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2006.03.21

小学校での英語活動は有害である

公立小学校での英語教育にも大反対。英語活動を実施している公立小学校が、全体の93.6%を占めるという。

公立小、93%が「英語活動」 「1年生から」75%
http://www.asahi.com/life/update/0320/005.html
2006年03月20日14時18分(asahi.com)

 文部科学省は、公立小学校での英語活動の実施状況調査(05年度)の結果を公表した。何らかの形で英語を教えている学校の割合は3年連続で増加し、全体の93.6%を占めた。英語の授業を小学校から必修化するかどうかをめぐっては、中央教育審議会(文科相の諮問機関)で検討が続いている。
 05年度の実績について2月に調査し、全国の2万2232校すべてから回答を得た。
 この結果、全体の93.6%(前年度比1.5ポイント増)にあたる2万803校で「歌やゲームなどを通じて英語に親しむ」「あいさつなど簡単な英会話」などを教えた。
 「英語活動」は、国際理解教育という位置づけで「総合的な学習の時間」の中で実施しているケースが最も多い。約8割の小学校がこの時間を活用していた。
 年間の平均実施時間は6年生の場合13.7時間(同0.8時間増)で、月に1〜2コマという状況だ。週に2コマ以上にあたる年間71時間以上実施している小学校も41校あった。
 1年生から実施している小学校も全体の4分の3に達している。
 総授業時数のうち、6〜7割の時間には原則ネイティブスピーカーの外国語指導助手(ALT)が指導に参加している。

このところ、地域の小学校を巡回するときに、やたら英語の授業場面に遭遇するようになった。外人教師が、日本の子どもを相手に授業をやっているのだ。

「ここはECCジュニアか、NOVAキッズか?」と見間違えるほどである。「ビンゴー!」「イエーイ!」などと遊んでいて、なんだか苦々しい。吐き気すらもよおす。

あのな。英語を教えて何をさせたいのか? 学校の先生、答えてくれよ。文科省の役人さん、答えてくれよ。ステレオタイプに「国際理解を深めるため」などと、マニュアル回答をするのか?

だったら、国際理解って何だ?

英語で自己紹介や道案内できたら、それがどうした。

自分には英語圏の友人もいる。彼らは自分のへっぽこ英語スキルに興味があるのではなく、日本の歴史や日本人の考えについて興味があるのだ。また、日本での仕事や文化・社会についても興味があるのだ。

自己紹介と趣味の話をしたとしても、そんな話はすぐに終わってしまう。外人と深く付き合うためには、彼らの知らないことを教えてやることなのだ。彼らはディスカッションを求めている。海外に留学している日本人の英語力は確かに高くなるのだが、いかんせん日本の歴史について何も知らない人が多い。

だからこそ、公立小中学校では国語と歴史について重点的に教育しておく必要がある。しかし、残念ながら教育現場の大半はいまだ自虐史だし、悪しきゆとり教育も続いている。

中身はカラッポで、旅行英会話がちょこっと使えるだけの日本人が、国際理解などとは笑止千万。外国人に尊敬されているようで、腹の中では馬鹿にされているのだ。

英語は所詮、道具の一つに過ぎない。日本のように母国語だけで仕事ができる社会においては、英語を本当に必要としている人は僅かなはずだ。(外資企業が日本企業を買収する昨今では、被雇用者となるために英会話の必要性が高まりつつあるけども。まあ、それは隷属するための必要性なんやけどね)

だいたい、日本を動かすような人間は公立学校の授業でビンゴゲームやって英語を身に付けているわけではない。だから無意味。宗主国アメリカ様の企業で、トイレ掃除をやらせていただきつつ、英語でご挨拶ができる日本人を養成する程度の意味しかないってわけ

「今どき外国語の一つくらい出来るのは、国際人として当然ざます」と言う奴らは糞である。本気で考えている奴は阿呆である。金儲けと自己顕示のことしか考えていないのだろう。赤塚マンガに出てくるイヤミというキャラ(「ミーは、おフランス帰りザマスよ」という奴)である。こんな奴、大学教員にも結構いた(「ミーの母校は、英語で有名な○○学院大学ざます。これからの時代は何よりも英語力ざます」という奴)。

嫌味な奴に教えてもらうのはご免だが、高校以上で英語教育に力を入れることは重要だ。ただし、あくまで英語スキルアップは目的ではなく手段だということを忘れてはならない。

自己紹介や道案内レベル止まりの公立小学校における英語活動は、無意味どころか有害なのだ。

 

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Posted by 奥田健次 教育 |