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2005.09.05

サザエさんのエンディング・ブルー症候群

日曜日の夜、サザエさんのエンディングで、一家揃って三角屋根のお家に飛び込む辺りの曲を聞くと、なんだかブルーになったことはありませんか? 自分はこれを『サザエさんのエンディング・ブルー症候群』と呼んでいる。

1週間の中で、気分の浮き沈みが、ある一定のパターンで変動する。これは、大人にも子どもにもみられる現象だ。土日が休日の人にとっては、金曜日の昼過ぎから晴れやかな気分になり、夕方、職場や学校から帰るときには最高の気分。「今夜はパーっと行きましょう!!」というのは金曜の夜であり、飲み屋さんなど夜の街が儲かる曜日となっている。

米国にも“TGIF”という言葉がある。これは、“Thanks God It's Friday.”の頭文字で、「花の金曜日」を意味している。旧日本海軍(現在は海上自衛隊)では、「金曜カレー」というのがある。今でも必ず金曜日はカレーを食べている。こちらは、長期航海で分からなくなる曜日感覚を取り戻す意味も含まれている。きっと美味しいに違いない。

金曜、土曜は幸せ。ところが、日曜の夕方あたりから段々、悲しい気分になってくる。サザエさんのエンディングあたりになると、切なくなってくる。そして、月曜日の朝、1週間で最大のうつ状態を迎えることになる。

こうした週間変動に対して、日中変動というのもある。日中変動は、1日の時間の流れで、気分の浮き沈みが一定のパターンで変動することをいう。たとえば、 朝起きたときに最大の不調を覚えるが、出発しなければならない時間を過ぎて「今日は学校(仕事)を休みます」となった後、徐々に体調は元に戻り、昼過ぎには元気に なってくる。

このままなら明日は学校に行けるかなと思いつつ、夕方から夜にかけてまた不安になってきて、次の日の朝に最大の不調を訴える。こういうパターン。この日中変動のことを自分は『お昼の料理番組&笑っていいともを見ると体調スッキリ症候群』と呼んでいる。

これらの週間変動や日中変動は、初期の不登校、登校しぶりのアセスメントで行っておくべきインタビューの一つだ。

わが国の不登校の児童・生徒への支援は、明らかに間違っている。先進国でこれほど不登校の子どもをほったらかしにしている国は日本くらいだ。教育関係者、心理臨床関係者、行政は何をやってきたのか。いずれ、このブログで間違いを指摘していこう。

ちなみに、自分はここ数年、週末に仕事を休んだことがないので、サザエさんのエンディングではブルーになりませんわ。というか、何曜日かって忘れてることのほうが多いかな。

Posted by 奥田健次 教育 |