『安全教育』は大人の責任放棄である
『自分の身は自分で守れ』の意味。
自分の身は自分で守ろう…安全教育、小学校必修検討へ
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060319i314.htm
(YOMIURI ONLINE)文部科学省は19日、子どもを標的にした犯罪の多発を受け、犯罪から子どもが身を守るための「安全教育」を小学校などで必修とすることを検討する方針を固めた。
小坂文部科学相が同日、岐阜県大垣市で開かれたタウンミーティング後の記者会見で表明した。
文科相は記者会見で、「子どもに危機回避能力を身につけさせることが必要な時代になってきた。今後の学習指導要領(の改訂)で『安全』というものを検討する」と述べた。指導要領改訂に向けて近く開かれる中央教育審議会(文科相の諮問機関)の教育課程部会に検討を指示する考えだ。
「安全教育」は、犯罪の多い場所を示す「地域安全マップ」作りなどを行っている学校もあるが、実施するかどうかや実施の方法は各校の判断に委ねられている。指導要領に明記されれば、実施が事実上義務づけられることになり、「社会」の時間などに授業が行われることになりそうだ。
(2006年3月20日0時19分 読売新聞)
日本という国の亡国ぶり。
とうとう、子どもに『自己責任』を求めるのか。
たとえば、外国人による犯罪について『国家の責任』はどこにあるのか? 国にしか出来ない防衛策があるではないか。外国人をノービザで出入りしやすくする流れとか、外国人労働者をやたら招く方向性。自分の国の子どもよりも、経済というわけだな。国家として責任を放棄したことになる。
子どもに「自分のことは自分で守ろう」というのはどういう意味か。つまりそれは保護者に対して「我が子を保護者の責任で守りなさい」と告げていることになる。
いわゆる『勝ち組』の親は子どもにボディーガードを付けることを許すのだろう。あるいは、リムジンで送り迎えをすることになるのか。他方、いわゆる『負け組』は? 負け組の皆さんは「自分のことは自分で守ろう」ということだ。
自国の子どもを守ることを放棄した国家。日本はなんと愚かな国になってしまったことか。こんな亡国、いくら教育基本法を改正して「国を愛せよ」と言ったところでな。無理やって。
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