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2006.03.11

カーリングは「やったー!」で良い

カーリングはまだまだこれから発展するスポーツだ。

なんと、中2のチームが日本代表を下す快挙。

チーム青森、中2の「妹」たちに敗れる カーリング
http://www.asahi.com/sports/update/0310/107.html
2006年03月10日13時25分(asahi.com)

 青森市で開かれているカーリングの日本選手権女子で10日、1次リーグでトリノ冬季五輪代表のチーム青森が、小野寺歩、林弓枝、本橋麻里の3人の母校、北海道・常呂中2年の5人で組むチーム常呂中に8—9で敗れる波乱があった。
 第4エンドまで0—6とリードされたが、後半粘って第10エンドで8—8に追いつき、延長へ。しかし第11エンドで1点を失い力尽きた。
 小野寺は「相手はうまかった。やはり(カーリングが盛んな)常呂の子たち。誇りに思う」と話した。

すばらしい。トリノ冬季五輪1次リーグで、強豪カナダやイギリスに勝った日本代表(チーム青森)。これに勝ったのだから。

きっとすごく力付いたことだろう。サッカーでも野球でも、いくら頑張っても中学生が日本代表に勝つことはできないから。そういう意味で、カーリングはもっと裾野が広がってよいスポーツであり、その可能性を秘めている。

中2チーム、「ヤッター!」やね。

「やったー」と言えば。小坂というオッサン。金メダリストの荒川選手が文部科学省を訪問した際に、ロシアのスルツカヤ選手が転んだことについて「それで、人の不幸を喜んじゃいけないんだけどね、こけたときは喜びましたね(笑)、こりゃあヤッターーーってねえ」と発言したこと。このオッサン。ただの居酒屋で枝豆食ってるオッサンにしか見えない。

動画はこちら。荒川選手が絶句している。当然だ。金メダリストに対しても失礼極まりない。金メダル獲得を喜んだ日本人に対しても失礼な話だ。スルツカヤが転倒しなくても、プログラム構成上、最高得点だった荒川選手は見事金メダルを手にしていたのだ。

居酒屋の酔っぱらいのくせに、なぜか国のホームページからご挨拶。

荒川静香選手の文部科学省訪問時における発言について
http://www.mext.go.jp/b_menu/soshiki/daijin/kosaka/06030601.htm

 去る2月28日に荒川静香選手が文部科学省を訪問された際、荒川選手に対して、8年間の精進をされ、練習の成果としてパーフェクトな演技で金メダルを獲得したことをたたえるとともに、国民に大きな感動や勇気を与えていただいたことに感謝を申し上げました。

 また、オリンピック日本代表選手の育成・強化の充実に積極的に取り組む旨をお伝えしました。

 その後の懇談で、荒川選手の金メダル獲得が大変うれしいとはいえ、一部配慮に欠けた発言をしたことについては、深く反省しており、荒川選手及びスルツカヤ選手に対してお詫びを申し上げます。

            平成18年3月6日
            文部科学大臣 小坂 憲次

この居酒屋の酔っぱらい、文部科学大臣だったのだ。

頼むから、国のページで恥さらし続けるのはやめていただきたい。「あのときは、少々酒が入っていて私人の私でした。あれは私人としての発言です。私人としての発言でも不謹慎でしたので、個人のウェブサイトからお詫び申し上げます」などとすればよい。もちろん、こうすることで余計にバッシングされるだろうが。

文科省のウェブで大臣の名前で謝罪されると、文科省全体が悪いことをしたように見えてしまう。また、海外に対して、日本全体が謝罪しているように見えてしまうのだ

カーリングのほうは「ヤッター」でええのよ。小野寺も「誇りに思う」と言っているだろう。もちろん内心は悔しいに決まっているが、そのようにコメントするのが大人なのだ。

カーリングがもっと普及しますように。

 

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関連記事:カナダに勝ったカーリング女子

これ、読んでみよう。待望のDVDも楽しみだ。

Posted by 奥田健次 スポーツ教育 |