはもうジャンジャンやるべきだと思っています。データをある程度集めたら、それをどのように社会のために利用するか。こういう戦略はしっかり持っとかないといかんでしょうと思いました。

データも取らずにスクールカウンセラーやってる大学教員は、行動分析家でもNGだわさ。ってか、行動分析家としては当然失格やろうね。

ちょっと過激すぎましたかね(苦笑)。

いや、懇親会で小野浩一先生(駒澤大)から「奥田君、だめだよ『自分も出来てないんですけどね』なんて言っちゃあ(笑)」って言われちゃいました。

あくまでも過激なのを期待されるんですよね、小野センセ。。そりゃ、あきまへんですわぁ(苦笑)。

 

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Posted by 奥田健次 学ぶこと |

2006.09.02

日本以外全部沈没

なんとまあ、痛快な映画が出来たことだろうか。映画鑑賞は趣味ではないが、筒井康隆さんは好きな作家なので、楽しみ。毒々しい筒井ワールドを堪能できるかもしれないね。

もちろんこの作品は、小松左京の小説『日本沈没』のパロディー。すでに、原典の『日本沈没』は映画になったばかりだが。ホント、良いタイミングだよ。

タイトルから笑えるぜ。日本以外全部沈没やで! 映画のロゴまでパロってるやん(笑)。

日 本 以 外 全 部 沈 没

うむ、新しい8字熟語みたい。

解説を引用しよう。

http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=7116

もし、日本(北方領土、尖閣諸島、竹島も含む)だけを残して世界が沈んでしまったら?

壮大なスケールと奇想天外なアイデア、そして超過激シーンの連続で贈る驚天動地、空前絶後、抱腹絶倒の社会派SFパニック・スペクタクル、筒井康隆の伝説的傑作「日本以外全部沈没」を『いかレスラー』、『コアラ課長』の鬼才、河崎実が大胆に映画化!
政府関係者が顔をしかめ、映画関係者が眉をひそめ、在日外国人が激怒する。

2011年、原因不明の大規模な天変地異によってアメリカ大陸が一週間で海に沈んだ。一週間後、中国大陸が沈没を始め、その一週間後にはユーラシア大陸すべてが沈没、その2日後にアフリカ大陸、さらに翌日にはオーストラリア大陸が沈没、結局数週間で地球から日本以外のすべての陸地が沈没してしまった。やがて、小さな日本列島に世界中から、命からがら脱出に成功した難民たちが押し寄せた。人口の急増に伴い、食料は不足し、物価は高騰、失業率も急上昇、日本中で外国人犯罪が驚異的に多発した。政府は超法規的措置としてGAT<外人アタック・チーム>を組織し、不良外国人を次々に検挙し、国外追放した。やがて日本人は特権階級として増長し、外国人たちをこき使って搾取するようになる。

かつては日本に高圧的だったアメリカや中国、韓国の元国家元首までもが日本の首相の顔色をうかがい、機嫌をとって、いいなりになっていった。日本以外が全部沈没して3年、外国人たちの不満のマグマは爆発寸前だった…。(以下、略)

もちろんSFだからね。何でもアリ。

まさかこの映画で近隣諸国がクレーム付けたりせんやろね。ってか、また「ご注進」とかって、火を付けて回る新聞が出てくるのだろうか(笑)。

映画、あんまり見ないけど、時間あったら仕事の合間に見に行こうっと。ってか、まず小説を読んでみなきゃな。さんざん笑った後、少しだけ真面目に憂えてみることになるかもしれんけどね。

 

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Posted by 奥田健次 社会 |

2006.09.01

行動分析学会の1日目。

オープニングの今田寛先生のご講演から参加してきた。まあ、いつも変わらず気持ち良いほど辛口で、自分は大好き。そういえば、昔ピアスしている女子学生に「親からもらった体に傷を付けるな! イヤリングにしろ!」と叱ったという逸話を聞いたことがある。うーむ、自分はやっぱ似ているのかも(苦笑)。

『わが国の心理学教育を考える』というタイトルで、30分の短い話だった。

関学の若い学生さんにとっては伝説の人、古武弥正先生の「基礎あっての応用じゃ!」というスローガンを紹介され、アメリカの心理学教育の変遷を紹介された。自分流に要約すれば、「簡単には(基礎の無い)臨床心理教育を認めない」という徹底したフィロソフィーが、1960年代までのアメリカにはあった。

ところが、60年代の反体制運動の潮流の中で、少しずつ臨床心理の教育路線が確立されていく。しかし、それでもその過程では徹底した議論があったという。

一方、日本では日本臨床心理士資格認定協会が『臨床心理士』を1988年にスタートさせてしまって一大勢力となったため、日本心理学会が慌てて1990年に『認定心理士』をスタートさせた。そして、大学設置基準が大綱化されたのが1991年だった。『臨床心理士』の後追いという逆転の歴史は、ご自分のことも含めて心理学基礎分野の怠慢だったと、先生は指摘された。つまり、日本の『臨床心理士』は、心理学の基礎分野との徹底した議論もなくスタートしたものなのである。

もう一つ、今田先生の気持ちよいご発言。先生が「産業界の規制緩和の教育界への影響」を指摘され、自由競争と市場原理主義が、心理学を学ぶ学生を「モノ」のようにした。「2000〜2003までの4年間に54の心理学関係学科が認可」され、これらの入学定員は5,000人にも及ぶ。文科省の大学設置の委員として関わっておられた今田先生は、当然ながらそうした「売れれば何でも良い」的な市場原理主義に抵抗されたようで、特に「臨床心理学部」の設置には断固として反対され、その名称では認可させなかった。「基礎なき応用」はいかん、という徹底した姿勢には共感するところ大であるし、市場原理主義によって「思想の欠如」を招くという見方にも大賛成。

シンポジウム『テクノロジーと行動分析』も面白かった。あまり沢山書けないので、「へぇ」と思ったことだけメモ。インストラクショナルデザインの話題提供の中で、「“e-Learning”はもう古くなってて、最近では“Blended Learning”とか“Technology Enhanced Learning”といって、対面授業の改善の方向性に向いている」ということだ。まさに「へぇ」である(良い意味で)。やはり「“Face to Face”が教育の基本でしょう」と考えている自分は、「ほらね、戻るべきところに帰結したよ」と思った。シンポジウム全体としては、打ち合わせが不十分だったのか、質疑の時間も無く、盛り上がらなかったのが残念だった。本来ならば、絶対に盛り上がるはずの企画だったのに、ちょっと『MOTTAINAI』感あり。

公開講演『もっとペンギンを知るための行動分析学』というタイトルで、眞邊一近先生のプレゼンだった。これは、6月のアトランタのときに当ブログで紹介した内容のものであった。

ペンギンを被験体にした行動実験自体が初めてのことなので、「そもそもペンギンは動物行動学的にどういう能力があるのか、どういう制限があるのか」ということから明らかにしなければならない。その作業が、自分のように発達障害臨床をやっている者にとってもヒントだらけであり、共通する作業や現象もいくつか発見することができた。特に「ITI中の反応が無くならないという問題」の分析と対処法は、臨床で通じるよなと思った(一般の読者の皆様にはゴメンナサイ)。んで、「同じケープペンギンという種でも、ペンギン個体それぞれで違うところもある」という話も、「うーん、そうだよなあ、同じだよなあ」と思った次第。

フロアから質問させていただいたが、こうした研究で行動科学のテクノロジーも発展する可能性もあるが、それ以上に今回のタイトル通り「ペンギンという種のことをもっと知る」ことができるだろう。行動分析学に留まらず、関連分野に与える新しい知見も出てきそうで、発展が楽しみ。近い将来、八景島シーパラダイスで、定番のイルカやアザラシばかりでなく、トレーニングを受けた芸達者なペンギンがどんどん見られるのも楽しみ。そのうち、クールミントガムの実写CMなんかも出来るかも。

おっと、昨日のエントリーもプリンスホテルの話につながっちゃった。この八景島シーパラダイスもプリンスホテル系じゃん。奇遇だねえ。

 

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関連記事:ABA2006参加記(5)

Posted by 奥田健次 学ぶこと |