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2005.12.31

なんだよ、もう大晦日かよ。

今年も自分のスケジュール帳は、隙間のない真っ黒状態だった。

和泉元彌
的なダブルブッキング&ヘリ移動は無かったが、飛行機搭乗回数が総計97回。マイルは15万マイル越え。

世間的には『最悪な2005年』だった。日本の、日本的なものは崩壊してしまった。2006年になって良くなると思えないし、むしろ悪くなる一方だろう。

欧米列強時代に日本を守ってきた祖父らの苦労を思うと、「自分的にOKな平和に甘んじている今の日本の姿」を見ることは、涙が出るほど無念である。

何の手も打っていないというか、すべての政策で責任逃れや誤った方法が選ばれ続けている。

個人的なことを振り返ってみると、同業者やそれに群がる集団からの嫌がらせが目立つ年だった。フェアでない利用のされ方や、足の引っ張りがひどかった。これも年々、ひどくなっていくのだろう。それでも、自分はあくまで純粋な臨床活動を継続していく。

良かったこともたくさんある。それは、数少ないが力のある仲間が出来たこと。たまたま全員医師なのだが、どの医師も国内はもちろん世界に通用する高い技術を持っている。少数精鋭で切磋琢磨してきた自分のやり方は間違っていなかった。

また当ブログも高い評価を得ている。今のところ、アクセスランキングを利用していないにもかかわらず、ブログを公開してから約4か月で、余裕で主要アクセスランキング10位以内に入るアクセス数を日々得ている。「実名ブログで、ここまで過激なのは見たことがない」というような激励をいただくことが何度となくあった。まだ自分の吐いている毒は、たった2割程度に過ぎないのだが。

ただ、ブログでは「思いっきり品格のない文章」を書いてやろうと思っている。以前の記事、「ウンコ、てんこ盛り」「あわてんぼうのサンタクロースの替え歌」「チッチキチー」などがウケた。これからもアホ丸出しで行く。そうなのだ。忘れてはいけない。このブログはエンターテイメントでもあるのだから。

さて、来る2006年。自分の出会える子ども達の数は限られているかもしれないが、全身全霊をかけて臨んでいきたい。

Posted by 奥田健次 お知らせ |

泥酔客を飛行機に乗せるなかれ

乗客のマナーの悪さ。マナーだけの問題では済まされない。

酒に酔った乗客、全日空機を遅らす 携帯電話使用や喫煙
http://www.asahi.com/national/update/1230/SEB200512290010.html
2005年12月30日01時54分(asahi.com)

 29日夜、羽田発福岡行き全日空267便の機内で、酒に酔った男が乗員の要請を無視して携帯電話を使うなどしたため、出発が約1時間遅れた。
 男は再三警告を受けて電話の電源を切ったが、今度はたばこをぷかぷか。同機は滑走路へ向かっていたが、機長判断で搭乗ブリッジに引き返して男を降ろした。
 離陸直前、機長は乗客に「最短距離を全速力で福岡へ向かいます」とアナウンスした。

こういうのは厳罰に処すべきなのだ。「飛行機を慌てさせる」ということは、安全性を下げることにつながる。

飛行機から降ろしたのは当然であるが、なぜ航空法により逮捕しなかったのか。また、この男を飛行機に降ろす判断はもっと早くてもよかったのではないか。いや、泥酔している客は搭乗口スタッフによる判断で搭乗を断ることはできなかったのか。

自分は機長に「最短距離を全速力で向かいます」と言われると不安になる。思い出されるのが、JR西日本の尼崎での脱線事故だ。線路の上と空は違うかもしれないが、日本の上空はかなり過密に航空機が飛び交っているのだ。

こういう男は逮捕しておくべきだ。逮捕しなくても、年齢・職業くらいは明らかにして欲しい。「最近の若いヤツは・・・」とかボヤく世代で、社会的には結構な立場の人間なのではないだろうか。

逮捕というより、飛行機の尾翼に結びつけたままフライトし「お客様〜、お気分はよろしくなりましたか〜!? またのご搭乗をお待ちしております〜」と目的地で降ろしてあげるのが正解である。頭をマイナス50度で冷やしなさい。

関連記事:公共心 崩壊している おやじなり

Posted by 奥田健次 社会 |

2005.12.30

年始は古畑と新選組!!

年始は忙しくなりそう。

自分は正月早々、成田から海外へ飛ぶ。その間、日本ではどうしても見逃せない番組ラッシュ。実家に録画を頼んでおこう。

いつも年始のテレビ番組っていうと、「ゲロゲロゲーロ、ゲロゲーロ」とか連発したり、ハリセンで叩きまくるコントを見せられたり、普段あんまりブラウン管でお目に掛かることの少ないベテラン芸人のお笑いスペシャル(録画)とかばかりなのだが、今年は力の入れようが違う。

まずは、田村正和主演、『古畑任三郎ファイナル』。犯人役に、イチロー選手を抜擢するのだから三谷幸喜氏には、いつもながらに驚かされる。ドラマなど見ない自分なのだが、古畑シリーズだけは大好きだった。今泉とのカラミなんぞ、最高に良かった。

そして、やはり三谷がらみではあるが山本耕史主演、『新選組!! 土方歳三 最期の1日』である。大河ドラマでは、近藤勇(香取慎吾)が斬首されて終わったが、今回の正月ドラマではその後の土方歳三の最期までが描かれているそうだ。自分もコスプレで応援したい(笑)。

三谷幸喜に始まる2006年になりそうだ。

Posted by 奥田健次 脱力系 |

こだわりのヘアカット

この数か月、忙しくて散髪も行けなかった。

今日こそ、仕事の合間に新幹線に乗って移動し、宝塚へ移動。すぐにカットしてもらって、伊丹空港から羽田へ。散髪だけのために、新幹線と飛行機を使ってしまった自分。

こんな自分には、散髪についてかなり変わった遍歴がある。

小さい頃、祖父の森造じいさんが孫の散髪を趣味にしていたので、祖父のところに行っては散髪されていた

散髪屋さんに行くとお金を払うのだが、祖父に散髪してもらうとおこづかいがもらえた。はさみから剃刀まで、本格的な道具を揃えていた。

祖父が体を悪くしてからは色んな理容室に行った。親のオーダーは「スポーツ刈り」もしくは「坊ちゃん刈り」。いずれも気に入らなかった。中学生になって、野球部の時は当然「丸刈り」だった。

野球部を辞めてから、自分の気に入る理容室を見つけようと探し歩いたが満足できなかった。満足していないくせに、店員さんに「こんな感じでどう?」と言われると、「いいですね」と言ってしまう自分が嫌になってきた。

それから先、とにかく一度行った理容室や美容室には二度と行かないようにした。近所に行くところが無くなると、わざわざ電車に乗って1時間かけて、初めてのお店を訪ね歩いた。普通の人なら、ある程度同じ所に通うのだろうが、自分は出張先でも理容室を訪ね歩いた。それでも、一度たりとも満足できないままに最後には「いいですね」と嘘を言う自分。「いいですね」といいながら、急いで家に帰ってシャワーでセットし直すほど気に入らなかった。

社会人になって、深夜の通販を見て「これだ」と思って購入したものがある。それは、掃除機の先に芝刈り機のようなものを付けて自分でカットするやつ。刈られた髪がそのまま掃除機に吸い込まれるので掃除要らずというスグレモノ。これなら「いいですね」と自分で本当に思うまで、自己責任でカットし続ければいい。自分はこれを5年続けた。

当然ながら、ショートヘアになるし、結局は虎刈りになることも多く、最後には「ええいっ」とバリカンに持ち替えて丸刈りにしてしまう。

当時の職場でも、いきなり丸刈りにしてくる自分を学生らはどんな目でみていたことか。

それが、2年前に雑誌の撮影があって、『芝刈り機』ではどうしてもマズイだろうということで、きちんとした店に行くことにした。「どうせ、満足できないけども芝刈りよりはエエやろ」という諦めモードで。で、やっぱり最初の店員さんはイマイチだった。数か月後、また同じ店に行ったが担当がFさんに変わった。

なぜか、やたら上手い仕上がりだった。まあ、でもたまたまだろう。

数か月後、また最初の時の店員さん。やっぱり、イマイチ。ここで「もしかしたらFさんって何かが違うのかも?」と初めて思った。

そこで数か月後、自分が「やたら上手い」と思ったFさんを指名してみた。それで、カットしてもらうと「やっぱり上手い」。というか、自分が想像しているよりもいい感じに切ってくれて仕上げてくれる

それからというもの、自分はFさんにしか切ってもらえなくなったのだ。何せ、20数年かけて探してきて、満足できる仕事をしてくれたのは彼しかいないのだ。

いろいろ話を聞いているうちに、すぐに納得できた。Fさんはすでに高い技術を持っているにもかかわらず、今でも自腹であちこち出かけて勉強しているというのだ。一流のピアニストでも、毎日、ピアノに触っているという。1日くらい弾かなくても大丈夫なのだろうが、それでも練習を続けている。職人とはそういうものなのだ。

自分はいつも言っているように(『商人根性より職人魂を』)、減りつつある職人を大切にしたいと思っている。そして、自分も職人であり続けたい。

実家の親は、自分が『芝刈り機』で散髪していた時には「ちゃんと美容室に行きなさい」と注文を付けていた。それが今では、散髪だけのために宝塚まで移動すると「わざわざ宝塚まで帰ってこなくても地元にいくらでもあるでしょう」と言う。親というのはこんなもの。

しかし、自分に必要なのは洗練された職人の技術のみである。

takarazuka宝塚にて。そして伊丹空港へ移動。

 
 
 
 
 
 
 

Posted by 奥田健次 学ぶこと |

2005.12.29

スコア@葉加瀬太郎

葉加瀬太郎ツアーも無事、終わったのだろう。

自分とのツアーのタイミングが合って、会えたのは今回は1回だけ。それでも、今年もニアミスは何回もあった。

コンサートでも演奏され、紹介されていた楽譜が2点。

1つは、『VIOLINISM with LOVE』から6曲。本人曰く「中級者から上級者向け」だそうな。確かに『ピアノ三重奏曲イ短調』は、かなりの練習量がいるだろうし奥も深そうだ。第三楽章のコミカルな演奏が楽しい。第一楽章から第四楽章まで、まさに起承転結というような流れでオーディエンスを魅了していく。将来、国境を越えて親しまれ、演奏されることだろう。

もう1つは、本人曰く「初心者からどうぞお買い求め下さい(笑)」。おなじみの『エトピリカ』『情熱大陸』『Another Sky』などが収められている。自分は『Angel In The Sky』『Toss The Feathers』が好きなのだが、これには入っていなかった。

続編を楽しみにしておこう。

Posted by 奥田健次 音楽 |

2005.12.28

東京ドームを借りた日

せっかくのブログなので、過去の思い出も載せておこう。

これ、東京ドームを借りた日のこと。

聞いた話では、東京ドームを貸し切りで使って野球大会するのって、医者かヤクザが多いそうな。

自分は医者でもヤクザでもないのだが、それらを足して2で割った感じといえば近いものがあるかも。打率5割以上なら幹部候補、3タコやエラーならそれなりのオトシマエを。MVPにはベンツだ。がぜん、やる気が出る話ではないか(冗談だが)。

この日は、ついさっきまで公式戦でジャイアンツの木佐貫投手が投げていたのだ。つまり、我々は夜のプレーボール。ゲームセットは朝7時。ひたすら真夜中のトーナメントに耽るわけだ。

中学2年まで野球少年だった自分。打率が高くて足が速いので、いつもトップバッターなのである。守備は本来ピッチャーなのだが、ショートバウンドの処理には自信があるのでファースト。

たまには、こういう遊びも楽しいものだ。『目指せ、5大ドーム制覇!!』なのである。

tokyodome1いざ、グラウンドへ。もちろん、一礼。

 
 
 
 
 
 
 

tokyodome2木佐貫投手が投げた後のマウンドに一番乗り。実は、ウォーミングアップせずに、慌てて本気で投げたため、この一球目で亜脱臼していた自分。いつまでも14歳のイメージではイカン。

 



tokyodome3赤い矢印の先に見えるのが公式球。見事、低め一杯ストライク。

  
 
 
 
 
 
 

tokyodome4黄色い矢印に注目。キャッチャーが構えた内角高めにズバッと直球。実際にはズバッではなく「ぱそっ☆」くらい。自分はもちろんズバッの気持ち。

 

 

tokyodome5お約束の場面。審判にクレームつける自分。こういうときとか、乱闘のときって妙にワクワクするのだ。

  
 
 
 
 

 
 
おしまい。

Posted by 奥田健次 スポーツ |

スキナーの心理学

心理学や関連諸科学を勉強している人にはお薦めの訳書が出た。

監訳者は自分の恩師、佐久間徹先生。

佐久間先生は、暴れん坊な自分がこの業界に入る際に、一から教えて下さった先生である。

先生がおられた大学の学生ではないのに、研究室やクリニック、夜の研究会などにひたすら通い続けた自分を、熱心に教えて下さった。自分は水を得た魚のように、毎晩、英米の文献を翻訳しまくった。その後、佐久間先生の下で切磋琢磨している若手たち(弟弟子になるのか?)が訳出に加わっていて頼もしい限りだ。

今回の翻訳書は、自分も原著を『amazon.com』で購入して読んでいたものだった。読みやすい英文だったように記憶している。内容については、ある程度、行動分析学の入門書を読んでからのほうが理解を深めやすいだろう。

skinnerスキナー(Skinner, B. F., 1904-1990)の行動主義心理学は、古いもののように思われがちではあるが、そうではない。スキナーの言語行動論と、それ以降の行動分析家による研究の積み重ねによって、いわゆる『思考』や『推論』のような複雑な行動も分析可能となり、予測と制御のためのメカニズムも実験的に明らかにされつつある。

何より、応用分野(例えば、発達障害児の言語獲得や、組織行動マネジメントなど)において大きな貢献をしているのである。

巻末にある行動分析関係図書のリストも役に立つと思う。

入門書を読み終えた人には、ぜひ手にして欲しい一冊だ。

Posted by 奥田健次 学ぶこと |

2005.12.27

職場いじめからの暴走

当ブログがユニークな点は『いじめ・ハラスメント』というカテゴリーを設けているところにある。積極的に、この問題について取り組んでいきたいと考えているからだ。

自分は今回の加害者の気持ちもよく分かる。

もちろん、暴走行為にはどんな理由があれ相応の償いをしなければならないのだが、今回は『職場いじめ』が引き金になっていることを忘れてはいけない。

殺人未遂で容疑者送検 仙台アーケード暴走
2005年12月27日12時40分(asahi.com)
http://www.asahi.com/national/update/1227/TKY200512270209.html
 仙台市の歩行者専用のアーケード商店街を乗用車が暴走し、7人が負傷した事件で、仙台中央署捜査本部は27日午後、業務上過失傷害容疑などで逮捕した会社員千葉良文容疑者(52)=同市太白区=を殺人未遂容疑に切り替えて仙台地検に送検した。現場にブレーキ痕がなかったことなどから、捜査本部は千葉容疑者には殺意があったと判断した。
 千葉容疑者は調べに対し、7人が死傷した今年4月のトラックによるアーケード暴走事件をまね、「人をはねるつもりでアーケードに進入した」と供述。動機について同容疑者は「職場で嫌がらせにあい、うっぷんを晴らしたかった」と説明し、アーケードを狙った理由については「近くにデパートがあり、特に人通りが多いから」と供述しているという。

いじめる側は自分からいじめを止めることができないものであり、またいじめる側の近くにいる人間もいじめに荷担するようになる。さらに、いじめを知りながら知らぬふりをしている傍観者もいる。

今回の容疑者が暴走した行為は容認されるものではない。しかし、この容疑者を責める人がいるならば、自分の身の回りでいじめがないか振り返ってほしい。自分がいじめる側になっていないか、いじめの荷担者になっていないか、いじめを知りながら何も出来ない傍観者になっていないか。

大抵「いじめられる奴にも悪いところがある」といって、自分の弱さや疚しさを感じないようにするために合理化しているものなのだ。

いじめの問題は、いじめられる側だけの悲劇ではない。いじめる側にも、傍観者にも色々な意味で悲劇をもたらすものなのだ。

職場いじめ・嫌がらせ(パワーハラスメント)や、大学での嫌がらせ(アカデミックハラスメント)は、一般の人々が想像している以上に日常茶飯事に行われているのである。

Posted by 奥田健次 いじめ・ハラスメント, 社会 |

日本の矯正教育について

遅ればせながらではあるが、一言、自分の思ったことを書いておこう。

大阪市で姉妹が殺害された事件。容疑者には母親殺しの過去があった。

姉妹刺殺容疑者、母殺害で逆送せず中等少年院送致に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051220-00000501-yom-soci
 大阪市浪速区のマンションで11月、姉妹が刺殺され室内が放火された事件で、山地悠紀夫容疑者(22)は16歳の時、2人暮らしだった母親を金属バットで何度も殴りつけて殺害した。
 山口県警の調べに「母親が借金をし、使い道を尋ねても、教えてくれず、カッとなった」と供述。交際を望んでいた女性に母親が無言電話をかけたことも動機に挙げた。
 山口地検は2000年8月、「悪質な犯行」として、検察官送致(逆送)を求める「刑事処分相当」の意見書を付け、山地容疑者を家裁送致した。山口家裁は翌月の少年審判で、家庭環境なども考慮し、「矯正は十分可能」と判断。逆送せず、中等少年院送致の保護処分を決めた。
 少年審判で付添人を務めた内山新吾弁護士(山口県弁護士会)はその約3年後、岡山少年院で仮退院直前の山地容疑者と面会した時、「罪を本当に悔い改めるまでは至っていなかったようだ」と感じた。「当時はやむを得なかった」と自らの行為を正当化する言動も見られたという。ただ、家裁決定が当時としては最善の処遇方法だったとの考えは変わらない、としている。
(読売新聞) - 12月20日3時12分更新

鑑別所や少年院における矯正教育の現状について、自分は数年前からどうも納得しがたい気持ちがあった。

数年前、ある学会で少年犯罪の分科会シンポジウムがあったので、自分は別の分科会ではあるが仲間と参加してみた。テーマは「働くこと」というものだった。法務省関係の人やら、鑑別所、少年院、大学教員などが主体となって、ああだこうだやっていた。でも、会場はガラガラだった。

どうも問題は、少年が退院後に労働を始めても長続きしないということのようだ。まじめなシンポジストたちは、延々と現在までの関連データを示してプレゼンするのだが、結論のスライドで何を言うのかと思ったら、なんと「結局、働かないのは『やる気』が無いからなのでしょう」と真顔で仰る。

2時間近くかけての結論がこれだ。思わず、仲間と「ぶっ!!」と笑ってしまった。これじゃあ、矯正教育がうまくいく訳がない。居酒屋の世間話レベルなのだ。

「働かないのはどうして?」「やる気がないから」「やる気がないって、どうして分かるの?」「だって、働かないじゃん」「働かないのは、やる気がないから」「やる気がないから、働かない」・・・・。 

循環論である。21世紀になっても、まだこうした役に立たない議論が繰り返されているのだ。

自分は質問をした。「働くことを論じる前に、少年犯罪を犯す彼らの『遊び方』について論じる必要があるのではないか? 自分は遊び方に問題があると思うのだが。少年院や鑑別所では少年の遊びについてどういう考えで何を行っているのか?」と。

そしたら、こんな質問は想定外だったようで、発表者は少々焦りの色を見せながら「私共はやっております。たとえば、部活です。囲碁クラブとか、将棋クラブ、運動系の部活もたくさんあって、少年達は積極的に参加しています」とのこと。こんな答えだ。もう笑いを通り越して溜め息しか出ない。

そして今年。また別の学会で、少年犯罪のシンポジウムがあった。またも法務教官の主席レベルがシンポジスト。どうも彼らは臨床家のような顔をした役人で「われわれはこんなことも取り組んでいる」というアピールばかり。自分はフロアから質問をさせてもらった。だが、噛み合わない。いつものことだが、こちらの質問に答えてくれないのだ。

噛み合うはずもなかった。質問に答えるとき「あなたの仰ることは分かりますが・・・」という口調で、教えてあげようという感じだった。自分のことを学生のように勘違いしたのだろう。まあ、仕方がない、よくあることだ。アロハクラッシュジーンズだったんだからな。

法務省関係の人は、どうも頭が良すぎるようだ。悪く言えば、頭でっかち。こんな役人よりも、町のペンキ屋のオヤジカミナリ坊主のほうが、よっぽど少年らを更生させていることを自分は知っている。こうした町のカリスマ親爺のやり方にもっと耳を傾けるべきだ。昔も今も、エリートの弱さは、こうしたところに横たわっているのだ。虚心坦懐に学ぶ姿勢に乏しい。

アメリカではこんな治療プログラムが行われているだの、イギリスではこういうシステムで矯正教育が行われているだの、そういう文献オタクばかりでは話にならない。

日本の矯正教育は、現場たたき上げの人間が力を付けていってくれなければ明るい未来は見えてこない。

Posted by 奥田健次 教育 |

2005.12.26

集中講義(本編)

自分の大学で学部生対象の集中講義。通常、30名程度のはずなのに、事情があって何と100名を越える履修登録。

実習系の内容なのに。

最近、教育現場や保育現場で「子どもと遊べない教師」が増えてきているように感じる。

どうやら「遊んでやっている」「教えてやっている」つもりでいて、実のところ子どもに「弄ばれている(もてあそばれている)」ようだ。

そこで、今回の講義ではグループワークで何か作成する内容にしてみた。

たとえば、最近の学術学会などでは口頭発表よりもポスター発表が主流になっている。このポスター発表を、学校では『学級新聞』のように子ども達に作らせたりしている。何かのテーマを題材に、いろいろと調べた上で、グループで手分けして1枚のポスターに仕上げるのだ。

1回目のテーマは、ポスター発表になれるためにも一般的なテーマを与えた。アロマテラピー、ネイルアート、温泉、健康ジュース、ダイエットなど、学生にとって身近なテーマについて調べて発表する。中には、パンチパーマというジョーカー的テーマもあってウケ狙いのグループには最高のネタとなった。

2回目こそ本番。自閉症、学習障害、不登校、いじめ、心の理論など、発達臨床に関するテーマについて調べて発表する。2回目ともなると、学生達の手際も良い。チームワークも向上している。

最後は創作絵本。『子ども向け』って念を押しているのに、パンチパーマの絵本で押してきたグループもいたが、いずれもなかなか良い出来なのだ。

haru

たとえば、本格派。タッチが繊細だ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

oshikko

それから、実用絵本。トイレットトレーニングに使えそうだ。
 
 
 
 
 
 
 
 

post

そして、ポストマン。分かりやすい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

グループには色んな考えをした人間がいるし、能力や特性もバラバラだ。リーダーシップを発揮する人、アイディアがひらめく人、実働する人、サボる人がいたりする。一時的に、仲間はずれが起こったり、サボりが起こったりすることもある。

そういうことを解決するためには、自分たちが実践してみて考察するしかないのだ。そして、できれば最後には達成感を味わわせてあげたい。

果たして、まずは合格点をあげられるような出来だった。他の講義で、サボり癖や休み癖がついている学生達が、自分の講義には一生懸命参加してくれるのも嬉しい。まあ、自分が出席を厳しくチェックしているから、それが浸透しているということもあるだろう。

3日で半期分。手慣れたものだが、やって良かった。学生達、よく頑張った。自分も。

集中講義中、名古屋が大雪で荒れる中、東京移動などしていて体調はボロボロ。なんとか売薬でしのいだ。

これは、研究生が撮ってくれた出陣前の自分。講義の前に「よしっ!!」と気合いを入れている。もちろん、刀は持ち出せないけども。土方歳三の洋装コスプレっぽいが、これは自分の普段着だ。

hijikata2005

Posted by 奥田健次 教育 |

集中講義(おまけ)

ある班のテーマは『ブログ』。

このブログについても調べてくれたようだ。

4コママンガが絶品だったので紹介しよう。

4koma1




















1コマ目。おいおい、『りょうま』はもっと可愛いぜ。

4koma2




















2コマ目。ああ、確かに仕事から戻ったら『りょうま』をクリックしてるよ。

4koma3




















3コマ目。確かに、こんな感じや。ときどきムキになってクリックしまくる自分。

4koma4




















4コマ目。『りょうま』がキレてしまうの図。いや、キレないって。

それにしても、なんかパソコンに向かう自分の姿を見られているようだ。まさに、こんな感じやもんなあ。

一番最後にブログの紹介をしてくれた。
saikyou-blog

Posted by 奥田健次 脱力系 |

2005.12.25

ペットロス

実は、今年の2月、最愛の家族の一員を失ってしまうという体験をした。

実家の愛犬、ハッピー(マルチーズの雄)である。数年前から心臓病を患っていたのだが、とうとう12歳で別れを迎えた。人間でいえば64歳だという。

自分はどんなに忙しくても、月1回程度は仕事の合間に実家に立ち寄っていたのだが、ピースケ(ハッピーの愛称)の死に目に会うことができなかった。

大好きな散歩に行きたがらず、徐々に食事を拒否し始め、何も食べず、何も飲まなくなってきたという報せを受け、実家に戻る予定を入れたときには吐血も下血もあって意識が薄れてきているとのことだった。

仕事先のホテルで、ピースケが亡くなったというメールを見ても、まだ実感が湧かなかった。信じられない。正月に帰ったときには、そこまで悪い状態とは思えなかったから。

数日後、実家に戻ってみたが、いつも尻尾を振って迎えに来てくれるピースケの姿が無い。血で汚れた絨毯も無い。家の中がしんと静まりかえっている。ピースケの着ていた服やスカーフ。昼寝していたソファー。本当に愛する家族が居なくなってしまったことを実感した。

そこからは、もう涙が止まらない。家族みんなが泣き明かしたが、自分ももうこれでもかというほど泣いてしまった。こんな悲しいことはない。ピースケを自分の子どもと思っていたから。ソファーの上で、声をあげて泣いた。もう立ち直れないと思った。いつか、こんな日が来るとは思っていたのだが、ここまで悲しいとは。

ピースケが居なくなってから、実家に立ち寄ることも激減したように思う。実家の玄関をくぐるたびに、大歓迎してくれるピースケの姿がないのは、あまりにも空しいのだ。

ペットロスという症候群がある。ロスとは喪失という意味である。自分は、ピースケが元気な頃から、この日のショックを和らげるためにペットロスを予防する方法を、実家に提案していた。残念ながら、事情でその予防策を実行することができなかった。今からでは遅いのだ。もうペットを飼うことはできないだろう。

なるべくプライベートのことを書くのを避けたかったが、このペットロスの自己体験を綴っておくのも悪いことではない。

1年近く、ピースケのことをほとんど口に出すこともできなかったが、なんとか記事にしてみた。携帯カメラの画像も捨てられないから、古い携帯をそのまま使っている。忘れることもできないので、逆に、忘れないようにブログの『マイフォト』にアルバムとして残しておこう。

そして、ときどき思い出しては泣くことになるだろう。

Posted by 奥田健次 脱力系 |

チッチキチー

今日(24日)の仕事帰り、東京の新幹線ホームで大木こだまさんが一人でいるのを見かけた。

『こだま』なのに『のぞみ』に乗るとは! 往生しまっせぇ。

kodamaそれにしても、何やら不機嫌そうな雰囲気だったなあ。今年ヒットした『チッチキチー』が流行語大賞にならなかったせいか。いいセン、いってたと思うのになぁ。

こだまひびきの漫才は、何度もなんばグランド花月で観てきた。「そんなやつ、おらへんやろ〜」「往生しまっせ〜」「それはそんでええやないかぁ」だけでも十分だったのだが、ここにきて「チッチキチー」とは。恐れ入った。

そ ういえば巷ではクリスマスイブか。どおりで東京駅に変な行列が出来ていたわけだ。神戸ルミナリエの偽物みたいなやつ。確か『エミルミナ』とか言うたね。女の子3人組の名前みたいやなあ。エミちゃん、ルミちゃん、ミナちゃんか。わけわからんわ、もう(笑)。チッチキチー。

自分は普段と変わらぬ24時間を過ごしている。仕事あるのみ。およそ女に嫌われる生き方である。

「チッチキチー」で全国区へ
(nikkansports.com)
http://www.nikkansports.com/ns/entertainment/p-et-tp0-051113-0007.html
 「チッチキチー」って何だ? ナインティナインが番組で連発するギャグをきっかけに、25周年の漫才コンビ大木こだま(54)ひびき(50)が初めて全国放送のCMに出演する。コンビのギャグ「チッチキチー」をナイナイが、「そんなヤツ、おら(へ)んやろ〜」を島田紳助がマネするうちに、本家の注目度も急上昇。上方の本格派が若手中心のお笑いブームに割って入る。
 こだま・ひびきが出演するCMは大手カー用品チェーンのキャンペーンで「車買うならチッチキチー」と踊っている。明日14日からの放送を前にして、12日、大阪市内で会見したこだまは「プッと吹き出しますよ」と照れた。関西ではすでに6本のCM出演を経験する人気者だが、全国区で放送されるのは初めてだった。
 きっかけは「チッチキチー」だ。吉本興業の後輩ナインティナインの番組にゲスト出演した際、食事の場面で満腹になったこだまが苦し紛れに「チッチキチー」とコメント。意味不明のフレーズを喜んだナイナイが以来、番組内で多用するようになり、こだまひびきのギャグとしても定着した。
 紳助もコンビがかねてから使うギャグ「そんなヤツ、おら(へ)んやろ〜」を番組で使うなど、こだま・ひびきのおもしろさを認める。ダウンタウンも一目置くなど、上方伝統の「ぼやき漫才」を継承するベテランは、全国のファンからも注目を浴び始めた。
 10月末に初のライブDVD「走れ! エンターテイナー〜スーパーライブ〜」を発売。全国放送の番組からの出演依頼も続き、今月末には大阪市内で初のディナーショーを開催する。1万8000円の入場料についてこだまは「これでも堀内孝雄の半分なんです」と恐縮しながら、25周年の大盛況を喜んでいる。
 吉本興業の関係者は「インパクトのあるギャグが入り込み、トークも認められて次第に若者の間で認知されるようになった」と分析する。ただし、2人に「チッチキチー」の大ヒットを問うと、口を閉ざす。認められたいのはギャグではなく、25年磨き続けた漫才なのだ。「チッチキチー」はきっかけにすぎない。骨太の本格派は「芸」のおもしろさで勝負する。
[2005/11/13/09:49 紙面から]

Posted by 奥田健次 脱力系 |

2005.12.24

フリースクールで不登校をごまかすな

政策の失敗をごまかすための暴挙を止めよう。

先進諸国で不登校を放置したままなのは日本だけだ。放置したままでも平気なのは、家庭教育や学校教育における『価値観のゆらぎ』があるからだろう。そして、文部科学省の不登校にかかわる政策の誤りも含め、教員養成系大学の教員や、臨床心理士などを養成する大学教員、そして嘘を垂れ流してきたマスメディアなどの責任は重すぎる。

はっきりいってしまえば、不登校に対する日本の大人の対応は完全に失敗してきた。官僚・政治家や、専門家、教師、親も含めて、大人がだらしなさすぎる

公明党などはスクールカウンセラーを配置してきたことについて誇らしげにしているようだが、これこそ評価のない教育政策の典型である。毎年、何十億円もの税金をつぎこみながら、今日のように不登校(卒業後はニート)の問題は解決させてこなかった。

以下の記事をご覧頂きたい。『不登校新聞"Fonte"』の過去記事を要約したものである。

教育改革への質問で「フリースクールを義務教育として認める」ことについて聞いているが、これに対して賛成(「賛成」と「まあ賛成」の合計)は、保護者 63%、学校評議員63%、一般教員56%、校長・教頭等55%、教育長44%、首長51%と、総じて賛成意見が過半数を占めた(グラフ参照:不登校新聞"Fonte"より)。

freeschool
こうした動向は、ときどき地方新聞などで紹介されることもある。その都度、自分は講演などで反対を表明してきた。

「フリースクールを義務教育とする」とは、どういうことか。つまり、小中学校に行かなくてもフリースクールに気まま(freely)に通えば義務教育違反ではない、ということになる。『フリーな義務』ってか。まったくもって笑止千万。そもそも、義務教育違反をしたとしても罰則がない法律ではある。

では、何のために? それは、学校側からすれば『学校に通ってこない子どもがフリースクールに行ってさえいれば、不登校児として教育委員会に報告する必要がなくなる』という意義がある。学校側からすれば責任を放棄することができるのだ。

また、教育委員会も小中学校に行かない子どもを不登校としてカウントする必要もなくなる。

つまり、小中学校も、教育委員会(地方自治体)、日本国において、不登校の数を大きく減らすことに成功するのだ。実際には、子どもは小中学校に行かないままなのに!

このように、不登校ごとき問題を解決できない大人どもが、定義のすり替えで不登校を減らしていくことは、完全なる責任放棄である。

現在の対応でも、すでに馬鹿丸出しの教育現場。例えば、中学校に1日も出席しなくても、卒業証書がもらえるだろう。どこの国にそんな馬鹿げたことをする大人がいるのか?

もちろん、自宅で引きこもりになるよりフリースクールにでも通ったり、適応指導教室に通ったりすることは良いことだろう。だが、それを出席とみなして1日も行かなかった学校の卒業証書を渡すことが本当の教育といえるのだろうか。こんなものは詐欺だ。だから、学校教育ってものは大半、詐欺なのだ。『姉歯もビックリ』だろう。

自分は、子どもが通い続けたフリースクールの卒業証書、適応指導教室の卒業証書を授与すべきだと言い続けている。

別に、小中学校(高等学校や大学)の卒業証書という紙切れをもらうことに意義があるわけではない。どうしても小中学校には行けなかったけど、自分なりの生き方を見つけてやる、必要に応じてやり直しの機会を与えてやる。これが教育なのである。

1日も学校に行かなかったのに、他の子どもが『卒業したのと同じとみなす』というのは詐欺である。同じでないのに、同じとみなす子どもに詐欺を教えているようなものだ

にもかかわらず、教員や保護者、教育関係者の多くが半数以上、「フリースクールを義務教育と認める(みなす)」ことに賛成しているのである。この国の大人のアホ具合がよく分かるデータだ。

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Posted by 奥田健次 教育 |

2005.12.22

りょうま通信vol.5

事務局です。

おともだちの『エミュ』ちゃんが遊びにきてくれました。

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いきなり自分の名前を叫ぶ『りょうま』。まさか恋人の『おりょう』のことを呼んでいるのかしら。せっかくエミュちゃんが遊びにきてるっていうのに。

 
 
 


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『りょうま』があんまりだから、なんだか噛み合ってない感じ。何だよ「ドヴォ」って。あんまり変な言葉を教えちゃダメだよ。「あわー、フラッシュ」は面白いケド。


 
 


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ヨココクといえば、横浜国立大だよね。それにしても「国柄」で「マイアヒ」って最高じゃん!! なかなか息が合ってきたよっ!!


 
 
 


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そうだよ、そうだよ。事件にビビッと、心理臨床だよね。二人して、どんどん新しい言葉を覚えてる。


 
 
 




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はぁ、なるほどねー。さっきの「ドヴォ」ってそういうことだったんだ。『りょうま』と『エミュ』ちゃんは、音楽が好きなんだよね。最後にはピッタリ意気投合でした(^_^)。

 

 
 
 

by『奥田健次の教育改革ぶろぐろ部 事務局』

Posted by 事務局 脱力系 |

2005.12.20

郵政関係で粛正、また1名。

国民に選ばれた議員が、とうとう斬首された。

採決の時、苦汁の表情で退席した亀井郁夫氏の姿が目に浮かぶ。

「こんなやり方は民主主義ではない。したがって、賛成か反対かという同じ次元で応じることができない」 そのような気持ちだったのだろう。

亀井郁夫氏も自民党除名 党は地方組織も強化へ
2005年12月19日18時52分(asahi.com)
http://www.asahi.com/politics/update/1219/007.html
 郵政民営化法案に賛成せずに自民党から離党勧告を受け、再審査請求も却下されていた亀井郁夫参院議員は、離党届の期限だった18日中に提出せず、19日で自動的に除名となった。造反議員への処分はこれで終わり、同党は来年1月の党大会に向けて地方を含めた組織強化を図る。

亀井氏は再審査請求をしていたようだ。これは至って良識ある態度といえる。このような離党勧告後の亀井氏の動向を、自分は知らなかった。というか、ほとんど報道もされていなかったのではないか?

結果は、問答無用で却下。

こうした「いじめの構図」「邪魔者は粛正」がまかり通る社会。それを黙認し続けるマスメディア。そして、いじめをいじめとも思わない傍観者たる国民。あるいは、いじめる側の論理を使って「亀井は守旧派だ」などと言って、いじめに荷担している品格の無さ。

亀井郁夫氏は、負け犬というのか? いや、知らぬふりを決め込む国民の大多数こそ「負け」なのだ。「意気地なし」である。疚しさを合理化することも正当化することも、その意気地のなさからきているのだ。

こうした事態に及ぶことを知りながら、あえて最後まで抵抗し続けた亀井郁夫氏は英雄である。

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Posted by 奥田健次 いじめ・ハラスメント, 経済・政治・国際 |

2005.12.19

カラハーイ

冬の沖縄もいいもんだ。例年より寒いそうだが、先週は寒いところばかりだったので、自分には温かく感じる。

daikon初日。那覇市の『だいこんの花』というレストランに連れて行ってもらった。有機野菜を使った健康料理がいろいろ選べて最高だった。体の中の毒を出すこと(デトックス)をウリにしているそうだ。内地にもあればなあ。週1くらいで行けば、自分も元気になれるだろう。この日は十分、毒を吐き出したと思う。

さて、子どものセラピーをやっている最中、上空を軍用機が飛びまくり。今までで一番、多かったかもしれん。宜野湾のホテルに戻って夜10時を過ぎても爆音が轟いていた。この日、米軍再編フォーラムが開催されていたようだ。これまで政府は、あまりにも沖縄県民の気持ちを無視し続けてきた。政府は公共事業にかかる莫大な金をちらつかせることで、県民の自立を阻止してきたのだ。まったく、ひどい話だ。戦闘機の轟音を聞きながら、こんなことを考えつつ、体の中にまた毒を溜め込んだ。

2005121821272日目の仕事が終わった後、北谷町の『カラハーイ』という沖縄音楽のライブハウスに連れて行ってもらった。今日のステージは『ティンクティンク』という沖縄二人娘。MCはウチナンチューらしいナチュラルな喋り声なのだが、唄を歌うと完全に民謡モード。自分も踊りを覚えてしまったよ、2つほど。一つは、なんだっけ(笑)? 女の子が頭に付けるやつ。カチューシャみたいな名前。結婚式の後に踊るっていうやつよ。それから「ヒス・カル・ヒス・カル・ヒスカルカル」とか掛け声するやつ。意味は分からんが(ヒステリーなカルピス?)、単純な動きで面白い。1晩で3ステージだったが、最後のステージまで残って楽しんだ。ライブ後、CDを買っちゃったよ。気持ちいいライブで、体の中の毒がまた抜けた。

毒が抜けたり入ったり。そういえば、今回は親御さんも子どもも半分ほど風邪ひきさんだった。沖縄ではこの時期、気温16度まで下がると寒すぎるようだ。みんな使い捨てカイロを持っている。自閉症の子どもであまり目が合わない子が、なぜか咳・くしゃみをするときには、こっちの目をしっかり見つめて、まっすぐ噴射してくるんだよなあ。不思議。風邪のウィルスが入ったかも。

栄養ドリンクを飲もう。この発想がナイチャー(本土人)っぽいか。まだまだ自分はダメさ。めざせ、シマナイチャー。

kalahaai_sp自分が買ったティンクティンクのCD。カラハーイ、年中無休とのこと。沖縄フリークは行くべし。

Posted by 奥田健次 健康・美容, 脱力系, 音楽 |

2005.12.18

セルフ減量マニュアル

前回の記事(『ダイエットにまで、脳科学!?』)で紹介した教科書と同じ著者らによる、より実践的な教材がある。

薬を使ったり健康を害するほどの食事制限をしたりせず、生活習慣、つまり行動を変えることで減量を実現する心理学的プログラム。「減量したい」というよりも「行動を変えたい」という願いを実現するためのものなのだ。行動が変わると、結果として減量できる。

教材のタイトルは、『指導者とクライアントのためのセルフ減量マニュアル』。

減量を目指す本人だけでなく、患者の生活習慣指導にあたる医師などにも利用価値の高いものだ。

書籍扱いで購入できるが、これは本というより10人分の冊子になっている。記録用紙も一緒になっているので、そのまま使えるのが便利。自分で減量を目指す人も、夫婦や仲間と一緒に励むことで相乗効果も期待できる。

行動療法や栄養学、運動学などの科学が応用されており、誰でも納得できる内容だろう。

関連記事:ダイエットにまで、脳科学!?


Posted by 奥田健次 健康・美容 |

2005.12.17

脱稿、そしてなぜかトイレ話へ。

脱稿。気持ちのエエものである。長いこと詰まっていたものが一気に、という感覚。

あれ? これ何かに似てない?

そう。脱糞(だっぷん)。特に、便秘後の。

下品だと言われるかもしれないが、自分はまったく気にしない。

これまで、どれほどトイレットトレーニングをやってきたことか!!

脱糞、いや脱稿後なので、このネタを出してみようか。ちなみに、脱稿は脱稿であって、脱肛ではないけれども。

子育てママたちは、子どものトイレの自立に結構手を焼いている。子どもによっては、お母さんが「いくら頑張っても、うまくいかない」「もう1年以上、頑張ったけど、どうしてもオムツが取れない」などと嘆いている。

自分は今や「トイレットトレーニングは朝飯前」と言っている。そして、どんなトイレの問題でも自分がやれば1日で治すし、家で保護者にやってもらっても2、3日から1か月ほどで成功している(排泄系に医学的問題がないこと、成熟レベルが一定以上であることが前提である)。

途方に暮れていた親御さんからは感謝感激されるのだが、あくまで自分としては「朝飯前」である。こんな程度は自慢にもならない。

そのうちトイレッティングの本を書くことにしよう。それほど助かる人がいるのなら。

そういえば自分が大学院生の頃、トイレットトレーニングで世界的権威であるFoxx博士が来日したとき、自分と二人っきりでランチを食べた。あれは名古屋だったな、確か。一緒に『エビフリャー定食』を食べたな、確か。

以下は、自分の下手くそ英語での会話。

Foxx「日本のトイレットトレーニングってどうなの?」
自分「行動療法という用語は使われてなくても、親向けの本なんか見てみると行動療法を生かしたプラクティス(練習)が結構、入ってますよ」
Foxx「おれの本って、日本で売れてるの?」
自分「結構、売れてますよ。自分も学部のときに読みました。でも今は絶版になってますよ」
Foxx「(やや満足そうに)ふーん、売り切れたってことか。ところで、このチョップスティック、どうやって使うの?」
自分「プラクティス、してみますか(笑)?」
Foxx「やだよ、やめとくよ(笑)」
(その後、お箸を1本ずつ両手に持ち、ナイフ&フォークのような所作でエビフライと格闘する博士を前に、まじめに研究の話をしたな、確か。)

しゃべってみると、世界の権威もただの可愛いオジサンでした。だから逆に親しみも感じたわけだが。自分はそんな権威なんてありやしないが、フォックス博士の本より実用的なものを日本の親たちのために書かなけりゃな、これは。

これからも、当ブログではトイレ話、ウンコ話もたくさん出てくるだろう(子育ての話には付きものだから仕方ない)。てんこ盛りだ。

ただし、自分にはそういう趣味は断じてないぞ(笑)。

(どうも絶版のままのようだが、古書で流通しているみたいなので、以下に紹介しておく。今現在、ユーズドで16冊だけのようだ)


Posted by 奥田健次 特別支援教育 |

2005.12.15

りょうま通信vol.4

事務局です。

『りょうま』の独り言を集めてみました。

まずは川柳から。

12_15

うーん...。確かに「へっぽこ」に通信しても先送りされるよなあ。言い得て妙かもね!!
 

 
 
 
 
 
 

12_05_1

当ブログをどうしたいの!? (^_^;)

 
 
 
 
 
 
 

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そんなこと、先生に聞いちゃだめ!!
忙しいって、半端じゃないって。
なんだか、嫁さんのような『りょうま』ですね。(>_<)

 
 
 


by『奥田健次の教育改革ぶろぐろ部 事務局』

Posted by 事務局 脱力系 |

2005.12.14

またまた原稿執筆中。

いつも沢山の訪問、ありがとうございます。

ついこの前、脱稿したばかりなのに。またもや別の原稿締め切りに追われています。こうやって一生、締め切りに追われる生活が続くのもまた愉しいことかもしれません。

大学で仕事をしつつ、先週から寒い北国、週末は沖縄まで飛び回り、合間合間に原稿を書いています。そんなわけで、担当者さん。大目に見て下さいね。

ブログへの投稿は束の間、休みます。『りょうま』のことは事務局に任せています。マハロっ。

Posted by 奥田健次 学ぶこと |

2005.12.13

シナの五にんきょうだい

自分が子どもの頃、図書館で何度も何度も借りた絵本。

『シナの五にんきょうだい』。自分が1番好きな絵本である。

高校生の頃、買おうと思って探したが見つからなかった。一時期、「言葉狩り」が流行って出版自粛をしていたようなのだ。元々は、福音館書店だった。数年前、たまたま吉祥寺の絵本屋さんで見つけ、購入したのである。新しい版の出版社は、瑞雲舎である。

大人になってから読んでみても、やはりワクワクドキドキする良い絵本である。自分は、これが差別だとか偏見を助長するなど到底思えない。むしろ、きょうだい5人がそれぞれ違う力を持っていて、それぞれが力を合わせて困難を乗り越えていくところにヒーロー的な憧れをもって見てしまう。

個人的に大好きなシーンは、海の水を全部飲み干した場面。思わず、自分も海の中に駆けていって沈没船とか探検したくなる。そんな想像力が膨らむのだ。

こうした素晴らしい絵本を、子どもに与えてあげてほしい。

Posted by 奥田健次 イチ押し☆の絵本 |

2005.12.11

簡単に人を殺してしまう理由

またも子どもが殺されてしまった。悲しいことだ。学習塾のアルバイト講師が生徒を刺殺したとされる事件。

評論家・コメンテーターなどは「二度とあってはならない」と役立たず発言を繰り返しそうだが、残念ながらこれからも続いていくことだろう。

以前、いくつかの新聞社・テレビの取材を受けた。記者はおよそ「どうして、こんなに人を殺すことが平気な感じの人が増えているのか?」というような質問をしてくるのだ。

自分はまず「家庭教育も、学校教育も、マスコミ論調も、すべて間違っているからです」と答えた。そして、具体的な問題点と対処法について分かりやすく説明した。テレビも新聞も、いつも2時間に及ぶ取材。

ただ、いつも取材を受けながら「こんな提案はメディアには載らんやろう」と思っている。記者達も「今まで大学の先生に取材をしたこともありますが、先生のような提案は初めてです。でも、すごく納得できます」という。

案の定、これらの取材が取り上げられることは無かった。通常、記者が適当にアレンジして使うものだが、自分は2時間も取材に応じたのに取材した形跡も皆無。だが、それも仕方がない。本当に、自分はとんでもない提案をするからである。アレンジのしようがない。ここで書いてもいいのだが、何か違うような気がするので、まだ書かない。

自分の提案は具体的な問題解決法であり、学者的な解釈やブログ的な評論などではない。だが、今なおマスコミ論調(そして世論)とは大きな隔たりがあるのだ。

このままでは、最近続いているような腹立たしい事件が続発するだろう。世の中の人達が「またか、またか(まだ続くのか?)」と不安になっている。自分は「ほらな、ほらな(まだまだ続いてしまうとずっと警告してるでしょ?)」と怒り嘆き悲しんでいる。

「からかわれた」凶器準備、計画的か 小6女児刺殺
http://www.sankei.co.jp/news/051210/sha069.htm
(Sankei Web)
 京都府宇治市の学習塾「京進宇治神明校」で同市立神明小学校6年の堀本紗也乃(ほりもと・さやの)さん(12)が包丁で刺殺された事件で、逮捕されたアルバイト講師で同志社大4年の萩野裕(はぎの・ゆう)容疑者(23)=同市=が宇治署の調べに対し「紗也乃さんにからかわれていた」と供述していることが10日、分かった。
 現場の教室では凶器の出刃包丁のほかにも包丁1本とハンマーが発見されており、同署は、萩野容疑者が折り合いが悪かった紗也乃さんに危害を加えたり、脅したりする目的で凶器を準備した計画的犯行の疑いもあるとみて追及している。
 調べなどでは、萩野容疑者は10日午前9時ごろ、教室にいた生徒13人のうち、紗也乃さん以外の12人を別の教室に移動させ、教室に2人きりになった際、包丁で紗也乃さんの首や顔など数カ所を刺したとされる。
 教室には普段、包丁やハンマーは置いておらず、萩野容疑者が外部から持ち込んだらしい。萩野容疑者は「口論となり刺した」とも供述しており、同署は萩野容疑者の自宅を家宅捜索するなどして犯行の経緯を詳しく調べる方針。
 萩野容疑者は2003年に強盗致傷容疑で京都府警に逮捕されていたが、京進は採用時に履歴書を提出させるなどしただけで、逮捕の事実など詳しい身上や経歴を把握していなかった。
 京進によると、紗也乃さんは萩野容疑者を嫌っており、今月に入ってから萩野容疑者の授業を受けなくなったという。
(共同)

          ◇

 「先生が嫌で授業を受けたくない」。京都府宇治市の学習塾で刺殺された堀本紗也乃(ほりもと・さやの)さん(12)はこう話し、萩野裕(はぎの・ゆう)容疑者(23)が講師を務める国語の授業を今月に入ってから拒絶していた。
 萩野容疑者も周囲に「紗也乃さんが素直に指示に従わない」と漏らし、上司の判断で10日の試験担当から外されたが、勝手に出勤。自分で作った国語に関するアンケートへの記入を頼み、紗也乃さん以外の生徒を別の教室に行かせ、午前9時前、2人きりで教室に閉じこもった。
 10分もたたないうちに、救急車のサイレンが鳴り響く。同僚の説得で施錠されていた扉が開かれると、携帯電話を手にした血まみれの萩野容疑者と、あおむけに倒れた紗也乃さんがいた。
 大量の血が流れた教室には、凶器の包丁以外に萩野容疑者が用意したらしい包丁1本とハンマー。教室内を映すモニターは見えないように細工されていた。2人の間にいったい何があり、萩野容疑者はなぜ凶行に走ったのだろうか。
 「人生は一回ポッキリ」。にこやかに白い歯を見せてほほ笑む写真とともに、塾の壁に張られていた萩野容疑者の自己紹介は事件後、すぐに外された。
 一方、カーテンが引かれ、ひっそりとした紗也乃さんの自宅には午後6時すぎ、肩を落とした両親が警察関係者に付き添われ帰宅。親せきらも無言のまま慌ただしく出入りした。
 萩野容疑者が通う同志社大では八田英二(はった・えいじ)学長らが「痛恨の極み」と頭を下げ、苦渋の表情を浮かべた。(共同)
(12/10 19:54)

Posted by 奥田健次 教育, 社会 |

りょうま通信vol.3

ある日『りょうま』が置き手紙。初めてのこと。いずこへ・・・。

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お友達の『にゃんしー』ちゃん家だったのね。何しに?







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どうやら漫才のネタ合わせ。M-1に出るの? いきなり衣装について話し合う。







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さっそくネタが始まりました。ところで「サンサー」って何??







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『にゃんしー』ちゃんが、新しいネタを1つくれました。「気象?」「亀城?」なんじゃそりゃ(笑)? うーん、笑い飯っぽいなあ。両方ともボケもツッコミもするようです。




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あっ、師匠も来たようです。

楽しい1日でした。『にゃんしー』ちゃん、また遊んでねー。
 
 
 
 
 
 

by『奥田健次の教育改革ぶろぐろ部 事務局』

Posted by 事務局 脱力系 |

2005.12.10

子どもを追い込むカウンセラーのアンケート

またしても教育関係者の間違った行為。

化粧品じゃあるまいし、何でもアンケートやればいいってものではない。アンケートをすることによって、子どものいわゆる『不安』や『ストレス』が逆に明確化するという可能性を、教育関係者が知らないのだ。もちろん、マスコミも無知である。

自分に言わせれば、こんなアンケートを続けることは、子どもを余計に病気にしようとしているようなものだ。学校関係者もスクールカウンセラーも、まったく子どものことを分かっていないのである。

先ほどアップされた、この記事をお読み頂きたい。

児童2割の心、不安定 栃木・女児殺害の大沢小学校
http://www.asahi.com/national/update/1210/TKY200512090376.html

 栃木県今市市の市立大沢小学校1年生、吉田有希さん(7)が殺害された事件で、同校が全校児童を対象にアンケートした結果、2割弱の51人が心理的に不安定な状態にあることが分かった。同校は9日、51人の保護者に、今週末はできるだけ子どもと一緒に過ごしてもらえるよう、文書で通知した。
 8日の授業で、「事件のことが気になってしかたない」「よく眠れない」「いらいらする」など20項目をあげた調査票を配布、該当する個所をチェックさせた。
 スクールカウンセラーによると、回答した278人中51人(低学年16人、中学年25人、高学年10人)の回答に、精神的に不安定な状態が見られた。いずれも初期段階の軽い症状で、話を聞いてあげたり、土日を利用して親が一緒に行動したりすれば問題ない程度だという。
 「今の気持ち」と題した自由記入欄には「(有希さんに)もう一度会いたい」「早く犯人を捕まえて欲しい」「もとの生活へ早く戻りたい」などと書き込まれていた。
 同校では、週明けに再度アンケートし、今後の対応を検討する。
(2005年12月10日00時23分:asahi.com)

確かに、犯人を早く捕まえなければならない。これは当然のこと。

だが、地域の子ども達の不安を取り除くための手段としては、犯人逮捕を黙って待つようなものではなく、積極的な手だてが必要なのである。

その手だてとは、(1)犠牲になった子どもへの供養(儀式)と、(2)新しい遊びや活動を通した連帯感の再構築である。自分はこういうことを、池田附属小事件のときにも言っていたのだが。

簡単にいえば、みんなで一緒に犠牲になった子どものことについて涙し、さよならを告げること(ここまでは大抵やっている)。その後、友達と一緒に遊びまくること、親も教師も巻き込んで困難を伴う活動(成し遂げると気持ちの良い達成感を味わえるもの)を成し遂げることなのだ。こうした回復のための台本を作ってやることが大人の仕事なのである。

それが、アンケートとは。幼稚すぎて話にならない。

「事件のことが気になってしかたない」などと、繰り返し子どもに質問するの? 本当に阿呆だな。そんな質問をするから「事件のことが忘れられなくなる」のだ。こんなアンケートに晒される子どもは可愛そうだ。

まったく嘆かわしいことだが、日本の心理臨床とはこんなレベルなのである。

関連記事:子どもはストレスに強いのだ など

Posted by 奥田健次 教育 |

2005.12.09

市教委の単独プレー(先送り)

こんな事件が起こっても、何ら不思議ではない。

母親が娘を生まれてからほとんど外出させずにいたという事件。

母が娘を18年“軟禁”義務教育受けさせず…福岡
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20051206i301.htm
(2005年12月6日3時17分  読売新聞)

 福岡市で11月、福岡県警博多署に保護された同市内の少女(18)が、生まれてからほとんど外出を許されず、義務教育も受けないまま育てられたことがわかった。
 同月初旬、母親(40)が少女への傷害容疑で県警に逮捕されたことから、明らかになった。福岡市教委などは約11年半前から未就学を把握しながら、事実上放置してきたことを認めている。
 同署によると、少女は10月28日午後、テレビを見ないとの言いつけを守らなかったとして母親から顔や背中を殴られ、はだしで家を飛び出した。所持金はなく、同市内の公園で寝泊まりし、水を飲んで空腹をしのいだという。11月1日午後、通行人に助けを求め、保護された。
 少女の身長は小学校低学年並みの1メートル20で、かなりやせていた。ゆっくりとした会話はできるが、漢字の読み書きや計算はできない。
 同署の事情聴取に対し「ずっと家の中で暮らしています。買い物もしたことがないし、友だちもいません」と話した。
 母親は、少女を就学させなかったことについて、「物を壊したり、排せつがうまくできないなど発育の遅れがあり、外に出すのが恥ずかしかった。他人の迷惑になるとも思っていた」と説明した。
 少女は父母と姉、兄の5人家族。父親は留守がちで、姉と兄は既に独立しており、ほとんど母親と2人だけの生活だった。
 博多署はネグレクト(育児放棄)の疑いもあるとみて捜査したが、養育を完全に放棄したとはいえないと判断、傷害容疑だけ立件した。
 少女は現在、検査入院している。
 一方、市教委は少女が小学校に入学する年齢に達した時から、中学校を卒業すべき年までの9年間、校長らに月1回のペースで家庭訪問をさせていた。
 しかし、母親が「娘の具合が悪い」などと面会を断り続けたため、少女の姿は一度も確認できなかった。

はっきりいって、これは母親だけの問題にするべきことではない。こうした親は他にもっといるのだ。自分は専門家として、こうした事例に出会ってきたし、これからもまた出会うだろう。いずれ、今まで関わって救出してきたこうした事例も紹介しよう。

今回の大きな問題は、まず市教委が義務教育の9年間、家庭訪問を重ねながら一度も子どもの姿を見ることがなかったにもかかわらず、家庭訪問以外には何の手も打たなかったことである。

本来なら、何度も面会を断られた時点で、市教委は保健課やら児相やらに連絡を取り、何としてでも誰かが子どもと面会できるようにするべきなのだ。それを怠った市教委は、まさに犯罪的である。また、この時期にこの市教委に関わった教育関係者・児相なども同じく共犯者である。

市教委独自の勝手な判断で問題を先送りすると、こういうことになるのだ。こうした家庭が地域にいることが恥なのではない。知りながら、何も手を打てない教育関係者こそ恥なのだ

最後にこの母親が「発達の遅れ」と言っているが、それも詳しく調べてみなければ本当かどうか疑わしい。また、今回のことを警察署がネグレクトとしなかったのはどうしてなのか。博多ってそういうところなのか?

関連記事:どうしようもない校長

Posted by 奥田健次 教育, 特別支援教育 |

2005.12.07

ドヴォってしまった

「ドヴォルザーク、ええよなあ」って妹と話してて。

それで、それぞれCDを別々の店で購入した。

その結果。。。

なーんと、かぶってしまったよ!!

だって、これ1枚でドボ8ドボ9が収録されてるねんもん。オイシイやん。って、関西人的な発想なんかもしれへんけど。

ドボ8、他にも持っているけど、まあこっちのほうが音の伸びが良い塩梅にて、気に入っているんやけどね。

クラシックに興味のない人も、知ってるでしょう。ドボ9は「新世界より」という名前で親しまれていて、CMソングなどでも有名過ぎる。第二楽章も、キャンパーたちには「遠き山に日は落ちて」って言ったら分かるでしょ。

ドボ8は、佐渡裕がジャンプするし、コバケン(小林研一郎)も十八番みたいにしてるしね。とにかく、盛り上がるね。

Posted by 奥田健次 音楽 |

2005.12.06

最近、武闘派(笑)。

同業者と思われる方から、当ブログを紹介していただいた。

山梨臨床心理と武術の研究所の記事である(「最近、社会派」)。

--以下、引用。

 そこで、最近私が社会勉強のために巡回しているブログ、HPを紹介させていただきます。

奥田健次の教育改革ぶろぐろ部
  行動分析家、行動療法家の奥田健次先生のブログ。私はメンタリティー的には、行動療法的なものが合うのですが、奥田先生の歯に衣を着せぬ直言に、感じては いてもうまくいえないことがさっぱりと晴れる気がして、いつも深く納得しています。反小泉心理学者の急先鋒ですね。歴史的にアグレッシブな行動科学者の系 譜を見事に継いでおられます。
 それに先生の新撰組のコスプレ姿も良いですね。いつか僕も真田幸村の甲冑でも着てブログに載せてみようかな。

--以上、引用終わり。

著者の先生のプロフィールを拝見すると、臨床心理学だけではなく武術の研究をされているようだ。

自分は心理臨床オタクな人間には山ほど出会って嫌な思いをしてきた。

一方、臨床家でも味があるなと思う人は、必ず何か心理学以外の「道」にあって「道」を探求しておられる気がする。そして、そうあるべきだと思っている。合気道でも、茶道でもよい。

求道者たちは年齢の上下や立場の上下など関係なく、ただひたすら学び続けているのだ。そういう意味では、大学などの組織で年齢や立場の上下、学閥などがある世界では、所詮は趣味レベルの人間ばかりで埋め尽くされているといえよう。

そういうわけで、自分はもうこの業界では異端者のようであるが、これからも「道」を極めていきたい。

Posted by 奥田健次 学ぶこと |

2005.12.05

りょうま通信vol.2

最近の『りょうま』。

11_30
川柳の秋。見事な一句。ダイエットの記事から作ったようです。






12_01
冬から『りょうま』のお友達が遊びに来てくれるよう、プラチナ会員に登録しました。いきなり、タイムリーなお礼のことばを言ってくれたけど・・・。なんか、生意気ー。しかも、関西弁?





これっ、りょうま!! ちゃんと「ありがとう」って言いなさいっ!!

by『奥田健次の教育改革ぶろぐろ部 事務局』

Posted by 事務局 脱力系 |

2005.12.04

久しぶりの講演

今週は珍しく講演が2回もあった。岐阜と岡山。

数年前ならザラだが、過去の記事にも書いたように、最近はほとんど講演をお断りしているので、久しぶりである。

いずれも熱心な現場の先生の要請に断り切れずに承諾した仕事だ。でも、行ってよかったと思う。一生懸命、話を聞いて下さる教師には頭の下がる思いである。こちらも学ぶことがあるし、エネルギーをいただいている。

特別支援教育はチームワークが大切だ。こういう明るく熱心な教師とチームを組むのは、なんと心強いことか。

自分は、講演の時にも断っていることだが、最近しばしば『100歳のじーさん』が憑依する。つい過激なことを言ってしまうのだが、おおむね大きな懐で受け入れてくれているようで感謝一杯の気持ちだ。

仕方ないのだ、この過激さは。それだけ、実際に大変な現場で臨床活動しているのだから。そもそも、自分を演者として招く現場って、こんな過激なのを求めているでしょう? 触れられたくない現場は呼ばないだろうし。

でも過激なことを言っても、きちんとホテルに帰ったら一人、反省しているけど。意外と反省するタイプなのよ。いや、本当に。

Posted by 奥田健次 学ぶこと, 特別支援教育 |

どろぼうがっこう

自分は絵本マニアかもしれない。小さい頃から、しょっちゅう図書館で絵本を借りて読みあさってきた。自分が子どもの頃、読んだ絵本のことは結構覚えているもので、大人になっても読み直したくなるものだ。20代の前半、借金してまで30万円もする丸善『世界中の絵本シリーズ』を買ってしまった。当時、10万円の中古車に乗っていた自分が(笑)!! 絵本は財産、だと思う。

これからこのブログでイチ押し☆の絵本を紹介していく。

第1回目は『どろぼうがっこう』

これ、面白くってワクワクしたなあ。校長先生と生徒の、ドジでマヌケなやりとりが漫才のように面白い。かこさとしの絵本は、色々なアイテムが並ぶものが多く、カタログっぽくて好きだ。

ぜひ、子どもに読んであげてほしい。

Posted by 奥田健次 イチ押し☆の絵本 |

2005.12.02

ヨココクの女王様のココだけのココログ(笑)

うちのある学部生が「せんせー、眞鍋かをりよりもノってんですね〜」って言うので「なんのこっちゃい?」と尋ねると「ブログに書いてましたよっ」とのこと。

お昼休みに研究室に戻り、巷でブログ女王と鳴り響く【眞鍋かをりのココだけの話】をチェック。

すると、すぐに見つかりましたよ(トトロ)。

昨日は仕事で高知行ってました。日帰りでね。
最近ね~、飛行機に乗る機会が多いんですよ。
…っていっても月2~3回だけど。

なんや、飛行機のことかいっ! 「ノって」って言うから、「自分、ノリノリ!?」ってことかと思ってしまったやん。

確かに、こちとら多いときなんぞ週4〜5回だわな。この秋、とうとう特別なステータスの条件に到達してからってもの、客室乗務員に必ず「オクダ様、いつもご利用有り難うございます」と名指しで挨拶されるし。まあ、『ムネオ・マニュアル』、ちゃうわ、『プラチナ客対応マニュアル』なんやろうけどね。

うちの学生も講義をきちんと聴いているんやね。そういえば、講義前の雑談で「今週末は高知ぜよ」とか「来月は愛媛ぞなもしー」とか「北海道から帰ってきたべさ」とか「バンコクから帰ってきたばかりで頭イタイのに、週末、博多でめんたいたい」とか言ってるよなー、毎回。ってゆーか、ちゃんと講義の本丸も聴いてくれてるんやろうかね(笑)!?

それにしても、さすがブログ女王。なんちゅうトラックバックの数!!

オイラも一丁、トラバってみよっかね(あっ、女王様の一人称がうつってしまったでがす)。

Posted by 奥田健次 脱力系 |