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2006.07.31

【復刻】東條英機宣誓供述書

週末、新幹線移動の際に書店で見つけた新刊。新刊といっても、本当は昭和23年に発行されたものである。本書は、占領軍GHQの発禁本第1号とされていたためだ。

東條英機の孫娘、東條由布子さんによって編集され、ようやく広く日の目を見ることとなった。

さっそく『編者まえがき』を読んだ。GHQによる徹底した情報統制を乗り越え、運命的な巡り合わせで、発禁となった初版本を由布子さんが手にすることができたという。

『編者まえがき』より引用する。

 この本を読み進むにつれ、私はつくづく祖父の「勇気」に感じ入りました。あれだけの四面楚歌の状況の中で、しかも国際裁判の法廷という場で、日本国の立場を正々堂々と主張していたということが、改めて分かったからです。
「断じて日本は侵略戦争をしたのではありません、自衛戦争をしたのであります」
 私はこれぞ本物の軍人魂、これぞ日本人だと感じました。死を覚悟していたからこそ、これだけのことが言えたのでしょう。

同じく『編者まえがき』より。

 戦後、日本は連合軍の政策にすっかり洗脳されてしまいました。日本が行った戦争を「侵略戦争」であったと刷り込まれた上に、GHQの検閲により「自衛戦争」という主張は掻き消されていました。日本人は目も耳も塞がれていたのです。占領中はまだしもサンフランシスコ講和条約が発効した昭和二十七年以降も、日本の政府や政治家たちは、連合軍によって押しつけられた「歴史認識」を修正しようとはせず、国民の再啓蒙をまったくといっていいほど行いませんでした。多くの国民が、心の底で誇りを求めていたのにもかかわらず−。

今、東條英機宣誓供述書(全文)を読み進めているが、「メモ魔」と呼ばれた東條の詳細な記録に驚くばかりである。

そして何よりも、これは当時の日本のおかれていた状況がつぶさに分かる一級の記録であり、だからこそGHQは供述書の内容について論理的に反論することを避け(反論できるわけもなく)、発禁本としたのだ

発禁第1号とされた本書なのだから、読者は虚心坦懐に読まなければならない。戦後、植え付けられてきた知識やイメージを一時的に脇に置いて、本書を手にするべきだろう。

自分の死を覚悟していた東條は、決して東京裁判で、自分自身を護ろうとしたのではない。天皇と、日本を護ることに命を懸けたのだ。

こんな東條を、日本人が戦後60年間ずっと『極悪人』と決めつけたままでよいわけがない。反戦平和の左翼が、東條他いわゆる『A級戦犯』を犯罪者と言い続けるならば、そんな人間の望む平和など『偽善者の戯言』に過ぎない。片方で「平和、平和」と言いながら、片方で自己弁護をしなかった男に石を投げ続けているだけだ。自分の幼稚さに気付けないほど幼稚な姿である。

GHQの民間情報教育局によるWGIP(戦争についての罪悪感を日本人に刷り込む計画)による洗脳から、まず目を覚ますこと。アメリカはじめ戦勝国のリンチ裁判を全面否定すること。まずは、ここから始めようではないか。自分も、大学生の頃までは何も知らず、命懸けで日本を護ってくれた方々に対して悪い人達だとレッテルを貼ってしまっていた。本当に申し訳ない気持ちである。ごめんなさい。

本書は書店で発売中。小林よしのり氏推薦の帯が目立つので、すぐに見つかるだろう。

【追記】本書の初版は1年前になっていて、今回書店で見つけたのは第7刷だった。『いわゆるA級戦犯』が売れたので、再注目されたということなのだろう。

 

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Posted by 奥田健次 学ぶこと |