子どもに携帯を持たせないマドンナは賢母
マドンナは賢母かもしれない。
正直言って、自分はマドンナというアーティストのことはほとんど知らない。マドンナというと夏目漱石の『坊ちゃん』を思い出すほどだ。
まずはこちらの記事から。
マドンナ、子供たちにはケータイ禁止 (BARKS)
http://music.yahoo.co.jp/rock/music_news/barks/20060105/lauent766.html
2006年1月5日(木) (Yahoo!ミュージック)マドンナは、子供たちが携帯電話を使用することを禁じているそうだ。「うちの子たちには必要ない」とケータイを持たせることを拒否しているという。
マドンナは、子供にケータイを買い与えるなんてあり得ないとRadio 1のインタヴューで話している。「うち子供たちがケータイを持つなんて、絶対にないわよ。そんなこと、させません」
しつけに厳しいマドンナだが、厳しいのは子供たちに対してだけではないようだ。ご主人ガイ・リッチーに対しても「バカなことしたら、追い出す」と話している。「いつも、ヘンな“かんしゃく”を起こしたら、家から追い出すって脅してるのよ。男らしさを見せつけようとしてるけど、そんなことわたしには関係ないわ」
しかしマドンナは、彼のような人と出会えてラッキーだったとも続けている。「彼がわたしのそばにいる、それは素晴らしいことだわ。彼がいるおかげで、わたしは地に足が着いた生活をしていられるんだから」
間もなく結婚5周年を迎えるカップル。結婚記念日は子供を預け2人きりで、式を挙げたスコットランドのお城で過ごすという。
Ako Suzuki, London
それから、こちらの古い記事も。別のエピソードが入っている。
役に立つかも? マドンナ流“子育て”(BARKS)
http://music.yahoo.co.jp/rock/music_news/barks/20051019/lauent005.html
2005年10月19日(水) (Yahoo!ミュージック)マドンナが、自身の子供に対する子育て法について『Harpers』誌のインタビューで話をした。長女ルルデス(9歳)と長男ロッコ(4歳)の2人の子供がいるマドンナ。なかなか厳格な母親のようだ。
まず、子供たちはテレビを見ることが禁じられているという。「テレビは毒よ。わたしはそんなもの見ないで育ったけど、べつに損したと思ったことはないわ。うちの子供たちも見ない。家にテレビはあるけど、映画しか流してない。雑誌や新聞も置いてないわ」そして、ヘルシー志向の彼女は当然のこと食生活にもこだわっている。「ホールグレイン(全粒)よ。それにバイオ食品は控えてる。乳製品もダメ」
また服が床に置きっ放しにされていた場合、それはゴミ袋に入れられるという。「うちの娘は片付けができないの。もし服が床に落ちてたら、それはゴミ袋に入れるわ。片付けない限り、返さない。それにもし、着る服のことでかんしゃくを起こしたら、それを学ぶまで毎日同じ格好をさせるの」
マドンナは、このように子供に厳しくするのは自分の役目だと話している。「夫は甘やかしてるわよ。お父さんが帰ると、子供たちはチョコレートが貰える。わたしはもっと現実的ね。子供の歯のことを心配するの。これは夫の領域じゃないわ。彼は面白い人だから」
Ako Suzuki, London
後半の記事は、何か日本語訳がこなれていない感じもするが、言いたいことはだいたい分かる。しっかりした親であることは確かなようだ。
「しっかりした」とは、どういう意味か。それは、自分が常々言っていることだが『ビジョン』が明確であるということ。つまり、「どんな子どもにしたいか」が明確なのだ。
子どもに携帯電話を持たせない。そういう具体的なことだけでも「我が家独自のルール」を作れる親は賢い親である。この「賢さ」は学歴とは無関係なのだ。
今日、これが出来ない親が多すぎるのだ。
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