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2005.12.11

簡単に人を殺してしまう理由

またも子どもが殺されてしまった。悲しいことだ。学習塾のアルバイト講師が生徒を刺殺したとされる事件。

評論家・コメンテーターなどは「二度とあってはならない」と役立たず発言を繰り返しそうだが、残念ながらこれからも続いていくことだろう。

以前、いくつかの新聞社・テレビの取材を受けた。記者はおよそ「どうして、こんなに人を殺すことが平気な感じの人が増えているのか?」というような質問をしてくるのだ。

自分はまず「家庭教育も、学校教育も、マスコミ論調も、すべて間違っているからです」と答えた。そして、具体的な問題点と対処法について分かりやすく説明した。テレビも新聞も、いつも2時間に及ぶ取材。

ただ、いつも取材を受けながら「こんな提案はメディアには載らんやろう」と思っている。記者達も「今まで大学の先生に取材をしたこともありますが、先生のような提案は初めてです。でも、すごく納得できます」という。

案の定、これらの取材が取り上げられることは無かった。通常、記者が適当にアレンジして使うものだが、自分は2時間も取材に応じたのに取材した形跡も皆無。だが、それも仕方がない。本当に、自分はとんでもない提案をするからである。アレンジのしようがない。ここで書いてもいいのだが、何か違うような気がするので、まだ書かない。

自分の提案は具体的な問題解決法であり、学者的な解釈やブログ的な評論などではない。だが、今なおマスコミ論調(そして世論)とは大きな隔たりがあるのだ。

このままでは、最近続いているような腹立たしい事件が続発するだろう。世の中の人達が「またか、またか(まだ続くのか?)」と不安になっている。自分は「ほらな、ほらな(まだまだ続いてしまうとずっと警告してるでしょ?)」と怒り嘆き悲しんでいる。

「からかわれた」凶器準備、計画的か 小6女児刺殺
http://www.sankei.co.jp/news/051210/sha069.htm
(Sankei Web)
 京都府宇治市の学習塾「京進宇治神明校」で同市立神明小学校6年の堀本紗也乃(ほりもと・さやの)さん(12)が包丁で刺殺された事件で、逮捕されたアルバイト講師で同志社大4年の萩野裕(はぎの・ゆう)容疑者(23)=同市=が宇治署の調べに対し「紗也乃さんにからかわれていた」と供述していることが10日、分かった。
 現場の教室では凶器の出刃包丁のほかにも包丁1本とハンマーが発見されており、同署は、萩野容疑者が折り合いが悪かった紗也乃さんに危害を加えたり、脅したりする目的で凶器を準備した計画的犯行の疑いもあるとみて追及している。
 調べなどでは、萩野容疑者は10日午前9時ごろ、教室にいた生徒13人のうち、紗也乃さん以外の12人を別の教室に移動させ、教室に2人きりになった際、包丁で紗也乃さんの首や顔など数カ所を刺したとされる。
 教室には普段、包丁やハンマーは置いておらず、萩野容疑者が外部から持ち込んだらしい。萩野容疑者は「口論となり刺した」とも供述しており、同署は萩野容疑者の自宅を家宅捜索するなどして犯行の経緯を詳しく調べる方針。
 萩野容疑者は2003年に強盗致傷容疑で京都府警に逮捕されていたが、京進は採用時に履歴書を提出させるなどしただけで、逮捕の事実など詳しい身上や経歴を把握していなかった。
 京進によると、紗也乃さんは萩野容疑者を嫌っており、今月に入ってから萩野容疑者の授業を受けなくなったという。
(共同)

          ◇

 「先生が嫌で授業を受けたくない」。京都府宇治市の学習塾で刺殺された堀本紗也乃(ほりもと・さやの)さん(12)はこう話し、萩野裕(はぎの・ゆう)容疑者(23)が講師を務める国語の授業を今月に入ってから拒絶していた。
 萩野容疑者も周囲に「紗也乃さんが素直に指示に従わない」と漏らし、上司の判断で10日の試験担当から外されたが、勝手に出勤。自分で作った国語に関するアンケートへの記入を頼み、紗也乃さん以外の生徒を別の教室に行かせ、午前9時前、2人きりで教室に閉じこもった。
 10分もたたないうちに、救急車のサイレンが鳴り響く。同僚の説得で施錠されていた扉が開かれると、携帯電話を手にした血まみれの萩野容疑者と、あおむけに倒れた紗也乃さんがいた。
 大量の血が流れた教室には、凶器の包丁以外に萩野容疑者が用意したらしい包丁1本とハンマー。教室内を映すモニターは見えないように細工されていた。2人の間にいったい何があり、萩野容疑者はなぜ凶行に走ったのだろうか。
 「人生は一回ポッキリ」。にこやかに白い歯を見せてほほ笑む写真とともに、塾の壁に張られていた萩野容疑者の自己紹介は事件後、すぐに外された。
 一方、カーテンが引かれ、ひっそりとした紗也乃さんの自宅には午後6時すぎ、肩を落とした両親が警察関係者に付き添われ帰宅。親せきらも無言のまま慌ただしく出入りした。
 萩野容疑者が通う同志社大では八田英二(はった・えいじ)学長らが「痛恨の極み」と頭を下げ、苦渋の表情を浮かべた。(共同)
(12/10 19:54)

Posted by 奥田健次 教育, 社会 |