一党独裁制の時代か
どこが二大政党制だ? つい最近まで、日本は自民党と民主党の二大政党制の時代になったなどと言われていたが。
今回の衆院選では自民党が圧勝した。二大政党の一方の民主党は惨敗。野党が頼りにしていた無党派層が選挙に出かけ、自民党に票を投じたわけだ。
開票速報の番組で、ジャーナリストに惨敗をつっこまれた野党議員。「国民が馬鹿だってこと?」と聞かれると、「そんなことはない」などと言う。自分なら「そうです、国民の大半が馬鹿になってしまいました」と答えるぜ。
精神科医の香山リカ。「心理学者の立場から、どう考えるか?」と聞かれて、「小泉首相が突きつけた、白か黒か、改革に賛成か反対かという分かりやすい二者択一。これに疑いも持たずに選んでしまうのは人間が疲れているときにそうなる」などと説明。一理あるかもしれないが、視聴者ウケするマイルドな説明だ。やはり自分なら「国民の大半が思考することに疲れ、単純なキャッチフレーズに踊らされるほど愚かになっている」と言うのにな。
改革イコール良いこと。そうだ、そうだ。古いものは新しく変えたほうが良い。そうだ、そうだ。分かりやすいって良いことじゃん。そうだ、そうだ。
こんなノリである。
改革の中身を議論しなければ。古いものってすべて悪いの? 新しく変えるって、変えたらどうなるの? 政治って分かりやすいものなんだろうか? 分かりやすい政治っておかしくない? こういう「ちょっと本来のことを考えてみる」ような思考が停止している。
とにかく野党(特に民主党の岡田代表)がだらしなかった。プロレスラー小川直也のマイクアピールみたいに、「目を覚まして下さい!!」と言えばいいのに。「愚かな国民のみなさま、目を覚まして下さい!!」と。当然ながら、ブーイングくらうだろうな。でも、その後、小川直也は人気だぜ。
小泉首相がキャッチフレーズとスローガンだけなのだから、逆にそれ以上のキャッチフレーズで対抗すれば良かったのだ。それこそ「愚民のみなさま・・・」という逆説的フレーズがオススメだったのだが。
さあ、本当にこれからどうなることか。反対意見を持つ人間を徹底的に粛正し、踏み絵を使った思想統制。生み出された一党独裁制国家。
この国は加速度的に荒んでいくことだろう。
Posted by 奥田健次 いじめ・ハラスメント, 社会, 経済・政治・国際 | Permalink


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