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2006.03.07

猪口議長、また会議ですか!?

無駄な会議ばかり。最近の日本人は無駄な会議が好きなようだ。

少子化対策で省庁横断の局長級会議へ 猪口担当相会見
http://www.asahi.com/politics/update/0307/006.html
2006年03月07日12時44分(asahi.com)

 猪口少子化担当相は7日の閣議後の記者会見で、少子化対策の具体的な施策を詰めるため、新たに関係省庁の局長級による会議を内閣府に設置すると発表した。同日夕、初会合を開く。これまで関係閣僚による「少子化社会対策推進会議」はあったが、事務レベルの会議はなかった。6月の推進会議の報告書とりまとめに向け、各省庁の連携を強化する狙いだ。
 局長級会議は「少子化対策に関する横断的勉強会」で、厚生労働、文部科学、総務、経済産業、国土交通の各省の局長らが参加し、猪口氏が議長を務める。地方自治体や市民から寄せられた要望、有識者からの提言について検討するほか、各省庁の取り組みについても協議する。猪口氏は「具体的な対策を詰めるには関係省庁との連携が不可欠。協議を深める段階に入りたい」と話した。

なんだかなあ。「連携を、協議を」という素人でも言えるお決まりの言葉を吐いただけか。こんなもの、各省庁の役人の仕事を増やすだけだろう。非効率的な話だ。無駄だらけ。

そもそも、猪口邦子氏。昨年の衆院選後、内閣府特命担当大臣(少子化・男女共同参画)に任命された直後のテレビ番組での討論で、あまりにも現実離れした発言をしているのを見て、呆れてしまったことを思い出す(ちなみに『内閣府特命担当大臣』というポストについて自分は違和感を持つ)。討論では、西部邁(にしべ・すすむ)先生に突っ込まれ、弄ばれていたことも印象に残っている。所詮、役者が違うのだ。

どこかその討論の要旨は無いものかと思って探した挙げ句、見つけることができた。

『なめ猫♪』というブログの『人間皆平等?−報道2001を見て』より、部分的に引用する。

(以下、引用)
猪口大臣「家庭と仕事の両立支援」を行うことで少子化は改善されると強調、最近出された林道義先生の『家族を蔑む人々』(PHP研究所)でそのデータがインチキと論破されている少子化の相関図を持ち出してきて一生懸命説明されていたが、ふーーんという感じだった。

それに対する西部氏の意見は本質論に踏み込むものだった。

「諸外国は国家や家族を大事にしている」「アメリカ的価値に基づいている」「人権では家族は語れない」「原則として男は外で働く、女は家が必要」

といった切り返しをされた。

すると猪口大臣は当たり前のような表情をして「固定的役割分担を止めないと少子化は止まらない」と今まで政府・男女共同参画局の説明とおりの別に目新しさもない答えをいっただけだった。

西部氏の持論であろう「家でやってることはセックスという獣の行為」という発言に汚いものでも見たような表情をして、隣にいた小坂大臣に助け舟を求めておられた。

以前、西部氏の講演を聞いたことがあるが、なかなか哲学をもった内容だった。アメリカニズムに汚染された日本の状況を憂う姿は日頃の難解な文章から見えなかった親父の側面を見た気がした。表現はストレートだが、核心を突いていると思った。

小坂大臣の発言は前の中山大臣に比べるとずっとトーンダウンして毒にも薬にもならないものだった。全然つまらなかった。

黒岩キャスターから「小さな政府との整合性」について尋ねられたが、西部氏は「民ができることは民に、なんて言いながら3人目は国が育てようなんて、いい加減」だと応じていたが、2人ともそれに対するハッキリした答えはなかった。

喜入先生は河上亮一氏の「プロ教師の会」のメンバーで現場主義に立脚した教育論を展開されておられる先生で、私学偏重で都立高校が地盤沈下した現実をしっかり見据えた発言をされていた。

喜入先生の「結婚してない、できない人たちが問題」というNEETの問題が少子化につながるという指摘に、猪口大臣はまたもや教科書とおりの答えだった。

おまけに「人は皆平等を大切に」というお題目を並べ立てた。

喜入先生の表情が「こりゃダメだ」といわんばかりのものであったのが印象に残った。(以下、略)

(以上、引用終わり)

確かに、およそこんな討論だったと思う。上記に引用した記事には著者の考察も含まれているが、ほとんど自分も同感である。

西部邁先生も過激に聞こえるようなことも言われているが、これは猪口大臣があまりにも偽善者ぶる発言を繰り返したからだろう。自分もそういう自己陶酔な人間に対して、同じような切り返しをすることがある。

それにしても、困ったものだ。自己陶酔型人間が大臣をやって、この国が良くなる訳もない。内閣総理大臣が典型的自己陶酔人間だからな。

やはり、国家や家族を大切にする文化が崩壊したままであれば、男女共同参画だからと適当に小細工したとて、まともな家族を育てることには繋がらない

「人権だ!」「平等だ!」などと市民団体か、あるいは小学校の学級委員会レベルの発想法だけでは、まともな政治ができるとは思えない。それなのに、一国の大臣がこんなのだからな。

自己陶酔な議長が仕切る連携や協議に巻き込まれる各省庁の役人が、気の毒になってきた。

 

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Posted by 奥田健次 経済・政治・国際 |