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2006.06.09

「認定こども園」について

そんな早く決めてしまったの? いつの間に? どうも現在の与党、十分に検討すべき事案を成立させるのが拙速にすぎる。

10月から「認定こども園」スタート 幼保一元化法案が成立
http://www.sankei.co.jp/news/060609/sei056.htm
(Sankei Web:06/09 20:55)

 幼稚園と保育所の機能を統合した新総合施設「認定こども園」を創設するための幼保一元化法案が9日、参院本会議で可決、成立した。10月からスタートする。「認定こども園」は保護者の就労形態を問わず、小学校入学前のすべての子供を受け入れて一貫カリキュラムのもとで教育・保育にあたる。地域の子育て支援拠点としても活用する。
 利用時間は早朝や夜間など利用者ニーズに応じて柔軟に決められるようにし、教育・保育内容やカリキュラム、利用料なども施設ごとに決める。未就学児が対象だが、0−2歳児を受け入れない施設も認める。
 認定は都道府県が行い、新設施設だけでなく職員配置や設備についての基準を満たした既存の幼稚園や保育所も認める。
 「認定こども園」は、少子化対策の一環。保護者の働き方が多様化する中、「時間的制約や保護者の就業の有無を問われる既存の幼稚園や保育園では子供を預けづらい」との声を踏まえて設置されることになった。
          ◇
■「認定こども園」のポイント
・保護者の就労形態にかかわらず、0歳から小学校入学前のすべての子供を受け入れ
・地域の子育て支援拠点としても活用
・基準を満たす既存施設も認定
・利用時間や保育内容、カリキュラム、利用料などは施設ごとに決められる

十分に議論を尽くしたか?

たった数か月前に(当ブログでは2006年1月3日の記事『幼稚園から義務教育?』にて取り上げている)、一部こうした報道がなされたのだが、ほとんど国民が知らない間に『参院本会議で可決、成立』ですか?

もちろん、『幼保一元化』についての議論には相当長い歴史がある。しかし、ここにきて急速に、こんな難しいはずの議論がいとも簡単にまとまること、そしてほとんど中身について国民が知らされていないことに大きな違和感を感じる。

施設ごとに保育内容や利用料を決められるということなので、思い切り地域格差、所得格差があらわれてくるんじゃないの? セレブでハイソな『認定こども園』から、プアーで質素な『認定こども園』まで。自分は早くからこうしたことを懸念していたが、またまた的中でしょう。

これで、就学前教育から格差社会がスタートすることになった。さすが、小泉内閣。やることが一貫してるぜ(嘲笑)。

新自由主義の社会では、言葉の定義などどうでもええんやもんね。教育って何? 保育って何? 今の与野党の政治家に、こうした質問に答えることができる人はおらんやろうな。

『認定こども園』。職員の構成、資格・免許問題、保育料の問題、発達障害児の受け入れなどなど。自分としては、現場で生じるであろう問題に、またも尻ぬぐいさせていただくことになるのだろう。その分、政治に対しても行政に対しても辛口に文句を言わせていただくよ。

 

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関連記事:幼稚園から義務教育?
     など。

Posted by 奥田健次 特別支援教育, 社会, 経済・政治・国際 |